薬局で役立つ経口抗がん薬はじめの一歩レビュー!外来がん治療認定薬剤師取得

がん治療関連書籍・参考書

薬剤師のしぐです。

外来がん治療認定薬剤師を目指して日々お勉強をがんばっています。

これまでも、主要な抗がん剤から、少し専門性は高まるけど注意点を知っておくべき抗がん剤など複数の抗がん剤についてまとめてきました。

【ザイティガ】

【リムパーザ】

ってな感じ。

今回は、この抗がん剤まとめ記事を書くにあたって必須となる書籍の中で、1冊をピックアップしてみます。

それがコチラ。

日本臨床腫瘍薬学会が監修しています。

そう、外来がん治療認定薬剤師の認定を行なってる学会が監修しているんです!

コリャこれで勉強するしかないよね。

本の題名的にも、手に取りやすい1冊。「経口抗がん薬はじめの一歩」

さっそく購入し、1度目を通してみたのでその感想や良い点・悪い点をレビューしてみますよ。

読んでもらうことで、こんな感じのことを把握してもらえると思います。

  • 「薬局で役立つ経口抗がん薬はじめの一歩」の概要
  • 「薬局で役立つ経口抗がん薬はじめの一歩」の構成
  • 各章の概要・構成
  • 読んで見ての感想
  • 良い点・悪い点

経口抗がん薬初めの一歩とは

この経口抗がん薬初めの一歩作成にあたってのコンセプトが、コチラです。

薬局薬剤師が困ることの多い、背景にあるレジメン、類似抗がん薬との違いや使い分け、腎障害・肝障害患者の投与量調整、支持療法の目的、注意すべき副作用など、現場で役立つニーズの高いテーマを厳選!

けっこう、薬局で働くにあたってぜひとも教えてほしい情報を提供してくれる内容になってると思いませんか??

まず最初に書かれてある「背景にあるレジメン」

薬局薬剤師は苦手中の苦手。

レジメンというワード。

今まで「勉強しなきゃいけないけど、直接業務に関係ないからまた今度でいいか。」

と、先延ばしにしていた薬剤師さんがスゴく多くいるはず。自分もその1人。

だがしかし、そんなレジメンのお勉強も今回の調剤報酬改定により早急に行わなければならなくなりました。

レジメン内容を把握した上での電話フォローが前提となっているこの加算。

自分の薬局ではすでに算定を開始しています。

優秀な薬剤師が揃ってるんですよ。自分の調剤薬局には。助かる助かる。

そして、類似抗がん薬との違いや使い分け、腎障害・肝障害患者の投与量調整

薬剤師としてしっかり押さえておかなければならないポイントがまさにこれですよね!

支持療法の目的、注意すべき副作用も服薬指導を行う上で必ず知っておかなければならない内容ですしね。ホントに、どの内容も重要でしかないです。

と、いうわけで、さっそく内容をかんたんにご紹介していきますね〜

経口抗がん薬はじめの一歩。目次から。

まずは目次で概要を説明します。

  • 第1章 がん種別 薬物治療の概要
  • 第2章 経口抗がん薬の特徴と使い方
  • 第3章 支持療法薬
  • 第4章 疼痛緩和治療薬

スゴく、見やすくわかりやすい!!

と、思いませんか??

みやすくわかりやすい上に、順序も考えられた構成になってます。

第1章 がん種別 薬物治療の概要

まずは主要ながん種の概要についての解説からです。

コレが胃がんについての概要ですね。

正直薬局薬剤師ではまったく知り得ない、一次治療・二次治療・三次治療についても記載があります。

実際コレのおかげで初めてラムシルマブ〈サイラムザ〉が二次治療で使われるってことも学びました。パクリタキセルと一緒にね。

サイラムザの添付文書をみても、正直実際に使ってみないと、こういった細かいところまではみなかったりしますからねー。

さらに、ココの内容は肺がんの内容。がん治療を検討するにあたって、必ず考えなければならないのがドライバー遺伝子の存在です。

こんなにキレイにまとめてくれている。

あとはそれぞれ、イレッサだったりアレセンサだったり、タグリッソだったり。

それぞれの特徴をまとめていけば、もう肺がん薬物治療に関して薬局で1番詳しくなれちゃいますね。

第2章 経口抗がん薬の特徴と使い方

第2章は調剤薬局でもよく見かける経口抗がん薬のお話。

S-1〈TS-1〉から、カペシタビン〈ゼローダ〉、ロンサーフへと続きます。

うーむ。この順番も、なんだかわかってる感ある!!

これはS-1〈TS-1〉の一部。

S-1が含まれる代表的なレジメンもしっかり紹介してくれてる。

スバラシイよねー。

もちろん、カペシタビン〈ゼローダ〉では「XELOX」「XELOX+BV」「XP」などなど、各レジメンも紹介されていますよ。

ちなみにこの第2章は、大きく分けてこの4項目からできてます。

  • 代謝拮抗薬
  • 分子標的薬
  • 内分泌療法
  • 免疫調節薬

第3章 支持療法薬

抗がん薬治療において、重要なのがこの支持療法。

抗がん薬による副作用をどれだけ支持し、抗がん薬治療を継続できるのか。それが調剤薬局薬剤師に求められている業務の1つではないでしょうか。

これが、この第3章の目次。

  • 悪心・嘔吐
  • 発熱性好中球減少症
  • 皮膚障害

まさに、要点を押さえておくべき副作用のみですね。

ちなみに、この中の2つはすでにまとめたことのある内容でした。

抗がん薬での副作用といえば、コレ!というものですねー。

むしろこの3つさえ押さえておけば、ほとんどの抗がん薬の服薬指導数回は対応できるよね。

第4章 疼痛緩和治療薬

第4章が疼痛緩和治療薬について。

もちろん、麻薬による疼痛管理の話題がメインになります。

モルヒネ・オキシコドンの換算やレスキューの使い方等々、しっかりまとまってます。

こんな感じで、各章についてまとめてみました。

まだ自分も1度しか読めてないので、また読み込んでいくうちに気付けることがあったら追記していきます。

経口抗がん薬はじめの一歩の感想

えー実際に読んで見て、この各章・各項目。ほぼ全て主要なポイントを抑えています

さらにわかりやすく、細かいところまでまとめてくれているのでこの1冊を読み込むだけで調剤薬局で対応する抗がん薬の9割近くは自信を持って対応できるようになるのでは!?と言えるほど、よくまとまっているように思います。

本当に、「薬局のための」抗がん薬マニュアルといった感じ。

経口抗がん薬はじめの一歩良い点・悪い点

これまで良い点ばっかり書いてきてるので、悪い点を書きます。

そんなに目立つような点はないんですけど、唯一あげるなら、ボリューム不足くらいですかね。

ホントによくまとまってるんですけど、「はじめの一歩」なので、院内での治療や少し複雑になってくる咽頭がんなどの情報は全くなかったり。

そんなとこくらいですねー。

といった感じで、今回は「薬局で役立つ経口抗がん薬はじめの一歩」についての内容になりました。

外来がん治療認定薬剤師を目指す薬剤師さんなら必読・必携な1冊だと思います。

Amazonさん、楽天さんでのレビューも見てみてね。

ではではーしぐでした

コメント

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