薬剤師のしぐです。
3月末に糖尿病治療関連薬が立て続けに製造販売承認を取得したこともあり、ココのところインスリン関係の内容を立て続けにまとめています。
今回は、ヒューマログ注ミリオぺンのバイオシミラー【BS】であるインスリンリスプロBS注HU「サノフィ」についてまとめていきます。
と言っても、正直中身はヒューマログと同じなので、今更まとめることもないんですけどね。
インスリンリスプロBS注ソロスターHU「サノフィ」とは
インスリンリスプロBS注ソロスターHU「サノフィ」は、日本イーライリリーさんが販売しているヒューマログ注のバイオシミラーです。
以前まとめたバイオシミラーについての内容がコチラ
このバイオシミラーの内容でも書いてるけど、インスリン初のバイオシミラーはサノフィさんの「ランタス注」のバイオシミラーであるインスリングラルギンBS「リリー」です。
そうなんです。
「サノフィ」さんの「ランタス注」のバイオシミラーを「リリー」さんが販売してたんです。
今回は、「リリー」さんの「ヒューマログ注」のバイオシミラーを「サノフィ」さんが販売するんですよね。
うーーむ。こ、これは、、、。
大人な何か、因縁的な、なにか、が、ありそうですよね。
遠くでノボさんだけ、何1つ影響を受けずにみているかもしれません。
ノボラピッドの改良版「フィアスプ注」を発売したり
ゾルトファイ配合注を発売したり。
糖尿病治療業界は目まぐるしく動いておりますが。
ちなみに、インスリンリスプロBS注ソロスターHU「サノフィ」のHU。なんのHUだろうかと思い調べたのですが、見つけられませんでした、、、。
またそのうちリリーさんが来てくれたときに聞いてみようかと思っています。
僕の独断と偏見の考えでは、「ヒューマログ:Humalog」のHUかなと。
インスリンリスプロBS注ソロスター「サノフィ」の用法用量
<カート及びソロスター>
通常、成人では 1 回 2〜20 単位を毎食直前に皮下注射するが、ときに回数 を増やしたり、持続型インスリン製剤と併用したりすることがある。 投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて適宜増減するが、持続型インス リン製剤の投与量を含めた維持量としては通常 1 日 4〜100 単位である。
<バイアル>
通常、成人では 1 回 2〜20 単位を毎食直前に皮下注射するが、持続型イン スリン製剤を併用したり、ときに投与回数を増やす。 投与量は、患者の症状及び検査所見に応じて増減するが、持続型インスリン 製剤の投与量を含めた維持量としては通常 1 日 4〜100 単位である。 必要に応じ持続皮下注入ポンプを用いて投与する。
インスリンリスプロBS「サノフィ」の適応、効能効果
インスリン療法が適応となる糖尿病
インスリンリスプロBS「サノフィ」の特徴
インスリンリスプロBS注「サノフィ」は、欧州および米国で2017年に承認を取得しており、現在世界30か国以上で承認されています
インスリンリスプロBS「サノフィ」の薬価決定!!
まだ製造販売承認を取得しただけなので、薬価は設定されていません。
ただ、通例的にバイオシミラーは先発医薬品の7割程度の薬価に設定されます。
なので、先発医薬品のヒューマログ注が1425円/本なので、インスリンリスプロBSは1000円/本くらいになるのかな?
ついに、薬価収載が決定しました!!
さっそく気になる薬価をご紹介します
先発品: ヒューマログ | 後発品: BS「サノフィ」 | |
注ミリオペン・ソロスター | 1,400円/本 | 1,258円/本 |
カートリッジ | 1,175円/本 | 586円/本 |
バイアル | 277円/V | 194円/V |
予想より、そんなに差額はないですね、、、。
まぁでも、チリツモですからね!
インスリンリスプロBS「サノフィ」の薬価でした。
インスリン製剤の保管について
以前リリーさんからいただいたことのある「インスリン製剤の保管について」のお知らせがコチラです。
ポイントはこの2点!
- 30℃以下の室温で保管
- 直射日光を避ける
インスリン製剤全般での注意点ですね
とりあえず、こんな感じです。
なんか、あんまり中身のない内容になっちゃいましたね。
せっかくみに来てくれた人に、「来た意味ないじゃん」と思われるのも悲しいので、今までにまとめたいろんな糖尿病関連のリンク貼っておきます。
低血糖関連から
GLP-1作動薬関連
最後に、インスリンの使い方まとめ
リンク貼りすぎかもしれないですが、気になるものがあったらみてみてください。
インスリンリスプロBS「サノフィ」の発売日決定!
6月29日発売決定
ついに発売日が決まりました!
6/29のようです。
もうすぐですね。薬局では、処方がでてから考えるところが多いかな。勝手にかえるのは推奨されてないですからねー
今回はこんな感じー
今後の日本の膨大な医療費削減にあたって、大きな鍵を握るバイオシミラー。
インスリン業界のバイオシミラーに関してはリリーさん・ノボさん・サノフィさんであれば製剤的なハード面でも安心して使用できますよね。
ではまた細かな違い等でてくるようであれば追記していきます。
ではではーしぐでしたっ
最後に紹介したいのがコチラ!
最近自分が気に入ってるレシピプラスの糖尿病治療で用いられる注射剤特集。
インスリンから GLP-1作動薬の各デバイスの使い方や、プレフィルド製剤の使い方までまとめてくれています。
薬についての説明に加えて、使用方法についても説明が必要になる注射製剤。
とてもわかりやすく、詳しくまとまってるのでとてもオススメです!!
コメント
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