インスリンカートリッジ製剤の使い方やメリット!カートリッジである理由

糖尿病
Chemical structure of glucagon, a peptide hormone secreted by the pancreas, which raises blood glucose levels (opposite of insulin)

薬剤師のしぐです

今回はインスリンのカートリッジ製剤について。

フレックスタッチやミリオペンなどペンタイプ(プレフィルド製剤)が主流の現在でも、意外と使われてるカートリッジ製剤。

薬局薬剤師の方では、このカートリッジ製剤の具体的な使い方等わからない方も多いのではないでしょうか??

自分の薬局では超速攻型のノボラピッド・ヒューマログ、時効型のトレシーバ の3つをあえてペンフィル(カートリッジ製剤)で定期的に処方される方が数名ずついらっしゃいます。

「あえてカートリッジ製剤を使用するメリット・その使い方」についてまとめていきますよーー

インスリンカートリッジ製剤とは

インスリンカートリッジ製剤本体

「専用注入器」にセットして、「専用注射針」を毎回取り付けて使用する「中身だけ」の製剤。洗剤なんかで例えるなら、「詰め替え用」みたいなものですね。

1本あたりの量は、フレックスタッチやミリオペンよりも多めに入っていて、カートリッジでは300単位/3ml /本です。

インスリンカートリッジで使用する専用注入器

カートリッジ製剤を使用するにあたってのメリットはここにある!
と言ってもいいほど、工夫して作られてる部分です。

洗剤なんかで例えるなら、「容器」のほうですね。

この専用注入器はほぼほぼ病院で購入することになります。
薬局でも取り扱いは可能なのですが、ここは病院独自の点数だったり患者さんの支払い金額の兼ね合い。

病院ではこの専用注入器をお渡しするにあたり、「注入器加算」を算定します。

これは保険適応となるため患者さん自身はその点数の1〜3割負担。病院も注入器代金をもらえて、患者さんも保険適応で購入できて。これなら病院で貰っちゃうよね。

ノボやリリー、サノフィさんといった「ザ・インスリン」といったメーカーさんから複数種類ずつ発売されてます。

インスリンカートリッジ使用時の専用注射針

カートリッジ製剤で使われる「専用注射針」は、ミリオペンやフレックスタッチなどの「プレフィルド製剤」と同じ針ですね。ナノパスだったりペンニードルだったり。

インスリンカートリッジ製剤のメリット

インスリンカートリッジ製剤の金額

「洗剤なんかの詰め替え用」同様、少し金額が抑えられてます。例として、

●ノボラピッド:フレックスタッチは1925円/本。ペンフィルは1359円/本

●トレシーバ:フレックスタッチは2502円/本。ペンフィルは1778円/本

こんな感じ。1型糖尿病の人はほぼ一生付き合うことになるこのインスリン製剤。1ヶ月で数本使用する人もいるので、この積み重ねが結構な金額になってきますよね。

専用注入器のところで説明した「専用注入器購入代」を考慮しても、長い目で見たら全然こっちの方がお安くすむわけですね。

長期的な治療になる疾患こそ、お金って大事。ですからね。

カートリッジ特有の単位数の微調整

専用注入器のおかげで、このカートリッジ製剤であれば「0.5単位」刻みでの投与が可能。

より細かな血糖コントロールが可能になってるわけですね。

2018年7月に、「ヒューマログ注ミリオペンHD」が発売されました。

この特徴は、【0.5単位刻みで投与量の調節ができるディスポーザブル(使い捨て)タイプのインスリン製剤として、日本で初めての発売】であること。

カートリッジ製剤のいいところ1つ持ってかれちゃいました、、、。

注入済み単位数の記録

専用注入器の機能として、前回注射した単位数をデータとして記録しといてくれる機能があります。

「あれ?昼の食前うったかな??」

なんて時は、この機能を使って単位数の確認ができますねー。

ないよりかは、あったほうがいい機能ですよね。

インスリンカートリッジ製剤のまとめ

  • 洗剤なんかの詰め替え用同様、少し安め!
  • 0.5単位での投与量調節が可能
  • 前回の投与単位の記録が可能

こんな感じですねー。

ちなみに、このカートリッジ製剤。専用注入器の故障がたまにあるみたいです。その時のためにフレックスタッチやらミリオペンやらを1本だけ処方してもらう患者さんも多いです。

フレックスタッチやらミリオペンやらなら、1本不具合があっても、数本もらってる他のもので代替えできますからね。

インスリン製剤の保管について

以前リリーさんからいただいたことのある「インスリン製剤の保管について」のお知らせがコチラです。

ポイントはこの2点!

  • 30℃以下の室温で保管
  • 直射日光を避ける

インスリン製剤全般での注意点ですね

なんか、意外とあっさりな感じで終わっちゃった。
また随時追記していきますねーーー

関連する内容を貼っときまーす。みてみてねー

●新薬ゾルトファイ配合注関連 → https://shg11710blog.com/bptとゾルトファイ配合注/

ではではっしぐでした〜

最後に紹介したいのがコチラ!

最近自分が気に入ってるレシピプラス糖尿病治療で用いられる注射剤特集

インスリンから GLP-1作動薬の各デバイスの使い方や、プレフィルド製剤の使い方までまとめてくれています。

薬についての説明に加えて、使用方法についても説明が必要になる注射製剤。

とてもわかりやすく、詳しくまとまってるのでとてもオススメです!!

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