トルリシティアテオスについて!GLP-1と糖尿病治療。BPT療法もご紹介

糖尿病

薬剤師のしぐです。

今回は糖尿病治療薬、トルリシティアテオスについてご紹介します

みなさんはこのトルリシティアテオスについてどんなイメージを持ってますか??

 週に1回だから、使いやすい! 

 使い方が簡単だから、高齢者でも安心して使用できる! 

 デザインがイイ! 

など。イロイロなイメージがありますよね。

自分の1番のイメージは、「かさばる」です

2本入り1箱で、インスリン6箱分くらいの幅取るよね?

冷蔵庫がパンパンなんですわ、、、冷所品の増加でね。どんどん増える。

そんなこんなで、トルリシティアテオスについて紹介します!

トルリシティアテオスとは

トルリシティアテオスの成分名

デュラグルチド

トルリシティアテオスの作用機序

膵β細胞のGLP-1受容体に結合し、細胞内cAMP濃度を上昇させ、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を亢進する

GLP-1の作用

GLP−1は食事をとったときに栄養素の刺激によって小腸から分泌され、血液を通って、膵臓に運ばれます。

基本的には、GLP-1やGIPといったインクレチンホルモンはわずか数分の間にDPP4という酵素によって加水分解され、不活化されてしまいます。

トルリシティなどのGLP-1作動薬は、DPP4による分解や不活性化を受けにくい構造で作られています。

膵臓はインスリンを作る臓器です。GLP-1が膵臓に働くと、インスリン分泌が増加し、血糖値が下がります。

GLP-1の作用によって膵臓からインスリンが出されるのは、血糖値が高い時のみです。血糖依存性といいます。

以前書いたことのある「インクレチン関連薬」についてはコチラ!

トルリシティアテオスの用法用量

1回0.75mgを週に1回(同一曜日)皮下注射。

ここが、トルリシティの最大の特徴の1つ。

用法用量が簡潔。単位調節などもなく、簡単。

朝昼晩、いつでも、都合の良いタイミングで使用可能です。

トルリシティアテオスの使い方

ここがトルリシティの最大の特徴の2つ目。

用法用量も簡潔な上、すぐに使えて、操作も簡便。

針の取り付け・薬剤混和不要です。

キャップを外して、ペンの底面を皮膚に当てて、ロックを解除して、注入ボタンを押す。

これだけ。

  1. キャップを外す
  2. 注射部位に当てる
  3. 注入ボタンを押す

これだけ。

名前の由来にもなってる、「当てて、押す」だけ。アテオスです。

以前も書いたことあるからね、このネタは。
https://shg11710blog.com/bptとゾルトファイ配合注/

あとでも紹介するけど、「BPT療法」は今後の糖尿病治療のスタンダートになる治療法です。

しっかり理解してもらえたら嬉しいです。

トルリシティアテオスの副作用

副作用は29.7%の患者さんにみられています。

胃腸の働きを抑えるGLP-1作動薬特有の副作用である胃腸障害、消化器症状が主になってます。

  • 便秘:6.2%
  • 悪心:6.1%
  • 下痢:5.8%
  • 注射部位反応:頻度不明
  • 低血糖:頻度不明
  • 急性膵炎:0.1%

こんな感じです。

ちなみに、トルリシティは血中消失半減期が4.5日(108時間)の長時間作用型GLP-1作動薬です。

長時間作用型は、胃排泄遅延作用が早期に消失するため短時間作用型に比べて消化器症状の副作用が出にくいとは言われています。

トルリシティ皮下注アテオスの保管方法

大事なのは温度管理です。冷蔵庫(2〜8℃)で保管します。

  • 30℃以下の室温であれば、14日まで保存可能。直射日光は避ける必要あり。
  • 凍結はさせない。1度凍結したものは使用しない。

夏場など、車の中への置き忘れは要注意です!!

トルリシティアテオスの投与を忘れた場合

投与を忘れた場合は、基本的に下記の対応になります。

次の投与日まで3日(72時間)以上ある場合

すぐに注射して、その後は、あらかじめ定めた曜日に投与します。

次の投与日まで3日(72時間)未満の場合

忘れた分を飛ばして、その後は、次のあらかじめ定めた曜日に投与します。

トルリシティ皮下注アテオスのリキャップ禁止!

リリーさんからこんな通知をいただきました。

あんまり聞いたことなかったけど、こういう事例も出てるってことですよね。

注意しましょう。

BPT療法とは

BPTBasal-supported Prandial GLP- 1RA Therapy)とは、GLP-1受容体作動薬と基礎分泌を補う持続型インスリン製剤を1日1回同じタイミングで注射する併用療法です。

経口血糖降下薬+基礎インスリンを組み合わせたBOT療法によって空腹時血糖値は下がっても食後血糖値がなかなか下がらない場合、BOTからBPTにステップアップすることで、空腹時血糖値と食後血糖値の両方の改善が期待できます。

また、GLP-1受容体作動薬特有の体重減少作用も期待できます。

比較的まだ新しい療法で、BOTで血糖コントロール不良の患者さんんが、強化インスリン療法の前段階として用いることが多いみたいです。強化インスリン療法での頻回投与が負担で、血糖コントロール不良になっている患者さんも、BPT療法に切り替えることで良好な血糖コントロールが得られることがあるようです。

以前インスリンの使い方でまとめたことある内容がコチラ!

サポートプログラム「いつでもそばに」

このシステム、すごく患者さんからも・処方医からも好評です!

LINEで、専門スタッフが365日(9時〜21時)対応してくれる。

2020年の今っぽいサービスだよねー!!

自分の薬局では存在自体あまり知らなかったけど

リリーさん
リリーさん

Dr.に紹介したら、スゴク気に入ってくれて、門前の薬局さんにこのお知らせを配布するように伝えてと言われました。

と、リリーさんが来局。

正直1日30本前後は平気で処方されるので、こういった薬局を介さず患者さんがメーカーに相談してくれるツールがあるととっても助かる!!

薬剤師の仕事の1つと言えばそうなんですけど、、、

1つの医薬品に限って考えると、間違いなくメーカーさんの方が正確な回答を持ち得ているわけですからね。助かります。

とりあえず、今回はこんな感じ。

GLP-1作動薬の経口薬についての内容はこちら!

そしてついに、具体的な商品名まで出てきましたよ

糖尿病療養指導士の認定欲しいなー。

病院で働いてみたくなる今日この頃。

ではではーしぐでしたーーー

コメント

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