コウジン末について!ブシ末に続き添付文書から効能効果・用法用量を解説

薬剤師のしぐです。

師走にはいり、毎日がバタバタです。

12月〜2月の3ヶ月間は毎年混み合いますよね、、、。

最近は夜間対応してる薬局も多いと思うのですが、インフルエンザが流行るこの季節、ホントにカオスな状況が多々あるとかないとか。

あ、以前まとめたインフルエンザの内容もあるよ。

そしてそして、今回は全く関係ない「コウジン末」について!

先日書いた「ブシ末」と一緒に聞いてみたので。

では、コウジン末についてカンタンにまとめてみたよ。

コウジン末の添付文書

さっそく、こちら。

あれ?

なんか、みたことない??

ブシ末の時と、同じ流れじゃない??

とりあえず、同じ順序で書いてくよ。

コウジン末の組成

本品は、日本薬局方コウジンを粉末としたものである。

ようは、ニンジンなんだよね。ニンジン。馬が好きな、あのニンジン。

コウジン末の効能効果

漢方処方の調剤に用いる。

ふむふむ。えーと、よくわからん。ニンジンだからかな。

コウジン末の用法及び用量

漢方処方の調剤に用いる。

あれ?

デジャブーってやつ?

てことは、効能効果も、用法用量も、これ単剤じゃわからないってことか。さすがニンジン。

コウジン末の副作用

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していないため、
発現頻度は不明である。

それありなのーー!?

この日本で、こんな「副作用の調査をしてません」ってどうどうと表示してるものを医薬品として処方できるなんて。

びっくりですねー。まあ医薬品っていうか、ニンジンだもんね。

はい、ここまで読んで、もっとビックリしてる人もいるでしょう。

そう、ここまで、9割以上ブシ末と同じこと書いてますฅ(๑⊙д⊙๑)ฅ

ブシ末の内容に、ニンジンって付け足してるだけなんです。

だって、添付文書が一緒なんだもん!!!

ほら、こちら。

上が、コウジン末。ニンジンね。

下が、ブシ末。トリカブトね。

効能効果も、用法用量も、単独では使われないお薬ってことですね。

どちらも異質な医薬品。漢方はホントに難しい。

てなわけで、ツムラさんに聞けた内容がこちら。

コウジン末についてツムラさんからの解説

コウジン末の効能効果

一緒に処方されている漢方を補助する目的での処方になる。

単剤で見ると、「倦怠感や食欲不振の改善」が主な作用。ニンジンだから。

コウジン末の用法用量

基本的には1g/日での処方が多いけど、「補助的」な処方になるため
原則として「上限量はない」

実際の現場だと、開始用量は1〜3g/日あたりでの使用が多いんだとか。ニンジンだから。

コウジンについて

オタネニンジンの根を蒸したもの。

学名を「Panax ginseng C.A. Meyer」といい「すべての病気を治療する」という意味らしい!!中国では大昔から一番効く「不老長寿の薬」として用いられていたんだとか。

30種類以上のサポニンという成分が、薬効を示すと言われています。

今回はこんな感じーーー!

あんまり役に立たない内容になってしまったかな、、、。ニンジンだからな、、、。

ではではーーーニンジ、、、しぐでしたっ

コメント

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