ビーソフテンクリーム、ローション販売名称変更!名称変更で成分名へ

薬剤師のしぐです。

GE医薬品を中心に、成分名へ統一するために名称変更が続いています。

これまでは結構マイナーな後発品が成分名に名称変更していくことが多かったように感じていましたが、ついに、ついにこのGEの王道、GEの先駆けとなったであろう先発医薬品のヒルドイドで有名な「ビーソフテン類」にも名称変更の時がやってきました。

いやーもう名称変更名称変更で、、、。時代の流れを感じます。

1番使われている印象(私しぐの独断と偏見含む)のヒルドイドソフト軟膏は、もう数年前にいち早く成分名になっていたのですが。今回の名称変更で「ビーソフテンクリーム」「ビーソフテンローション」が成分名に変更になります。

名称変更後は、「ビーソフテン」という医薬品名を知らない薬剤師が出てくる、、、。ということですね。

以前まとめたことのある、ビーソフテンの先発医薬品であるヒルドイド関連の内容がコチラ。

上記内容でもまとめていますが、後半に「軟膏」なのか「油性クリーム」なのか、混乱するこの名称の理由も一緒にまとめてますのでぜひお付き合いください。

ビーソフテンクリーム・ビーソフテンローション名称変更!

今回は、持田さんからいただいたビーソフテン類の名称変更の内容がコチラ

血行促進・皮膚保湿剤
ビーソフテンクリーム0.3%
ビーソフテンローション0.3%

販売名変更・包装変更のご案内

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
 平素は弊社製品に格別のご愛顧を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、この度、血行促進・皮膚保湿剤『ビーソフテンクリーム0.3%』『ビーソフテンローション0.3%』につきまして、下記の通り変更いたしますので、ご案内申し上げます。
 今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

謹白

【記】

ビーソフテン類変更内容

販売名の変更(「ブランド名」から「一般的名称」に変更)

旧販売名新販売名
ビーソフテンクリーム0.3%ヘパリン類似物質クリーム0.3%「日医工」
ビーソフテンローション0.3%ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」

ヘパリン類似物質クリーム0.3%「日医工」100gキャップの仕様変更

  • キャップをローレット仕様に変更します。

ヘパリン類似物質クリーム0.3%「日医工」500g個装箱変更

  • 開封口の形状変更及び封緘方法をテープから糊付けの仕様へ変更します。
  • 解体用のミシン目を設けます。
  • 底面のワンタッチ式から糊付けの仕様へ変更します。

ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」キャップの文字削除

  • 販売名変更に伴い、キャップに表示されている「BESOFTEN」の文字を削除します。

ビーソフテンにも、ついにこの時が来たかーーーと。度重なる名称変更!!

自分の中ではGEの代名詞とも言えるビーソフテン。さよならビーソフテン。

ビーソフテン販売名変更後の比較写真

名称変更前と、変更後の製剤写真です。上記変更点も記載されています。

この「ビーソフテンシリーズ」は日医工さんと持田さんで共同販売してます。

ちなみに、日医工さんのビーソフテンが青。

持田さんのビーソフテンはピンクです。

なんというか、名称変更後は「日医工」という屋号がついてしまうわけで、、、、

このご時世、タイミングに悪い名称変更ということになりますね。

ヘパリン類似物質クリーム0.3%「モチダ」の方が良かったのではないか。

旧販売名品(ビーソフテン)の経過措置期間満了日

2021年9月30日予定

ビーソフテンでの保険請求の経過措置期間満了日は、2021年9月30日予定です。(確定後、ご案内致します)

販売名変更によるお知らせカード

コチラの「ビーソフテンからヘパリン類似物質へ」のお知らせカードが用意されているようです。

ビーソフテンの名称変更。新販売名品の出荷予定時期

ヘパリン類似物質クリーム0.3%「日医工」:2021年2月中旬頃

ヘパリン類似物質ローション0.3%「日医工」:2021年2月中旬頃

旧販売名品(ビーソフテン)の在庫がなくなり次第、新販売名品(ヘパリン類似物質)を出荷します。

もうすぐに切り替えですねー。

新販売名「ヘパリン類似物質クリーム」がついに納品

ついにやってきました。

まだかまだかと思っていましたが、最後のビーソフテンである「クリーム」の名称変更。

悲しいですね、、、

さよならビーソフテン。ありがとうビーソフテン。

ヒルドイドソフト軟膏は、クリームです。

ヒルドイドソフト軟膏が発売されたのは1996年。

この頃にはまだ軟膏とクリームの明確な基準がなかったんだとか。それで「ヒルドイドソフト軟膏」という薬品名で販売開始されたけど、現代の細かな基準で分類すると、このヒルドイドソフト軟膏の基剤はクリーム剤に分類されてしまいます。

ものとしては、クリーム剤。名称が軟膏なだけで。複雑!!

と、さよならビーソフテンについて今回はこんな感じですねー

皮膚科の医師は、結構この基剤だったり、配合変化を気にかけてくれていたりします。

1薬局に1冊の配合変化ハンドブック。皮膚科の門前薬局では手放せないですよね。

今回はGE医薬品の先駆けとなった「ビーソフテン」の名称変更についてでした。

ではではーしぐでしたっ

コメント

  1. […] […]

  2. […] ビーソフテンクリーム、ローションの販売名変更!ついに成分名へ統一。薬剤師のしぐです。GE医薬品を中心に、成分名へ統一するために名称変更が続いています。…shg11710blog.com2021.01.03 […]

  3. TakaP より:

    初めまして。
    ビーソフテンクリームの愛用者です。
    グリセリンに対してアレルギーがあるため、グリセリンが入っていないビーソフテンクリームを選んで使っていましたが、名前の変更に伴い添加物にグリセリンが入ってしまったようです。
    かなり死活問題なので、本当にどうしよう。。
    と、いう感じです。
    変えるのは名前だけにして欲しかったです。。

    • shg11710 shg11710 より:

      初めまして!

      グリセリンアレルギーというのは正直初めて聞くアレルギーでした。
      そして、ビーソフテン:ヘパリン類似物質クリームでのそこの変更についても
      知りませんでした、、、。

      教えていただきありがとうございます!
      そして、愛用者にとっては辛い成分変更になりますね、、、。

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