ソリクア配合注ソロスター発売!ランタスとリキスミア配合剤。特徴や空打ち、最大用量!

心血管疾患

薬剤師のしぐです。

3月のインスリン関係新規承認薬で最後に紹介するのがこの「ソリクア配合注ソロスター」についてと、その空打ち等使い方について!!

とりあえず、3月のインスリン関係新規承認薬の内容がコチラ

新規超速効型インスリンの「ルムジェブ注」

ヒューマログ注のバイオシミラー「インスリンリスプロBS」

低血糖時の緊急処置の適応で承認されたグルカゴンの「バクスミー点鼻粉末剤」

そして今回紹介するのが、持続型インスリン「ランタス」とGLP-1作動薬「リキスミア」の配合剤である「ソリクア配合注ソロスター」です。

サノフィさんからの発売になります。

持続型インスリンとGLP-1作動薬の配合剤といえば、ノボさんから発売されてますゾルトファイ配合注

ゾルトファイ配合注は「トレシーバ」と「ビクトーザ」の配合剤でした。
https://shg11710blog.com/糖尿病治療の新薬ゾルトファイ配合注③-特徴・注/

今回は「ランタス」と「リキスミア」のソリクア配合注ソロスターです!
みなさんが気になるであろう注射単位や空打ち、最大投与量までまとめていきます

ソリクア配合注ソロスターとは

サノフィさんから発売になるソリクア配合注ソロスターは、基礎インスリン製剤(持効型溶解インスリン)のインスリングラルギン〈ランタス注〉とGLP-1受容体作動薬のリキシセナチド〈リキスミア皮下注〉が配合された配合剤。

ゾルトファイ配合注同様、BPT療法のお手本のような配合注になります。

ソリクア配合注ソロスターの適応、効能効果

インスリン療法が適応となる2型糖尿病

GLP-1作動薬があるので、2型糖尿病が適応になりますね。

ソリクア配合注ソロスターの用法用量

通常、成人には、5~20ドーズ(インスリン グラルギン/リキシセナチドとして5~20単位/5~20μg)を1日1回朝食前に皮下注射する。

ただし、1日1回5~10ドーズから開始し、患者の状態に応じて増減するが、1日20ドーズを超えないこと。なお、本剤の用量単位である1ドーズには、インスリン グラルギン1単位およびリキシセナチド1μgが含まれる。

1ドーズに「ランタス1単位とリキスミア1μg」が固定比率で配合されているってことですね。

そして、自分が1番気になるポイント。

1日20ドーズを超えないこと。

リキスミア皮下注の最大用量に合わせてるんだと思うけど、「ランタス注」としての上限が20単位って、少な過ぎません、、、?

30〜60単位で使ってる人なんてザラにいますよね??

ゾルトファイ配合注は、最大50ドーズ。

トレシーバ皮下注としては50単位まで大丈夫だったんですよね。

トレシーバ皮下注50単位以下なら、たいていの人が大丈夫だと思うけどランタス注20単位以下となると、、、はたして。

ソリクア配合注の特徴

ソリクア配合注に配合されているインスリン グラルギンが主に空腹時血糖をコントロールするのに対して、リキシセナチドは主に食後血糖のコントロールを得意とします。

海外では、インスリングラルギンとリキシセナチドが3単位:1μgだったり、2単位:1μgでの配合比の製剤が承認されています。

日本では、日本人の2型糖尿病の病態や、基礎インスリン製剤とGLP-1受容体作動薬の治療実態が考慮され、日本独自の配合比1単位:1μgとして開発されました。

日本人2型糖尿病患者を対象とした国内第3相臨床試験で、ソリクアは1日1回の投与で空腹時血糖値と食後血糖値のいずれも改善し、ランタス注と比較して、低血糖と体重増加のリスクを増やさずに優れたHbA1c低下させました。

糖尿病治療薬は内服薬・注射薬等いくつか作用機序の異なる、さまざまな血糖降下薬が使用されており、個々の患者の病態に応じた治療が行われています。

ソリクア配合注ソロスターの空打ち

ソリクア配合注の空打ちについては、安定の2ドーズです!ゾルトファイ配合注同様、2ドーズ。

日数計算もしやすくて助かりますよねー。

ちなみに「ソリクア配合注ソロスター」の使い方が詳細にのってるのがコチラ→https://e-mr.sanofi.co.jp/-/media/EMS/Conditions/eMR/di/torisetsu/soliqua.pdf

ソリクア配合注ソロスターの薬価

  • ソリクア配合注ソロスター:6497円/本

ちなみに、ゾルトファイ配合注は1キットあたり5359円。

少し、高めですね。

ソリクア配合注の新薬14日処方制限ルール

サノフィさんから発売の「ランタス」と「リキスミア」の配合注である「ソリクア配合注」は、この新薬14日処方制限ルールは適応となりません。

大人な理由だと思うのですが、何かしら、うまく、法律の網をかいくぐったのか。

そして、以前まとめたことのあるノボさんから販売されている「トレシーバ 」と「ビクトーザ」の配合注である「ゾルトファイ配合注」は、この新薬14日処方制限ルールは適応となります。

なので、まとめるとこんな感じ

ゾルトファイ配合注

  • 「トレシーバ 」+「ビクトーザ」の効果が間違いない組み合わせ
  • 14日処方制限ルールあり

ソリクア配合注

  • 「ランタス」+「リキスミア」のどちらも2番手感のある組み合わせ
  • 14日処方制限ルールなし

今回はこんな感じですねー。

とりあえず、BPT療法がどんなものか説明してる内容がコチラ!

ゾルトファイ配合注について書いた時も同じこと書いたんですが、この「基礎インスリンとGLP-1作動薬の配合注」の最大のハードルは、DPP4阻害薬なんですよね。

これだけ糖尿病治療においてDPP4阻害薬が主流になっている日本で、DPP4阻害薬と同系統という理由で併用できないGLP-1作動薬。

体重減少効果だったり、血糖値上昇を遅延させたりといくつかDPP4阻害薬にないメリットはあるんですけどね。

ソリクア配合注も含め、今後の動向が気になる、糖尿病治療です。

あと、薬剤師しぐからの希望ですが「空打ちは2で統一」という決まりを作って欲しいですよね。

ランタスXRの発売以降、新しくこの糖尿病治療注射剤が販売されるたびに「空打ちはどうなるのか」と不安になるのがめんどくさいです。はい。

ではではーしぐでしたっ

最後に紹介したいのがコチラ!

最近自分が気に入ってるレシピプラスさんの糖尿病治療で用いられる注射剤特集

インスリンから GLP-1作動薬の各デバイスの使い方や、プレフィルド製剤の使い方までまとめてくれています。

薬についての説明に加えて、使用方法についても説明が必要になる注射製剤。

とてもわかりやすく、詳しくまとまってるのでとてもオススメです!!

コメント

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