低血糖について!概要や摂取するブドウ糖の量、投与間隔、緊急時対応等まとめ

心血管疾患

薬剤師のしぐです。

今回は、今さら感ありますが、低血糖について!

DPP4阻害薬やSGLT2阻害薬、BG剤が糖尿病治療の中心になりつつありますが、その理由として「いかに低血糖を防ぎつつ、良好な血糖コントロールを維持するか」が現在の糖尿病治療の考え方の主流になっているからです。

また、超速攻型インスリン製剤もどんどん新発売となり、血糖値コントロールの必要性はますます重要視されています。

「高齢者の低血糖は命に関わることがあり、『下げ過ぎない』ことが重要」と言われています。

結構調剤薬局でも、この低血糖対策を任されることがあります。
「特定薬剤管理指導加算」にも糖尿病用剤が含めれてるので、意識して服薬指導してる薬剤師さんも多いかと思います。

ひさしぶりに患者さんに聞かれて、たまーにあたふたすることないですか?

患者さん
患者さん

最近低血糖になることが多くて。
症状が出た場合はブドウ糖を何gとればいいんだっけ?
すぐに症状改善がなければ、もう1度ブドウ糖をとってもいいのかな??

ってな感じで、質問されても大丈夫なように、カンタンにまとめってちゃうよー。

低血糖症状

交感神経刺激症状

発汗・動悸・ふるえ・顔面蒼白・不安など

血糖値が正常の範囲を超えて急速に降下した結果生じる症状。

血糖低下により、インスリン拮抗ホルモンであるグルカゴンエピネフリンが分泌されて、血糖値を上昇させようと交感神経を刺激することで生じる症状ですね。

ちなみに、β遮断薬など交感神経阻害作用のお薬を併用している患者さんではこういった「交感神経刺激症状」をマスクしてしまい、重症化にいたって急に倒れる!!なんてこともあるのでより注意が必要です。

β遮断薬のなかでも、特にISA(−)の薬剤では低血糖症状のマスク、回復遅延に注意が必要になりますよ。

※ISAとは、内因性交感神経刺激作用のこと!(−)の薬剤は、プロプラノロール、アテノロール、ビソプロロール、メタプロロール、アロチノロール、カルベジロールなどのことです。

中枢神経症状

頭痛・眼のかすみ・空腹感・眠気・生あくびなど

血糖値が50mg/dL程度に低下したことにより生じる。
中枢神経のエネルギー不足を反映する症状が出ます。

低血糖症状を起こしやすい血糖値

血糖値  症状   
70mg/dL以下あくび・空腹感・イライラ・吐き気
50〜30mg/dL冷や汗、手のふるえ、動悸、痙攣
20mg/dL以下低血糖昏睡、意識障害

普段の血糖値がかなり高い患者さんでは、急激な血糖値の低下に伴い上記の数値以上でも症状がでることがあるので、注意が必要です!

低血糖が起こったら

  • すぐにブドウ糖、砂糖(ショ糖)やそれらを含む食品(清涼飲料水等)をとる
  • α–グルコシダーゼ阻害薬〈α–GI〉を飲んでる場合は、必ずブドウ糖をとる

この2点が大事です。

経口摂取が可能な場合はブドウ糖5〜10g、またはブドウ糖を含む飲料水を150〜200mL摂取します。ブドウ糖ではなく砂糖(ショ糖)の場合は、倍量摂取です。

ブドウ糖摂取後15〜20分で症状改善がないようなら、再度同一量摂取する。

ブドウ糖にはメーカーから支給される無料のものと、市販されている有料のものがあります。

最近はこのメーカーさんからのブドウ糖の支給が難しく、完全に有料で対応してる薬局も多いですよね。

オススメのブドウ糖書いとくので、ぜひぜひ参考にしてみてくださいね〜。

  • グルコレスキュー:ゼリータイプ
  • グルコースサプライ:ラムネタイプ
  • ぶどう糖ラムネ:ラムネタイプ(ボトル)

あと、「ブドウ糖」を多く含む飲料がコチラ

  • コカコーラ
  • ファンタグレープ
  • ファンタオレンジ
  • なっちゃん
  • ハイシーオレンジ
  • ハイシーアップル
  • カルピス
  • ヤクルト

外出時などブドウ糖が手元にない場合の応急処置としてはこういった飲料がオススメです。
200mLのんどけば間違いないようです。

チョコレートアイスクリームのような甘いものは、糖質は入ってるけど脂質が多く、糖質の吸収を阻害するので血糖上昇に時間がかかりオススメはできませんよ。

こんな感じですねーーー。

以前書いた関連する内容も貼っときます。

あと、血糖測定器についてもね→ https://shg11710blog.com/最新の血糖測定器について/

ではでは、カンタンにまとめたよ。しぐでしたっ

コメント

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