薬剤師のしぐです。
新型コロナウイルスの大流行により、国からの臨時の給付金。
医療関係者・医療従事者への給付が確定しました!
新型コロナウイルス感染患者に対応している医療機関が主な対象となってます。
立場・職場により、その給付の対象になってるのか、否か。
そこで自分が気になるのが調剤薬局への給付があるのかどうか?という一点。
少しずつ明確になっていくと思いますが、現時点でわかっている内容をまとめていきます。
また新しい医療機関向けの加算についての通知、臨時対応がでましたので、まとめました!
お金関連でまとめたことがある内容はコチラ。
ではでは、二次補正予算案の給付金の動向についてまとめてみます。
あ、原因となる「新型コロナウイルス関連」の内容がコチラです。最新の話題である「イソジン」の有効性についても書いてます。
二次補正予算案の背景:新型コロナウイルス関連
二次補正予算案は、新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波など、新型コロナウイルス感染症の長期化を想定した内容になっています。給付金がないと、経済が大変だということもあって。
背景には、2020.3以降のコロナウイルス感染拡大に伴い、各地の医療機関や医療従事者から様々な課題が報告され、必要な対応策を国に求める声があがりました。
例えば、重点医療機関の場合、コロナ患者を受入れた病室に空床が生じ、病院の経営を直撃したことや、コロナ疑い患者を受入れた救急・周産期・小児医療機関で医療の提供に支障をきたす事例が散見され、院内感染防止対策が求められたこと。
さらに地域の医療機関は、軽症の患者がコロナへの感染リスクを回避するために定期受診を控えたりもした。いずれも地域医療の根幹を揺るがすものばかりで、地域医療を継続する観点から必要な措置が国に求められていました。
二次補正予算案の概要:新型コロナウイルス関連
新型コロナウイルス感染患者を受入れる重点医療機関や医療従事者、コロナの疑いの患者、コロナ以外の患者の感染リスク回避、さらには地域医療の継続を確保するための一般の医療機関への支援策が盛り込まれています。
厚生労働省の通知
厚生労働省からは、下記内容での通知が出ています。
医療機関の医療従事者や職員は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止・収束に向けてウイルスに立ち向かい、
1.感染すると重症化するリスクが高い患者との接触を伴いながら、
2.継続して診療等を行っていただいており、
3.医療機関でのクラスターの発生状況も踏まえ、
相当程度心身に負担がかかる中、強い使命感を持って、業務に従事していること対し、心からの感謝の気持ちとともに慰労金を給付することとしています。
医療従事者に最大20万円の慰労金支給へ:厚生労働省
新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金
新型コロナとの感染リスクと最前線で闘っている医師や看護師などの医療従事者に対しては、「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」を1人当たり上限20万円で給付する。
予算規模は2921億円、310万人の医療従事者を想定する。
給付額は、都道府県から役割を設定された医療機関等に勤務し、「実際にコロナ患者に診療などを行った医療機関」である場合は「20万円」(79万人想定)を給付。
当該医療機関に勤務しながらも、「実際にコロナ患者の診療がなかった」場合は「10万円」(35万人想定)を給付。
「その他病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所に勤務し、患者と接する医療従事者や職員」は「5万円」(196万人想定)を給付するとした。
なお給付対象は一定期間の勤務経験があること。所得税などの税金は非課税扱いとする
- 実際にコロナ患者に診療などを行った医療機関:20万円
- 上記医療機関勤務でも、実際にコロナ患者の診療がなかった場合:10万円
- その他病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所勤務:5万円
明確になってるのは、こんな感じです。
病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所に勤務してる薬剤師さんは対象になりそうですよね。あとは新型コロナウイルス感染患者さんに対応しているかいないか。
ちょ、調剤薬局の記載がないな、、、。
結構こういう時に「調剤薬局は医療機関なのか」問題が発生します。
「その他病院、診療所、訪問看護ステーション、助産所に勤務し、患者と接する医療従事者や職員」に、「等」という文字があればもしかしたらがあるかもだけど、、、ないのです。調剤薬局。
なんか、調剤薬局薬剤師は、、、正直、対象外感あるなー。
明確に、「調剤薬局」の記載を求む。
調剤薬局への給付金の有無
地域の病院、診療所、保険薬局 必要な診療を継続するための支援
重点医療機関以外の一般の病院、診療所、保険薬局、訪問看護ステーション、助産所についても、それぞれの役割や機能に応じた医療を地域に提供するため、感染拡大防止対策などに要する費用についても補助することにした。
院内の消毒や、待合室の分離、動線の確保やレイアウトの変更、電話等情報通信機器を用いた診療体制の確保などの費用を予算計上するもの。
補助額は、病院の場合、200万円に1病床あたり5万円を乗じた実費を上限に補助する。
さらに、ICU=集中治療室に入院した重症患者の治療に対する診療報酬について、感染対策の人手が必要になることなどから、通常の3倍に引き上げる方向で調整しています。
同様に有床診療所は200万円、無床診療所は100万円、薬局、訪問看護ステーション、助産所は70万円をそれぞれ上限に必要な費用を設定するとした。
あ。やっと薬局という名称が。
なるほど。個人ではなく、「薬局に」なんですね。まぁでも、そーですよね。薬局単位や企業単位にしなきゃキリがないよね。
新型コロナウイルス感染拡大による調剤薬局の状況
慰労金給付対象になるほど大変だった薬局さんは少ないのかな?
自分の薬局では結構大変でした。
やっぱり「異例中の異例」の出来事であり、日々変わる状況に対応するためにイロイロな対応、イロイロイな判断が求められましたからね、、、。
実際に患者さんを受け入れて、治療し、入院病床まで確保して、、、という対応を、感染患者さんを目の前にして行わなければならない病院さんと比較すると、そのリスクは明らかに低かったということですね。
新型コロナウイルス。このまま収束していくことを祈ってます。
2020夏の賞与・ボーナスの動向
みなさん、賞与は、どーでしたか??
某病院では、コロナ禍でリスクを負いながら最前線で懸命に戦った看護師さんのボーナスを、病院としての売上が下がっているからという理由で大幅カットするというニュースまででていました。
本当に、ココが難しいところ。
経営陣の視点でみると、当然といえば当然。売上が落ちたら、賞与は下がる。当然。ただ、現場のスタッフが納得するわけないです。
リスクを負って一生懸命働いた結果が、ボーナス大幅カット。
自分でも退職すると思います。この仕打ちは酷すぎる。
調剤薬局でも、その会社でさまざまな対応がみられました。
売上低迷により、賞与大幅カットももちろん聞いてますが、逆に最前線で働いてくれてるスタッフへの労いとして賞与アップ!という対応も聞いてます。自分の会社は、例年通りでした。
会社としては、例年通り支給するだけでも苦渋の選択なんだとは思いますが、、、会社として、人としての本質が浮き彫りになってるような気がします。
どんどん、新たに更新されているコロナ関連の内容はこちら。
ではではーしぐでしたっ
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