ブリリンタ(チカグレロル)とは?60mg・90mgの使い分けや特徴を薬剤師目線で整理
こんばんは、薬剤師のしぐです。
今回は、抗血小板薬のひとつ、
ブリリンタ錠(一般名:チカグレロル)
について。
この薬、薬剤師さんでも
「名前は知っているけど、処方はほとんど見たことがない」
という方、けっこう多いんじゃないでしょうか。

実際、クロピドグレル〈プラビックス〉やプラスグレル〈エフィエント〉と比べると、調剤薬局で遭遇する機会はかなり限られます。
でも、このブリリンタ。
P2Y12受容体阻害薬としては、ちょっと特殊。
しかも2026年3月には電子添文が改訂され、
- セリチニブ〈ジカディア〉が併用禁忌に追加
- ロスバスタチンとの相互作用について具体的な薬物動態データが追記
されています。
ということで今回は、
「60mgと90mgは何が違う?」
「クロピドグレル・プラスグレルとの違いは?」
「なぜ日本では処方が少ない?」
「薬剤師が絶対チェックしたい併用禁忌は?」
このあたりを2026年版として整理していきます。

- ブリリンタ錠とは?
- チカグレロルの作用機序|「直接・可逆的」がポイント
- ブリリンタ90mgの適応|急性冠症候群
- ブリリンタ60mgの適応|陳旧性心筋梗塞
- 60mgと90mgの違いを整理
- DAPTとは?
- なぜブリリンタは日本であまり処方されない?
- クロピドグレル・プラスグレル・チカグレロル比較
- 【2026年重要】セリチニブが併用禁忌に追加
- ロスバスタチンとの併用にも注意
- その他の併用注意
- ブリリンタの副作用|まずは出血
- 徐脈性不整脈にも注意
- 「息苦しい」はブリリンタでも起こる
- 手術前は休薬にも注意
- 飲み忘れたら2回分飲まない
- ブリリンタの薬価【2026年】
- 2026年版・ブリリンタを薬剤師目線でまとめると
- FAQ
- ブリリンタ錠の有効成分
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の適応・効能効果
- チカグレル〈ブリリンタ錠〉の用法用量
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の食事による影響
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の作用機序
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の特徴
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の禁忌
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の添付文書
- チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の薬価
ブリリンタ錠とは?
ブリリンタ錠の一般名は、
チカグレロル(Ticagrelor)
です。
現在、日本では
- ブリリンタ錠60mg
- ブリリンタ錠90mg
の2規格が販売されています。
販売開始は2017年2月。
分類としては抗血小板薬・P2Y12受容体拮抗薬です。
ただし、同じP2Y12受容体をターゲットとするクロピドグレルやプラスグレルとは、少し違った特徴を持っています。
抗血小板薬そのものを整理したい方は、まずこちらもどうぞ。

抗血小板薬については、キャブピリン配合錠についても解説しています

チカグレロルの作用機序|「直接・可逆的」がポイント
クロピドグレルやプラスグレルは、いわゆるチエノピリジン系抗血小板薬。
体内で活性代謝物へ変換されたあと、血小板のP2Y12受容体を不可逆的に阻害します。
一方、チカグレロルは非チエノピリジン系。
チカグレロルそのものがP2Y12受容体を直接、しかも可逆的に阻害する
のが特徴です。
つまり、
クロピドグレル・プラスグレル
→ プロドラッグ・不可逆的阻害
チカグレロル
→ 活性型として直接作用・可逆的阻害
という違い。

これ、薬剤師としてはかなり覚えやすいポイントだと思います。

ブリリンタ90mgの適応|急性冠症候群
90mg錠は、
PCIが適用される急性冠症候群(ACS)
に使用されます。
対象には、
- 不安定狭心症
- 非ST上昇心筋梗塞(NSTEMI)
- ST上昇心筋梗塞(STEMI)
が含まれます。
ただし、日本の電子添文には非常に大切な条件があります。
アスピリンを含むDAPTが適切であり、なおかつアスピリンと併用する他の抗血小板薬の投与が困難な場合。
つまり、
「ACSだからブリリンタ」
ではないんですね。
ここが、日本でブリリンタを見る機会が少ない最大の理由のひとつ。
ブリリンタ60mgの適応|陳旧性心筋梗塞
60mg錠は、
アテローム血栓症の発現リスクが特に高い陳旧性心筋梗塞
に使用されます。
具体的には、次のリスク因子を1つ以上有する患者さんが対象です。
- 65歳以上
- 薬物療法を必要とする糖尿病
- 心筋梗塞の既往が2回以上
- 多枝病変を有する冠動脈疾患
- 末期ではない慢性腎機能障害
ただし、これだけで投与対象になるわけではありません。
さらに患者背景や冠動脈病変などを踏まえ、
出血リスクを考慮してもDAPT継続が適切と判断される高リスク患者
に限定されています。
また、心筋梗塞発症後1年未満の患者に対する60mg 1日2回投与の有効性・安全性は確立していません。
60mgと90mgの違いを整理
ここは検索されやすそうなので、表にしておきます。
| ブリリンタ90mg | ブリリンタ60mg | |
|---|---|---|
| 主な対象 | PCI適用の急性冠症候群 | 高リスクの陳旧性心筋梗塞 |
| 初回 | 180mg | 原則なし |
| 維持量 | 90mg 1日2回 | 60mg 1日2回 |
| アスピリン | 併用 | 併用 |
| ポイント | ACS急性期 | 長期的なアテローム血栓症予防 |
ACSでは通常、
初回180mg → 90mgを1日2回
陳旧性心筋梗塞では、
60mgを1日2回
です。
いずれもアスピリン81~100mg/日との併用が基本となっています。
DAPTとは?
ここで出てきたDAPT。
Dual Antiplatelet Therapy
=抗血小板薬2剤併用療法
です。
例えば、
アスピリン+P2Y12受容体阻害薬
という組み合わせ。
PCI後の抗血栓療法では非常に重要な考え方ですね。
抗血小板薬と抗凝固薬、PCI、DAPTあたりが少し混ざってしまう方はこちらもどうぞ。

なぜブリリンタは日本であまり処方されない?
ここ、個人的にはこの記事の一番面白いところ。
海外ではチカグレロルはかなり重要なP2Y12阻害薬です。
2025年のACC/AHA急性冠症候群ガイドラインでも、PCIを受けるACS患者ではチカグレロルまたはプラスグレルがクロピドグレルより優先される位置づけです。
ところが日本では事情が違います。
日本人を多く含んだPHILO試験では、チカグレロル群はクロピドグレル群と比べ、虚血イベント・出血イベントとも高い傾向を示しました。
こうした東アジア人での結果もあり、日本では現在も他のP2Y12阻害薬等の投与が困難な場合に使用を考慮するという限定的な位置づけです。
つまり、
「海外でよく使われる=日本でも第一選択」ではない。
この違いは押さえておきたいですね。
クロピドグレル・プラスグレル・チカグレロル比較
PCI・ACSの場面を意識してざっくりまとめると、
| クロピドグレル | プラスグレル | チカグレロル | |
|---|---|---|---|
| 代表商品 | プラビックス | エフィエント | ブリリンタ |
| P2Y12阻害 | 不可逆 | 不可逆 | 可逆 |
| プロドラッグ | ○ | ○ | × |
| 維持投与 | 1日1回 | 1日1回 | 1日2回 |
| 日本での処方頻度 | 多い | 多い | 比較的少ない |
| 特徴 | 適応が広い・GEあり | 効果発現が速い | 直接作用・可逆的 |
プラスグレルについてはこちらでもまとめています。

【2026年重要】セリチニブが併用禁忌に追加
今回絶対に追加しておきたいのがここ。
2026年3月、
セリチニブ〈ジカディア〉
がブリリンタの併用禁忌に追加されました。
セリチニブは強いCYP3A阻害作用を持つため、チカグレロルの代謝を阻害し、血中濃度を著しく上昇させる可能性があります。
現在の主な併用禁忌はこちら。
強いCYP3A阻害薬
- イトラコナゾール
- ボリコナゾール
- クラリスロマイシン
- リトナビル
- コビシスタット含有製剤
- エンシトレルビル〈ゾコーバ〉
- セリチニブ〈ジカディア〉
強いCYP3A誘導薬
- リファンピシン
- リファブチン
- カルバマゼピン
- フェノバルビタール
- フェニトイン
- セント・ジョーンズ・ワート含有食品
となっています。
個人的に薬局で特に注意したいのは、
クラリスロマイシン。
「循環器の薬はいつもの処方だから」と流してしまわず、抗菌薬が追加されたときこそ併用薬確認は重要ですね。
ロスバスタチンとの併用にも注意
これも2026年版でぜひ追加したいところ。
チカグレロルはBCRPを阻害します。
そのためロスバスタチンの排出が阻害され、血中濃度が上昇する可能性があります。
2026年3月改訂では具体的な薬物動態データが追記され、
チカグレロル90mgを1日2回併用した場合、
ロスバスタチンのCmax:約2.4~2.6倍
AUC:約2.3倍
となるデータが示されました。
つまり、
ブリリンタ+ロスバスタチン
を見たら、
筋肉痛、脱力感、CK上昇など、ミオパチー・横紋筋融解症も少し意識しておきたいところ。
循環器領域ではスタチン併用自体が非常に多いだけに、これは実務的に大切なポイントだと思います。

その他の併用注意
ほかにも、
- ワルファリン・ヘパリンなどの抗凝固薬
- 血栓溶解薬
- NSAIDs
- ジルチアゼム
- ベラパミル
- フルコナゾール
- シンバスタチン
- シクロスポリン
- ジゴキシン
- モルヒネ
などとの相互作用が記載されています。
特にブリリンタはもともと出血リスクがあるため、
NSAIDsが追加されたとき
なんかも、薬局薬剤師としては注意したいですね。
ブリリンタの副作用|まずは出血
抗血小板薬なので、一番重要なのはもちろん出血。
電子添文では重大な副作用として、
- 頭蓋内出血
- 消化器系出血
などが記載されています。
患者さんには、
「鼻血が止まりにくい」
「便が黒い」
「血尿が出る」
「いつもと違う強い頭痛」
などがないか確認したいところ。
徐脈性不整脈にも注意
チカグレロルでは、
高度な房室ブロック、洞停止などの徐脈性不整脈
も重大な副作用として記載されています。
β遮断薬を併用している患者では徐脈が発現する可能性があるため、
脈拍がかなり遅くなっていないか
ふらつき・失神がないか
も確認ポイント。
循環器の処方ではβ遮断薬併用も珍しくないので、ここは意外と実務的です。
「息苦しい」はブリリンタでも起こる
そしてチカグレロルならではで覚えておきたいのが、
呼吸困難。
電子添文ではその他の副作用として記載されており、COPD・喘息・心不全など、もともと呼吸困難が生じやすい患者では投与を避けることが望ましいとされています。
循環器疾患の患者さんなので、
「息切れ=心不全?」
と考えたくなりますが、
薬剤性の可能性もある。
これを知っているだけで聞き取り方が変わりますね。
手術前は休薬にも注意
血小板凝集抑制が問題となる手術では、
5日以上前に投与を中止することが望ましい
とされています。
ただし、もちろん自己判断で中止していい薬ではありません。
抜歯や手術予定を聞いたときには、
「ブリリンタを飲んでいることを必ず医師・歯科医師へ伝えてください」
という指導が大切。
飲み忘れたら2回分飲まない
ブリリンタは1日2回。
だからこそ飲み忘れ対応も重要です。
電子添文では、
飲み忘れた場合は次回予定時刻に通常どおり1回分を服用し、2回分を一度に服用しない
とされています。
これは服薬指導でもそのまま伝えておきたいポイントですね。
ブリリンタの薬価【2026年】
2026年8月時点の薬価は、
| 製品 | 薬価 |
|---|---|
| ブリリンタ錠60mg | 77.10円/錠 |
| ブリリンタ錠90mg | 114.00円/錠 |
です。
1日2回なので、
60mg:154.2円/日
90mg:228円/日
ですね。
旧記事では60mgが100円台、90mgが140円台だったので、薬価もかなり変わっています。
こういうところも、昔の記事をそのままにしておくとズレてきますね。
2026年版・ブリリンタを薬剤師目線でまとめると
ブリリンタ〈チカグレロル〉は、
直接的かつ可逆的にP2Y12受容体を阻害する抗血小板薬。
クロピドグレル・プラスグレルとは違い、プロドラッグではなく、1日2回投与なのも大きな特徴です。
そして日本では、
90mg=PCI適用のACS
60mg=高リスクの陳旧性心筋梗塞
という使い分け。
ただし、日本では他のP2Y12阻害薬の投与が難しい場合など、使用対象がかなり限定されています。
薬局薬剤師として特に覚えておきたいのは、
「出血だけ見ればいい薬ではない」
ということ。
2026年現在なら、
クラリスロマイシンなどのCYP3A関連併用禁忌、セリチニブ追加、ロスバスタチンとの相互作用、徐脈性不整脈、呼吸困難
このあたりまで押さえておきたいですね。
処方頻度が低い薬ほど、
久しぶりに処方箋で見たときに「ん?」と思えるかどうか。
薬剤師としては、そこが大事なんじゃないかなと思います。
ではではー、しぐでした!

FAQ
ブリリンタ60mgと90mgは何が違いますか?
90mgは主にPCIが適用される急性冠症候群、60mgはアテローム血栓症リスクが特に高い陳旧性心筋梗塞に使用されます。用量・対象疾患が異なります。
ブリリンタは1日何回飲みますか?
原則1日2回です。ACSでは初回180mg、その後90mgを1日2回。陳旧性心筋梗塞では60mgを1日2回投与します。
ブリリンタはアスピリンと併用しますか?
はい。日本の電子添文では維持用量81~100mg/日のアスピリンとの併用が規定されています。
ブリリンタとクラリスロマイシンは併用できますか?
できません。クラリスロマイシンは強いCYP3A阻害薬であり、ブリリンタの血中濃度を著しく上昇させる可能性があるため併用禁忌です。
ブリリンタとロスバスタチンは併用禁忌ですか?
併用禁忌ではなく併用注意です。チカグレロルのBCRP阻害によりロスバスタチン濃度が上昇し、ミオパチーや横紋筋融解症のリスクが高まる可能性があります。
薬剤師のしぐです。
心不全療養指導士として、心疾患を中心にお勉強を続けています。
今回は、循環器内科の処方箋の半数以上に処方されているであろう「抗血小板薬」の1つチカグレロル〈ブリリンタ錠〉について!
以前も抗血小板薬についてまとめてみたことがあるのですが

今回は、チカグレロル〈ブリリンタ錠〉のみでまとめてみます。
ブリリンタ錠の有効成分
チカグレロル

以前もまとめたことのある内容から、抗血小板薬の要点だけまとめた部分だけ抜粋!
- 安価で安定の低用量アスピリン
- P2Y12ADP受容体阻害薬の先駆けチクロピジンだが、重大な副作用多数。
- 重大な副作用を改善した改良版クロピドグレルだが、個人差が出てしまう。
- さらに個人差が出ることすら改善した改良版がプラスグレル
- 世界での有効性は証明されているが、日本では不遇のチカグレロル
抗血小板薬も複数系統があり、併用することも多々あります。
ただ、このチエノピリジン系内での併用はないですね。
チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の適応・効能効果
ブリリンタ錠90mg
経皮的冠動脈形成術(PCI)が適用される急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)(ただし、アスピリンを含む抗血小板剤2剤併用療法が適切である場合で、かつ、アスピリンと併用する他の抗血小板剤の投与が困難な場合に限る)
ブリリンタ錠60mg
以下のリスク因子を1つ以上有する陳旧性心筋梗塞のうち、アテローム血栓症の発現リスクが特に高い場合
- 65歳以上
- 薬物療法を必要とする糖尿病
- 2回以上の心筋梗塞の既往
- 血管造影で確認された多枝病変を有する冠動脈疾患
- 末期でない慢性の腎機能障害

チカグレル〈ブリリンタ錠〉の用法用量
急性冠症候群(不安定狭心症、非ST上昇心筋梗塞、ST上昇心筋梗塞)
通常、成人には、チカグレロルとして初回用量を180mg、2回目以降の維持用量を90mgとして、1日2回経口投与する。
陳旧性心筋梗塞
通常、成人には、チカグレロルとして1回60mgを1日2回経口投与する。
チエノピリジン系の薬剤はプロドラッグであり、肝臓で代謝されてから活性体となり作用を発現するのに対し、チカグレロルは「チカグレロルそのものが活性を持つ」。
このため、抗血小板作用の発現は早く、また薬剤中止後も速やかに作用が切れることが期待されています。
その効果発現の特徴の反面、1日2回の投与が必要です。
用法用量における注意点
アスピリン(維持用量として81~100mg/日)と併用すること。
クロピドグレル〈プラビックス錠〉、プラスグレル〈エフィエント錠〉にも同様の縛りがあります。
保険上、必ず併用しなきゃいけないんんですよ。保険上ね。

チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の食事による影響
高脂肪食の摂取はチカグレロルのCmax或いは主代謝物であるAR-C124910XXのAUCに影響を及ぼさなかったが、チカグレロルのAUCを21%増加させ、主代謝物であるAR-C124910XXのCmaxを22%低下させた。
これら軽微な変化による臨床的意義は少ないと考えられた。
ちなみにコレらのデータは外国人でのデータになっています。
チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の作用機序
クロピドグレル〈プラビックス錠〉や、プラスグレル〈エフィエント錠〉といった既存のチエノピリジン系抗血小板薬とは異なる作用機序で、血小板のP2Y12ADP受容体を直接的かつ可逆的に阻害することで効果を発揮する経口抗血小板薬。
作用する受容体は変わらないけど、そこへのアプローチのしかたが違うってことですね。

チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の特徴
世界的にはクロピドグレル(プラビックス)を上回る有効性が認められていますが、日本人を対象とした試験では有効性と安全性のいずれも劣る傾向だったそうです。
日本人ではクロピドグレルの有効性・安全性を上回ることができなかったこのチカグレロル(ブリリンタ)。結果として、効能効果と使用上の注意に以下の文言がついてます。
ただし、アスピリンを含む抗血小板剤2剤併用療法が適切である場合で、かつ、アスピリンと併用する他の抗血小板剤の投与が困難な場合に限る
要するに、チクロピジンもクロピドグレルもプラスグレルも投与できない患者さんにだけ使えるのが、このチカグレロルことブリリンタ錠というわけですねーーー。
・・・・使える患者さんの幅狭すぎませんか!?
ってなわけで、ほぼほぼ調剤薬局ではみることのないお薬となってしまったのです。
メーカーさんに聞いた時も、全国でもホントにわずか。
1つの県に10〜50人いるかいないかとか。
チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の禁忌
- イトラコナゾール(イトリゾール)
- ボリコナゾール〈ブイフェンド〉
- クラリスロマイシン〈クラリシッド〉
- リファンピシン〈リファジン〉
- カルバマゼピン〈テグレトール〉
- フェノバルビタール〈フェノバール〉
- フェニトイン〈アレビアチン〉
他にもいくつかあるけど、とりあえず調剤薬局で見かける医薬品のみ記載してみました。
ここにも、登場しています。
クラリスロマイシン〈クラリス・クラリシッド〉


うーーーむ。
要注意医薬品ですね。
チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の添付文書
添付文書はコチラ→ https://www.info.pmda.go.jp/go/pack/3399011F1027_1_05/
チカグレロル〈ブリリンタ錠〉の薬価
- ブリリンタ錠60mg:100.5円
- ブリリンタ錠90mg:142.3円
今回はこんな感じですね。
抗血小板薬の使い方、DAPTやPCIについては以前まとめたコチラでご確認ください。

抗血小板薬と抗凝固薬の明確な違いを説明できる薬剤師さんは意外と少ないと思います。→ https://shg11710blog.com/抗血小板薬と抗凝固薬の違いや使い分け/
この際、しっかり復習しておきましょう!
ではではーしぐでしたっ


コメント
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