ソルコセリル軟膏!褥瘡に用いる外用薬を理解しようシリーズ⑥

DI情報

薬剤師のしぐです。

今回はソルコセリル軟膏についてまとめます。

何を隠そう、褥瘡治療薬が苦手な薬剤師しぐ。

これまで在宅医療への関わりがあまりなく、触れてこなかったところが大きいのですが、、、。

ここ数ヶ月、在宅患者さんへの関わりが深くなってくる事案が多くなってきたので、今回は改めてこの褥瘡治療薬についてまとめていこうかと思います。

第5弾として、ソルコセリル軟膏!!!

シリーズとして、簡単に他薬との比較や特徴をまとめていくので、逆に「こういった特徴もあるよ」とか、「こういったところがポイントだよ」というご意見あれば、教えてください!!

シリーズ第1弾はコチラの亜鉛華軟膏です。

シリーズ第2弾は、アズノール軟膏。

シリーズ第3弾は、プロスタンディン軟膏。

シリーズ第4弾は、オルセノン軟膏。

シリーズ第5弾、ゲーベンクリーム。

そして今回の、ソルコセリル軟膏。早速まとめていきます!

ソルコセリル軟膏とは

幼牛血液抽出物

なんか、すごい、、、

このソルコセリル軟膏。初めて有効成分ちゃんとみました。

幼い牛の血液から抽出した物。略して幼牛血液抽出物。

グロ、、いや、なまなましいですね。

ちなみに、痔でお馴染みのポステリザン軟膏「大腸菌死菌浮遊液」

強力ポステリザン軟膏は、この大腸菌死菌浮遊液にヒドロコルチゾンを追加したものです。

ソルコセリル軟膏の適応、効能効果

熱傷・凍瘡の肉芽形成促進

放射線潰瘍・褥瘡・下腿潰瘍・外傷・一般手術創の肉芽形成促進

要するに、肉芽形成促進効果ってことですね。

ソルコセリル軟膏の用法用量

通常、1日1〜2回患部に塗布する。

ソルコセリル軟膏の作用機序

  • ソルコセリルはミトコンドリアの呼吸を促進し、ATP産生を高め、組織機能を賦活する
  • ソルコセリルは線維芽細胞増殖を促進する
  • ソルコセリルは網内系機能を賦活する
  • ソルコセリルは皮膚微小循環血流量(ラット)及び組織コラーゲン中のhydroxyproline量を増加させ(モルモット)、創傷、炎症創の肉芽形成、血管再生を促進する(マウス、ラット)
  • ソルコセリルは実験的皮膚切創・欠損創(ラット)、熱傷創(ラット、ウサギ)及び放射線障害創(ウサギ)の治癒促進作用を有し、軟膏においても実験的皮膚切創・欠損創、熱傷、凍瘡に有効であった(ラット)

ソルコセリル軟膏の特徴

何よりも、幼牛の血液成分というところですね。牛の血液を原料とする製剤に過敏症歴を持つ患者さんには禁忌となります。

ちなみに、牛の血液を原料とする医薬品は「フィブリノリジン」「ウシトロンビン」があります。

アミノ酸、グルコース、オキシ酸、核酸塩基などを含む幼牛血液抽出物を主成分とし、皮膚微小循環血液量や組織コラーゲン(ヒドロキシプロリン)を増加させることで線維芽細胞の増殖や血管再生を促進する作用がある。

油中水型(W/O型)の乳剤性基剤だが、補水効果は弱めのため、乾燥傾向の創部では湿潤不足に注意が必要となります。

今回はこんな感じー。

これで褥瘡シリーズは第6弾。

折り返し地点です!

大学病院門前で高度な薬学管理を学び、専門医療機関連携薬局として頑張っていましたが、やはり在宅業務は現代の調剤薬局では必須な項目となっているようです。

ではではーしぐでした

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