オルセノン軟膏!褥瘡に用いる外用薬を理解しようシリーズ④

薬剤師のしぐです。

今回はオルセノン軟膏についてまとめます。

何を隠そう、褥瘡治療薬が苦手な薬剤師しぐ。

これまで在宅医療への関わりがあまりなく、触れてこなかったところが大きいのですが、、、。

ここ数ヶ月、在宅患者さんへの関わりが深くなってくる事案が多くなってきたので、今回は改めてこの褥瘡治療薬についてまとめていこうかと思います。

第4弾として、オルセノン軟膏!!

この褥瘡に用いる軟膏シリーズとして、簡単に他薬との比較や特徴をまとめていくので、逆に「こういった特徴もあるよ」とか、「こういったところがポイントだよ」というご意見あれば、教えてください!!

シリーズ第1弾はコチラの亜鉛華軟膏です。

シリーズ第2弾は、アズノール軟膏。

シリーズ第3弾は、プロスタンディン軟膏。

第5弾のゲーベンクリームです。

そして今回の、オルセノン軟膏。早速まとめていきます!

オルセノン軟膏とは

トレチノイン トコフェリル

ビタミンA酸ービタミンEエステル結合体。

薬剤師しぐ的に、外用剤領域では安心の「ポーラファーマ」さんの商品です。

トレチノイントコフェリル〈オルセノン軟膏〉の用法用量

潰瘍面を清拭後1日1〜2回ガーゼなどに伸ばして貼付するか、患部に直接塗布

細かく用法用量が記載されています。

まあ、要点としては1日1〜2回が標準の使い方ってことですね。

まあ正直、自分の薬局ではほとんど処方出ないですね。

褥瘡へ使用する場合は、「肉芽組織の盛り上がりが少ない赤色期」に用います。

トレチノイントコフェリル〈オルセノン軟膏〉の作用機序

トレチノイン トコフェリルは、創傷自然治癒の増殖過程や組織修復過程において創傷部に出現するマクロファージ、線維芽細胞及び血管内皮細胞に創傷部位で直接作用し、血管新生を伴った肉芽形成を促す。

肉芽形成、血管新生促進作用があります

トレチノイントコフェリル〈オルセノン軟膏〉の特徴

トレチノイントコフェリル〈オルセノン軟膏〉は、その成分というよりも乳剤性基剤を用いていることが特徴です。

水分含有量が多く、補水効果により湿潤環境の不足を補う。湿潤過多による浮腫性肉芽や、抗菌作用を持たないため感染に注意する必要がある。

今回はこんな感じー。

大学病院門前で高度な薬学管理を学び、専門医療機関連携薬局として頑張っていましたが、やはり在宅業務は現代の調剤薬局では必須な項目となっているようです。

これまでまとめたことのある皮膚科関連の内容がコチラ!

ではではーしぐでしたっ

コメント

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