ペミガチニブ〈ペマジール錠〉胆道がんでスズケン1社流通受託

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薬剤師のしぐです。

今回は新規抗がん剤承認のお知らせの通知をいただいたので、簡単に作用機序や概要について紹介します。

これまでまとめたことのある抗がん剤関連の内容がこちら!

たくさんありすぎるので、とりあえず3つ。

そして、以前まとめたことのあるペミガチニブ〈ペマジール錠〉についてがコチラ!

保険関係での抗がん剤関連内容がこちら!

さて、ではでは、今回の内容であるペミガチニブ〈ペマジール錠〉について!

ペミガチニブ〈ペマジール錠〉はスズケンのみで流通

スズケンは4月2日、米インサイト社の胆道がん治療薬ペマジール錠4.5mg(一般名:ペミガチニブ)について、スズケングループが日本国内でのメーカー物流から卸流通までの1社流通を受託することになったと発表した。

スズケン連結対象子会社のエス・ディ・コラボと、インサイト日本法人のインサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社が今回の1社流通で合意した。

インサイトはペミガチニブ〈ペマジール錠〉で日本での自社販売を始める方針で、物流・流通はスズケンに任せることにした。

ペミガチニブ〈ペマジール錠〉は、ファースト・イン・クラスの選択的線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)阻害薬で、「がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道がん」の効能・効果で3月23日に承認された。

FGFRのリン酸化を阻害し、下流のシグナル伝達分子のリン酸化を阻害することで、FGFR2融合遺伝子を有する胆道がんに対して腫瘍増殖抑制効果を示すと考えられている。

ペミガチニブ〈ペマジール錠〉による高リン血症に対処するため、ニプロの炭酸ランタン顆粒分包「ニプロ」を併用する。

スズケンは今回の受託に至った背景について、「エス・ディ・コラボのメーカー物流およびスペシャリティ医薬品流通の実績と日本新規参入メーカーの受託実績、スズケングループの物流サービスと機能をインサイトに評価してもらったという経緯がある」と説明。1社流通とすることで、「国内流通在庫の偏在を最小化し、適切な温度帯での保管・輸配送と安定供給を実現する」としている。

メーカー物流は、メーカー物流センターでの保管・管理をスズケン連結対象子会社のエス・ディ・ロジが担う。メーカー物流センターから卸物流センターまでの輸配送は、同じくスズケン連結対象子会社の中央運輸株を中心とした医薬品共同配送ネットワークが担う。卸流通は、スズケングループの医薬品卸7社が担当する。

スズケンは、「今後もスペシャリティ医薬品流通において、国内への新規参入や新製品の上市を目指す製薬企業の要望に応えていく」とし、「新薬を待ち望む患者に確実に医薬品をお届けできるよう、流通基盤の強化に努め、日本の医療に貢献する」としている。

ふむふむ、なるほど。

スズケンさんのみでの流通医薬品。高額品が多いですよね。

地域にもよるのかなと思いますが、自分の薬局ではアナグレリド〈アグリリンカプセル〉アトバコン〈サムチレール内用懸濁液〉あたりですかね。

【1社流通とすることで、国内流通在庫の偏在を最小化し、適切な温度帯での保管・輸配送と安定供給を実現する】

うーむ、素晴らしい考え。

ここからは、以前まとめていたペミガチニブ〈ペマジール錠〉の内容です。

ペマジールの有効成分

ペミガチニブ

〜ニブなので、キナーゼ阻害薬(低分子阻害薬)ですね。

商品名が〈ペマジール錠〉

これまでまとめたことのある「〜ニブ:低分子阻害薬」はコチラ

ちなみに、「〜マブ:モノクローナル抗体」はコチラ

ペミガチニブ〈ペマジール〉の適応、効能効果

FGFR2融合遺伝子陽性の局所進行または転移性胆管がん

胆管がん。てことですね。

ペミガチニブ〈ペマジール〉の用法用量

ペミガチニブの推奨用量は、21日を1サイクルとして1日1回13.5 mgを14日間連続して経口投与し、その後7日間休薬する。

胆管がんの概要

簡単に、胆管がんの概要の要点だけ。

ちなみに、「胆管」とは、肝臓から十二指腸までの胆汁(肝臓でつくられた消化液)の通り道のこと。肝臓の中を走る胆管は肝内胆管と呼び、肝臓の外に出てから乳頭部の手前までを肝外胆管と呼びます。

胆管を原発とするがんを胆管がんといいます。

  • 胆道がんはがん種別罹患数では13番
  • 胆道がんはがん種別死亡者数では6番と予後不良

この胆管がんとなると、くくりがなかなか難しくなります。肝臓以外の胆道系を原発とする胆道がんは、さらに発生部位によって胆管がん・胆嚢がん・および乳頭部がんに分類されます。

FGFR2融合遺伝子とは

線維芽細胞増殖因子受容体のことをFGFRといいます。そのサブタイプのことですね。

哺乳類の線維芽細胞増殖因子受容体ファミリーはFGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4の4種類からなり、一般的には「分裂促進因子」としての作用が主となります。

チロシンキナーゼやEGFR、HERみたいな感じってことですね。

今回はこんな感じー。

がん治療に関しては、ほんとにどんどん新しい治療、新しい医薬品が増えていきます。

調剤薬局でも、この抗がん剤治療への関わりは必須になっていくので、どんどん知識を更新していきましょう!

ではではーしぐでしたっ

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