シムビコートのジェネリック「ブデホル」とは?先発との違い・使い方・薬価・SMART療法を解説【2026年版】

薬剤師のしぐです。
今回は、かなり久しぶりにこの記事を全面リライト。
テーマは、
シムビコートタービュヘイラーのジェネリック「ブデホル吸入粉末剤」
についてです。
シムビコートのGEが発売された当初からこの記事を書いていたんですが、気付けば2026年。
当時とは、
- 薬価
- 販売メーカー
- 供給状況
- 調剤報酬
- 吸入指導を取り巻く環境
いろいろ変わっています。
ということで今回は、
「結局、シムビコートとブデホルって何が違うの?」
というところを中心に、
- シムビコートとブデホルの違い
- JG・MYL・ニプロのラインナップ
- 2026年の薬価
- 吸入方法
- 初回準備操作
- SMART/MART療法
- 喘息とCOPDでの使い方
- ジェネリック変更時の注意点
- 薬剤師が吸入指導するときに見ておきたいポイント
まで、まとめ直してみます。
吸入薬って、
薬そのものだけじゃなく「正しく吸えているか」がものすごく重要。
だからこそ、単純に「先発→GEへ変更しました」で終わらせたくない薬なんですよね。
ではでは、2026年版。
いってみましょう。
- シムビコートのジェネリックは「ブデホル吸入粉末剤」
- シムビコート・ブデホルの作用を簡単におさらい
- シムビコートとブデホルの適応は?
- 気管支喘息での用法|SMART・MART療法も可能
- COPDでは頓用吸入ではない
- シムビコートとブデホルの違いは?
- ブデホル「JG」はシムビコートにかなり似たデバイス
- 最大の注意点!ブデホル「JG」の初回準備操作は「カチン4回」
- ブデホルの基本的な吸入方法
- 吸入後の「うがい」は忘れずに
- シムビコートとブデホルの2026年薬価を比較
- 2026年のブデホル供給状況は?
- シムビコートからブデホルへGE変更するときのメリット
- シムビコートからブデホルへ変更するときのデメリット・注意点
- 薬剤師としてブデホルの吸入指導で確認したいこと
- シムビコート・ブデホルだけじゃない!吸入デバイスは本当にいろいろ
- ブデホルはAGなの?
- まとめ|シムビコートGE「ブデホル」は薬価だけでなく吸入手技まで確認しよう
- FAQ|シムビコートとブデホルのよくある質問
- ブデホル吸入粉末剤60吸入「JG」の製剤写真
- ブデホル吸入剤の使い方、実際の準備操作
- ブデホル吸入使用時の注意点!準備操作空打ちの回数
- ブデホル吸入の使い方指導の際に。各部の名称や注意点
- シムビコートとジェネリックのブデホル吸入との薬価の比較
- ブデホル吸入の処方状況
- ブデホル吸入「JG」の出荷調整。「MYL」や「ニプロ」発売
- ブデホル吸入「二プロ」「MYL」発売!が、出荷調整、、、
- シムビコートをブデホル吸入にジェネリック変更。メリット・デメリット
シムビコートのジェネリックは「ブデホル吸入粉末剤」
まずは基本から。
シムビコートタービュヘイラーの有効成分は、
ブデソニド+ホルモテロールフマル酸塩水和物
です。
そして、そのジェネリック医薬品が、
ブデホル吸入粉末剤
という名前。
「ブデ」ソニド+「ホル」モテロール。
ブデホル。
……うん。
ジェネリックの配合剤らしい、ものすごくストレートな名前ですね。
2026年現在、国内では主に、
| 製品 | メーカー |
|---|---|
| ブデホル吸入粉末剤「JG」 | 日本ジェネリック |
| ブデホル吸入粉末剤「MYL」 | 東亜薬品/ヴィアトリス |
| ブデホル吸入粉末剤「ニプロ」 | ニプロ |
があり、それぞれ30吸入と60吸入が用意されています。
先発品のシムビコートと同じく、
ICS+LABA配合吸入薬
という位置づけです。
ICSがブデソニド。
LABAがホルモテロールですね。
シムビコート・ブデホルの作用を簡単におさらい
今回はジェネリックとの違いが主役なので、作用機序は簡単に。
ブデソニド:ICS
ブデソニドは吸入ステロイド薬。
気道の炎症を抑えることで、
- 咳
- 喘鳴
- 息苦しさ
- 喘息発作
などを抑えていきます。
喘息治療では、
「症状がないときにも気道の炎症を抑えておく」
ことが重要。
その中心となる薬ですね。
ホルモテロール:LABA
ホルモテロールは長時間作用性β2刺激薬。
気管支を広げて呼吸を楽にします。
しかもホルモテロールは、
作用発現が比較的速いLABA
というところがポイント。
この特徴があるからこそ、シムビコート/ブデホルでは維持療法だけでなく、一定の条件下で発作時にも同じ吸入薬を使用するSMART/MART療法が可能になります。
ここはシムビコート・ブデホルの大きな特徴ですね。

シムビコートとブデホルの適応は?
シムビコートおよびブデホルは、
気管支喘息
そして、
COPD(慢性閉塞性肺疾患)
に使用されます。
ただし、
喘息とCOPDでは使い方が同じではありません。
ここは服薬指導でも結構大事。
気管支喘息での用法|SMART・MART療法も可能
気管支喘息では通常、成人に、
1回1吸入・1日2回
から使用します。
症状に応じて増減され、維持療法としては最大、
1回4吸入・1日2回=1日8吸入
まで。
さらに、維持療法として1回1吸入または2吸入を1日2回使用している患者では、医師の指示により発作時の頓用吸入として同じ薬を追加することができます。
いわゆる、
SMART療法/MART療法
ですね。
発作時にはまず1吸入。
数分経っても症状が続く場合にはさらに1吸入し、必要に応じて繰り返します。
1回の発作につき最大6吸入。
維持療法+頓用を合わせた1日量は通常8吸入まで、一時的には12吸入までとされています。
ただし、
「シムビコートだから発作時にも勝手に吸っていい」わけではありません。
ここ、患者さんには必ず確認したいところ。
処方医からSMART/MARTとして指示されている患者さんだけです。
COPDでは頓用吸入ではない
一方、COPDでは通常、
1回2吸入・1日2回
です。
喘息のSMART/MART療法とは違い、
COPDだから苦しくなったらブデホルを追加吸入
という使い方ではありません。
処方箋だけ見ていると同じブデホルですが、
「喘息なのかCOPDなのか」
によって指導内容が変わってくる。
ここは薬剤師として確認しておきたいですね。
シムビコートとブデホルの違いは?
では本題。
先発品シムビコートとジェネリックのブデホル。
基本となる有効成分と1吸入あたりの有効成分量は同じです。
1吸入あたり、
- ブデソニド 160μg
- ホルモテロールフマル酸塩水和物 4.5μg
となっています。
では何が違うのか。
薬局で特に気になるのは、
- デバイス
- 初回準備操作
- 操作感
- 薬価
このあたりです。
ブデホル「JG」はシムビコートにかなり似たデバイス
自分の薬局で以前から採用していたのが、
ブデホル吸入粉末剤「JG」
です。
最初に実物を触ったときにも感じましたが、
かなりシムビコートのタービュヘイラーに近い。
この「似ている」というのは結構重要なんですよね。
長年シムビコートを使ってきた患者さんに、
突然まったく違う操作方法のデバイスを渡すと、
それだけで吸入ミスにつながる可能性があります。
ジェネリックへ変更するときには、
「成分が同じか」だけでなく、「患者さんが同じように操作できるか」
も大切。
吸入薬ならなおさらです。

最大の注意点!ブデホル「JG」の初回準備操作は「カチン4回」
ここ。
この記事で一番覚えて帰ってほしいところかもしれません。
ブデホル「JG」を初めて使用するときには、
初回の準備操作が必要です。
オレンジ色のグリップを左右に動かして、
「カチン」という音を4回
鳴らします。
日本ジェネリックの最新FAQでも、初回開封時に「カチン」音が4回するまで準備操作を行うよう案内されています。
これ、昔この記事を書いたときにも、
「なぜ4回にしたーーー!」
と思ったところ。
というのも、シムビコートを長年使用している患者さんほど、
「いつものやり方」
が体に染みついているから。
ジェネリックへ変更した直後こそ、
「見た目がほぼ同じだから大丈夫ですね」
で終わらせず、
最初の1本は一緒に操作確認する。
これがおすすめです。
なお、メーカーによってデバイスや使用方法に違いがある可能性があるため、実際の製品に添付された使用方法・患者向け資材を確認してください。
ブデホルの基本的な吸入方法
基本的な流れはこんな感じ。
- キャップを外す
- 吸入器をまっすぐ立てる
- グリップを回して薬剤をセット
- デバイスから口を離して十分に息を吐く
- 吸入口をしっかりくわえる
- 深く大きく吸い込む
- 吸入口から口を離す
- 数秒間息を止める
- ゆっくり息を吐く
- 使用後はうがい
ポイントは、
吸入口に向かって息を吐かないこと。
ブデホルはドライパウダー吸入剤です。
吸入口に息を吹き込むと湿気が入る原因になります。
また、
「薬が出ている感じがしなかった」
という患者さんもいます。
吸入粉末剤はエアゾールのような強い噴霧感がないため、
「感じなかった=吸えていない」ではありません。
不安な場合は練習用デバイスなどを使って、実際の吸気ができているか確認すると安心ですね。
吸入後の「うがい」は忘れずに
シムビコート・ブデホルには吸入ステロイドのブデソニドが含まれています。
そのため使用後は、
うがい
が重要。
吸入ステロイドでは、
- 口腔カンジダ症
- 嗄声
- 口腔・咽頭部の不快感
などの局所副作用がみられることがあります。
「吸ったらうがいしてくださいね」
だけではなく、
本当に毎回うがいできているか?
まで聞いてみるといいと思います。

シムビコートとブデホルの2026年薬価を比較
そしてジェネリックといえば、
やっぱり気になるのが薬価。
2026年4月以降の薬価を比較してみます。
| 製品 | 30吸入 | 60吸入 |
| シムビコート | 1,242.20円 | 2,042.30円 |
| ブデホル「JG」 | 611.60円 | 1,176.10円 |
| ブデホル「MYL」 | 611.60円 | 1,176.10円 |
| ブデホル「ニプロ」 | 746.30円 | 1,176.10円 |
2026年7月時点の薬価情報ではこのようになっています。
いやー。
昔この記事を書いたときと薬価が全然違いますね。
定期的な確認、本当に大事。
60吸入で比較すると、
シムビコート:2,042.30円
↓
ブデホル:1,176.10円
その差、
866.20円/本。
複数本処方される患者さんでは、薬剤費への影響もそれなりに大きくなります。
もちろん実際の患者負担額は保険負担割合や他の薬剤などによって変わりますが、
ジェネリック変更による薬剤費削減効果は大きい吸入薬
といえそうですね。
2026年のブデホル供給状況は?
旧記事では、
「ブデホルが出荷調整!」
という内容を書いていました。
ですが、
ここは2026年現在かなり状況が変わっています。
日本ジェネリックでは、
- ブデホル60吸入「JG」:2026年2月に限定出荷解除
- ブデホル30吸入「JG」:2026年3月に限定出荷解除
となり、2026年8月4日現在の供給状況一覧でも通常出荷となっています。
また、ブデホル30吸入「MYL」についても2026年3月に通常出荷再開が案内されています。
いやー。
これは助かりますね。
吸入薬は、
デバイスを変更すること自体が患者さんへの負担
になることがあります。
そのため、供給が不安定だからメーカーを次々切り替える、という状況はできれば避けたい。
今後も供給状況は変動する可能性があるため、実際の採用品についてはメーカー・卸の最新情報を確認してください。
シムビコートからブデホルへGE変更するときのメリット
薬剤費を抑えられる
最大のメリットはやっぱりここ。
60吸入では1本あたり800円以上の薬価差があります。
長期継続する吸入薬だけに、積み重なるとかなり違います。
デバイスが比較的近い
特にブデホル「JG」は、シムビコートを使ってきた患者さんにも比較的馴染みやすい形状。
全く違うデバイスに変更するよりは、抵抗感が少ない患者さんも多い印象です。
後発医薬品の選択肢が複数ある
JG・MYL・ニプロと複数メーカーが存在することも、供給面では大きな意味があります。
シムビコートからブデホルへ変更するときのデメリット・注意点
ただし、
「安いからブデホルでいいですよね!」
だけで変更してしまうのはちょっと違うかなと思っています。
操作方法を再確認する必要がある
見た目が似ていても細かな操作が異なる場合があります。
特に初回準備操作。
高齢患者さんでは、
「今までと同じだと思っていた」
という思い込みが一番怖い。
吸入感の違いを訴える患者さんもいる
吸入器が変わると、
- 吸った感じ
- グリップの回しやすさ
- 吸入口の感触
- 抵抗感
などが変わったと感じる患者さんもいます。
有効成分が同じだからといって、
患者さんの使用感まで完全に同じとは限らない。
ここは吸入薬のジェネリック変更ならではですね。
「効かなくなった」と感じたら手技も確認
ジェネリック変更後に、
「なんか効かない」
と言われた場合。
もちろん症状悪化そのものを疑う必要がありますが、
同時に、
ちゃんと薬剤をセットできているか?
しっかり吸えているか?
という手技確認も重要。
吸入薬では薬剤変更と同時にデバイス変更が起こるため、
「薬が合わない」
と判断する前に、吸入手技を一度見せてもらいたいところです。
薬剤師としてブデホルの吸入指導で確認したいこと
自分なら最低限、このあたりを見ます。
- 初回準備操作はできたか
- 本体を正しい向きで持っているか
- グリップを最後まで操作できているか
- 通気口を塞いでいないか
- 吸入前に息を吐いているか
- 吸入口へ息を吹き込んでいないか
- 十分な勢いで吸えているか
- 吸入後に息止めできているか
- うがいしているか
- 残量表示を理解しているか
- 定期吸入と発作時吸入を混同していないか
ここまで見ると、
結構ありますよね。
だから吸入薬って面白い。
処方箋だけを見ると、
「ブデホル 2吸入 1日2回」
という数行。
でも実際には、
患者さんが正しく使えて初めて治療が成立する薬
なんですよね。

2026年度から吸入薬指導加算は「6月に1回」となっているので、吸入薬を多く扱う薬局ではあわせて確認しておくといいと思います。
シムビコート・ブデホルだけじゃない!吸入デバイスは本当にいろいろ
呼吸器領域では、
タービュヘイラー以外にも、
- エリプタ
- レスピマット
- ディスカス
- pMDI
- ブリーズヘラー
など、本当にいろいろな吸入デバイスがあります。

同じ「吸入薬」でも、
デバイスが変われば操作方法も吸い方も変わる。
だから、
「吸入薬を飲み薬と同じ感覚でGE変更する」
というより、
「デバイス変更を伴う可能性のある薬剤変更」
として考えたほうがいいと思っています。
ブデホルはAGなの?
これも検索されそうなので書いておきます。
ブデホルは、
シムビコートの後発医薬品ですが、AG(オーソライズドジェネリック)ではありません。
一般的なジェネリック医薬品です。
そのため、
「シムビコートと全く同じ製品を別名称で販売している」
という意味ではありません。
有効成分・含量は同じでも、
デバイスや使用感などを含めて患者さんにはきちんと説明しておくほうがいいですね。
まとめ|シムビコートGE「ブデホル」は薬価だけでなく吸入手技まで確認しよう
今回は、
シムビコートのジェネリック「ブデホル吸入粉末剤」
について2026年版としてまとめ直しました。
ポイントを整理すると、
- シムビコートのGEは「ブデホル吸入粉末剤」
- 有効成分はブデソニド+ホルモテロール
- JG・MYL・ニプロがある
- 気管支喘息とCOPDに使用
- 喘息では条件を満たせばSMART/MART療法が可能
- COPDでは通常1回2吸入・1日2回
- ブデホル「JG」は初回準備操作で「カチン4回」
- 2026年は先発との薬価差も大きい
- 2026年にはJGの30・60吸入とも限定出荷が解除
- GE変更時には吸入手技の再確認が重要
こんなところ。
シムビコートからブデホル。
錠剤なら、
「成分同じですよ」
で済む場面も多いですが、
吸入薬はそれだけでは不十分。
正しく薬剤をセットして、正しく吸えて、初めて薬として成立する。
ここが吸入薬の面白いところであり、薬剤師の出番でもあると思っています。
ジェネリックに変更したその日こそ、
一度患者さんと一緒にデバイスを確認してみる。
それだけでも、
「なんとなく吸えている」
から、
「ちゃんと吸えている」
へ変えられるかもしれません。
ではでは。
しぐでしたっ。
FAQ|シムビコートとブデホルのよくある質問
シムビコートのジェネリックは何ですか?
シムビコートタービュヘイラーのジェネリックは「ブデホル吸入粉末剤」です。2026年現在、JG、MYL、ニプロなどがあり、30吸入・60吸入が販売されています。
シムビコートとブデホルの成分は同じですか?
有効成分は同じで、ブデソニドとホルモテロールフマル酸塩水和物の配合剤です。1吸入あたりブデソニド160μg、ホルモテロール4.5μgを含みます。
ブデホルはシムビコートのAGですか?
いいえ。ブデホルはシムビコートの後発医薬品ですが、AG(オーソライズドジェネリック)ではありません。
ブデホル「JG」の初回準備操作は何回ですか?
初回開封時のみ、グリップを左右に動かして「カチン」という音が4回するまで準備操作を行います。通常の1回分を吸入するときの操作とは別なので注意が必要です。
ブデホルでもSMART療法はできますか?
気管支喘息で一定の条件を満たし、医師から維持療法+頓用吸入として指示されている患者では可能です。自己判断で発作時吸入を追加してはいけません。
COPDでも発作時にブデホルを追加吸入できますか?
COPDでの通常用法は1回2吸入を1日2回です。喘息におけるSMART/MART療法と同じような自己判断での頓用追加吸入ではありません。
シムビコートからブデホルへ変更すると薬代は安くなりますか?
2026年の薬価では、60吸入はシムビコート2,042.30円に対し、ブデホルは1,176.10円です。薬価差は866.20円/本あります。ただし実際の自己負担額は保険負担割合などによって異なります。
ブデホル吸入後にうがいは必要ですか?
必要です。吸入ステロイドのブデソニドを含むため、口腔カンジダ症や嗄声などの局所副作用を減らす目的で、吸入後にはうがいを行います。
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薬剤師のしぐです。
ついに発売されました、シムビコートのジェネリック医薬品。
その名も、ブデホル吸入粉末剤!!
今回はこのブデホル吸入についてポイントをまとめてます。とりあえず、日本ジェネリックさんからの発売が1番早かったみたいですね。
自分の薬局でも、その発売の早さからブデホル吸入粉末剤「JG」を採用してます。
ブデホル吸入粉末剤。スゴイ名前。シムビコートのほうが、だいぶスマートな印象ですよね。
シムビコート吸入【ブデソニド+ホルモテロール】のジェネリックでブデホル吸入、、、。
このブデホル吸入もそうなのですが、アムバロ配合錠とか、イルアミクス配合錠とかね。配合剤のジェネリックの名前って大変だよね。

シムビコートという吸入粉末剤については、ご存知の薬剤師さんも多いかと思います。そのジェネリックが販売開始になってるということですね〜
その使い方の簡便さもあり、今や1番使用されてる吸入薬なのでは?と思うほどよく処方されます。シムビコート発売時にうたわれたSMART療法が革新的な使い方ですからね。

自分の薬局では1日20〜30本は調剤するでしょうか。
結構かさばるんですよね。シムビコートに限らず、吸入全般。
肺深部の炎症をしっかり抑える抗炎症作用と、発作時に気管支拡張作用を狙って使用もできる即効性。この両面での確実な効果で「咳や呼吸困難といった呼吸器領域」をもち、さらに使い方の簡便さもあり幅広く使用されている印象のシムビコート。
ではでは、ついに発売されることになったこのシムビコートのジェネリックであるブデホル吸入粉末剤について、練習用キットデバイスの写真をはさみながら空打ち等々使い方の解説をしていくよ。
あ、「シムビコート吸入の作用機序とは!」なんて内容は今更感半端ないので、書きませんので。
ホントに、先発品「シムビコート吸入」とジェネリック「ブデホル吸入」との空打ちやグリップ、使い方の違いを比較しつつまとめます。使うデバイスは、日本ジェネリックさんのブデホル吸入「JG」のものです。
ブデホル吸入粉末剤60吸入「JG」の製剤写真
でーーーーーーーん!!コレがブデホル吸入です!

60吸入用ですね。
うんうん、日本ジェネリックさんのブデホル吸入粉末剤「JG」。見た目はシムビコートとほとんど変わらないね。ジェネリックとしては、大切なポイントですからね
長年先発品「シムビコート吸入剤」を使用している患者さんでもブデホル吸入へのジェネリック変更後はデバイスでの大きな違いもないようなので違和感なく使用できるかも。
キャップを開けるとこんな感じで吸入部が出てきます。シムビコートとの違和感なしですね

うんうん、ブデホル吸入。いいね。
これならシムビコートからブデホルにGE変更しても特に違和感ないですよね。
軽くオレンジ色の持ち部を回すだけで、簡単にキャップは外れました。シムビコートはココの持ち部が鮮やかな赤ですよね。

ここがブデホルの吸入部。サイズ的にもシムビコート吸入剤との違いなし。実際に使用する患者さんも違和感なく使えると思われます。
ほとんど先発医薬品のシムビコートと同じ形をしてますが、少し気になった部分?コレはイイね!という部分だけまとめたものが、コチラ。
より使いやすく!を考えた、まさにジェネリックだからこそな品質、デバイス改良ですねー
握り感や持ちやすさはそのまま使いやすさに影響してきますからね!後半で説明する使い方についても、ほぼほぼシムビコートとかわりないので安心ですねー
ブデホル吸入剤の使い方、実際の準備操作
はい、これがJGこと日本ジェネリックさんからいただいたブデホル吸入粉末剤「JG」の使用方法が記載された資料。
えーと、ほぼほぼ、手技含め使い方はシムビコートと同じですね。

ブデホル吸入デバイスの、握ってはいけない部分や薬剤充填時の手技も見やすいです。
ブデホル吸入に限らず、吸入ステロイドでは必須の副作用予防「吸入後のうがい」についてもしっかり記載があって良いですね!
ブデホル吸入使用時の注意点!準備操作空打ちの回数
ただ1つ。ただ1つ!!!
ブデホル「JG」の、ここだけは必ず抑えておかなきゃいけないぞというシムビコートと違ってくる使い方がこちら。

なぜーーーーー!!
ブデホル吸入粉末剤せんせーい!
なぜ使用開始時に行うこの準備操作である空打ちを、「4回」にしたのか!!!なぜそこに、違いを作ってしまったのか!!
シムビコート吸入剤は、ここの空打ちが「3回」なんだよね。
この通り。

まあ、間違えて3回しか空打ちしなかったとしても、そこまで支障は、、、なさそうかな。
でもこういった違いって、高齢者だったりには受け入れ難いよね。ブデホル吸入さん。こういった微妙なとこでのズレはなくしてほしいです、、、
もともとジェネリック変更に抵抗のある高齢者は多いので、ココがネックになってしまうかも、ですね。
もう一度だけ言っておきますよ。
このブデホル吸入の準備操作の空打ちは4回ですよ!!
ブデホル吸入の使い方指導の際に。各部の名称や注意点
ブデホル吸入の指導箋をみてて、特に気になる部分はないかな?

表示カウンターが、30吸入用だと「30→15→0」、60吸入用だと「60→40→20→0」で進んでいくんだね。
通気口もシムビコートとジェネリックのブデホル吸入の間で大差なし。
ジェネリックのブデホルでは淡オレンジの胴部分を手のひら全体でギュッと持ってしまうと、空気の通り道を塞いでしまうのでダメってやつね。
シムビコートとジェネリックのブデホル吸入との薬価の比較
| 30吸入用 | 60吸入用 | |
| 先発品:シムビコート吸入 | 3047.7円/本 | 5935.3円/本 |
| 後発品:ブデホル吸入「JG」 | 1250.1円/本 | 2348.4円/本 |
と、シムビコートとそのジェネリック、ブデホルと薬価の違いはこんな感じかな。
やすい!!さすがブデホル!!約1/3だ!
ウチの薬局では普通に1人の患者さんに8本〜12本処方されるので、医療費削減には効果的。
ブデホル吸入の処方状況
自分の門前病院さんでは、完全にブデホル吸入に切り替わりつつあります。
老若男女問わず、ブデホル吸入へ。
よくも悪くも、、、
手技の注意点などなど、説明する調剤薬局の腕の見せどころですね。

これが、そのブデホルさん。
箱開けがなかなか大変。
シムビコート吸入剤のように、このブデホル吸入粉末剤でも10本包装の販売をせつに求む。

ブデホル吸入「JG」の出荷調整。「MYL」や「ニプロ」発売
コレまで日本ジェネリックさんのブデホル吸入「JG」のみだったので、注文が集中して需要が供給を上回ってしまったようです。
それで、ブデホル吸入剤「JG」は出荷調整になってしまいました。
ただ、今後マイランさんのブデホル吸入剤「MYL」やニプロさんのブデホル吸入剤「ニプロ」の発売が控えてますので、コレで注文がばらけることでなんとか安定するかもしれません。
空打ち等、使い方のズレが気になるところですが、、、指導箋もらえるか、手配してみようかな。
そこは追って追記していきます!

ブデホル吸入「二プロ」「MYL」発売!が、出荷調整、、、
ついに発売されました!!が!!!
ブデホル吸入全般さっそくの出荷調整。
まぁ、需要が大きいジェネリックなのに販売会社が少な過ぎますよねー。吸入機器の製造も必要なので、それなりの設備等必要になるんでしょうけど、、、
というわけで、この大人気商品「シムビコート」のジェネリックは現在どれも出荷調整中でございます。
シムビコートをブデホル吸入にジェネリック変更。メリット・デメリット
ただ、薬局の売上的には、うーーーん。どうなのかな。
難しいよね。シムビコート12本の場合は薬剤料だけで考えても7万円の売上。ジェネリックのブデホル吸入になると3万円弱の売上に。
それで、ジェネリック:GE変更率に換算すると数量「12」ですからね、、、。
6錠3X90日分で540錠処方されるムコダイン錠250mgの場合は4600円の売上がジェネリックでは3000円に。
それで、ジェネリック:GE変更率に換算すると数量「540」になる。
効率悪いよね?そろそろ数量ベースじゃなくて薬価ベースでの変更率で考えた方がいいんじゃないかと思う今日この頃。
雇われ薬局長はこういったことも考えながら毎日業務してるんです。はい。
数量を稼げそうなジェネリック:GEについても色々まとめてるのでみてみてね





と、今回はこんな感じーーー。
簡単にね。シムビコート吸入のGEである「ブデホル吸入」についてまとめたよ。
ウチの薬局では、上記売上への影響もあるので少しずつ変更していく予定です。
販売後しばらく経つけど、2020.5の時点では10人前後、シムビコートもジェネリックに変えて欲しいという事で、ブデホル吸入に変わってます。
調剤報酬改定の短冊もでて、まだ後発品体制加算は残りそうなので、GE変更に追われる2年になりそうですね。

そして、今回の調剤報酬改定の目玉の1つ。
「吸入薬指導加算」についてもまとめたよ。
ちなみに、今回の主役「シムビコート」、そのジェネリックである「ブデホル吸入」はタービュヘイラーです。

ではではーーしぐでしたっ


コメント
シムビコートのGE品、早速試したけど全然効かんし、効果の違いに驚愕!
吸入器の精度か薬の粒子径の違いなんか原因はわからんけど、個人的にお勧めはできませんね
薬価は4掛けで魅力的だけどね。
先発に戻したら症状落ち着いたし…。JG品 品質悪すぎ日調さんマジ頼むわ
[…] […]
[…] […]
シムビコートからブデホル(JG)に切り替えました。
40吸入(10日間)ほど使用しましたが咳が酷くなり改善しないので、シムビコートに戻したところ緩和しました。
シムビコートは振るとシャカシャカと中の粉剤のようなものの音がしますが、ブデホルは何の音もありません。これが吸引時の粒径などに影響しているのか定かではありませんが、私には合わないのかもしれません。
薬価は魅力的なのですが、次もブデホルを選択とはならないでしょう。残念です。
[…] […]
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