ピバレフリン点眼液も供給停止。流通品も自主回収です。その理由が!!ピバレフリンの概要や溶解方法も一緒に。

こんばんはーーーしぐです。

またしても供給停止が。しかも、すでに出回ってる物も自主回収。

その商品が、「ピバレフリン点眼液」です!

えーと、最近こういった内容が多すぎるので少ししつこいかと考えたのですが。

今回は、その自主回収・供給停止の理由が衝撃的だったのでまとめてみることにしました。

ピバレフリン点眼液の供給停止の理由

これ。この通り。

えっ、、、。こ、これは、、、

が、ガラス1?

天下の参天さん、、、ガラスはまずいですよ。

普通に失明しちゃうよ?怖いよーーー。

って、まあ可能性があるだけだからね。うん、可能性。

というかこのピバレフリン点眼液。緑内障の薬なんだけど、他の緑内障治療薬と比べて作用機序が異質なんですよね〜。ではご紹介します。

ジピベフリン(ピバレフリン)点眼液とは。概要だよ。

効能効果

開放隅角緑内障、高眼圧症

普通の「緑内障」ではないんだよねー。

用法用量

用時、添付溶剤に溶解し、通常1回1滴、1日1~2回点眼する。 なお、通常は低濃度(0.04%)製剤を投与し、効果が不十分な場合は、高濃 度(0.1%)製剤を投与する。

溶解方法

ちなみに、添付文書にも書いてるけど「溶解後1ヶ月以内に使用すること」です。

作用機序

有効成分のジピベフリンは、眼内で加水分解されアドレナリンに転換されてから薬理作用を発揮します。その眼圧降下作用は、おもにβ2刺激作用によります。

毛様体及び隅角線維柱帯に存在する交感神経受容体を刺激することで房水産生を抑制し、さらに房水流出を促進します。

主として流出促進効果によって眼圧を下降させると考えられているようですが、眼圧を下げる作用はそれほど強くないとも言われています。

点眼初期は房水産生を一時的に増加させるのですが、その後減少に転じ眼圧降下に寄与するものと考えられています。

β遮断薬との矛盾

これ、思いませんか?

緑内障の治療で主役の1つ、β遮断薬。チモロールカルテオロールニプラジロールなど種類もいくつかあるのですが、アドレナリンのβ刺激作用と正反対の作用機序

うーーーーむ。今度参天さんに聞いてみようかな。
交感神経の刺激作用でも遮断作用でも眼圧低下、、、。

人間の体って不思議だからね。β受容体にもいくつもあって〜ってことなんでしょうけどね。

今回はこんな感じですね〜。

以前書いたエイベリス点眼についてはこちら ↓

内服のお勉強ばっかりしてきたこれまでの薬剤師人生ですが、外用薬についても勉強し出すとなかなか学ぶことが多いですね。

またいろいろまとめていきますねーーー。

ではでは、しぐでしたっ

コメント

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