ネモリズマブをアトピー性皮膚炎患者へ臨床試験実施!中外製薬とマルホ

DI情報

薬剤師のしぐです。

皮膚科領域で、患者数が圧倒的に多い疾患である「アトピー性皮膚炎」。

以前も関連する内容でまとめてあるのがコチラ。

そして、今回また新しい医薬品が「アトピー性皮膚炎」治療に加わるようです。

その名も「ネモリズマブ」です。

〜マブなので、モノクローナル抗体ですね。

こういったバイオ製剤が、どんどんこのアトピー性皮膚炎でも新しく適応になってきてますよね。

デュビルマブ〈デュピクセント皮下注〉を使用してる患者さんは、スゴク効き目がよく、ホントにこのデュビルマブ〈デュピクセント皮下注〉のみで症状コントロールがうまくできるようになると聞きます。

このネモリズマブも、さらなる選択肢としてアトピー性皮膚炎治療の仲間入りとなるのでしょうか、、、。

ネモリズマブは中外製薬・マルホさんがライセンス契約

中外製薬さんとマルホさんが、新規生物学的製剤ネモリズマブ【nemolizumab(CIM331)】の皮膚科疾患領域における国内ライセンス契約を締結と発表。

ネモリズマブの概要

アトピー性皮膚炎に伴うかゆみは、タンパク質の一種であるIL-31(インターロイキン31)が神経細胞に結合することで誘発されると考えられており、ネモリズマブは、その結合を阻害することにより薬効を発揮すると言われています。

そう痒(かゆみ)のある湿疹を主な病変とするアトピー性皮膚炎は、かゆみによる仕事・学業における集中力の低下や睡眠障害などをもたらし、患者の生活の質を大幅に低下させ、生産性やQOLに影響を与えます。

ネモリズマブの登場で、どこまでこのアトピー性皮膚炎症状改善に寄与できるのか。すごく楽しみでもありますね〜

この作用点のIL-31というのも、また新しいですよね。

他の「潰瘍性大腸炎」や「関節リウマチ」などへの適応拡大も期待される作用機序になりそうですよね。

ネモリズマブの臨床試験

 ネモリズマブの研究グループは、中等症~重症のそう痒を有する日本国内の13歳以上のアトピー性皮膚炎の患者215人を対象に、臨床試験を実施しています。

この試験はステロイドなどの抗炎症外用薬を併用しながら行い、143人にネモリズマブを、72人に有効成分を含まない偽薬(プラセボ)を、16週間にわたって4週間ごとに皮下投与し、有効性と安全性を比較するものでした。

ネモリズマブ臨床試験の有効性

結果は、偽薬を投与した群では投与16週間後にそう痒の程度が平均21.4%低下したのに対し、ネモリズマブを投与した群では平均42.8%低下し、統計学的に有意な差で改善が見られました!

また、湿疹や赤みの症状といった皮膚所見の重症度と病変範囲による評価指標でも、偽薬投与群に比べてネモリズマブ投与群が大きく改善したようです。

ネモリズマブ臨床試験の安全性

一方、有害事象の発現率は両群とも同程度となり、ほとんどが軽度あるいは中等度の事象で、ネモリズマブによる重大な副作用は確認されませんでした。

効き目がしっかりあり、副作用は軽微。ということですね〜

ネモリズマブの臨床試験で得られたもの

ネモリズマブの有効性を確認した本研究成果は、アトピー性皮膚炎のそう痒の作用メカニズムの特定にもつながる重要な結果であり、アトピー性皮膚炎の患者とその家族の苦しみ、そしてアトピー性皮膚炎がもたらす社会的損失の軽減にもつながる可能性があるということ!

ネモリズマブの適応、効能効果

ネモリズマブの用法用量

ネモリズマブの作用機序

ネモリズマブの特徴

ネモリズマブの薬価

上記詳細については、今後の続報が出次第追記していきます。

今回はこんな感じー

医療費を上げる要因となっているこのバイオ製剤。

効き目がしっかりある分、高額でも使用患者が増えるんですよね。

バイオセイム・バイオシミラーもどんどん出てくる時代になるんですね。

ではではーしぐでしたっ

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