カリメートとケイキサレートの違いとは。成分の違いや使い分け解説

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薬剤師のしぐです。

今回はカリメートとケイキサレートの違いについてまとめてみたいと思います。

意外と、知らない方多かったりしますかね?この違い。

知ってる方も、復習を兼ねてみてみてください。

関連する内容もいくつか貼っておきます!

ではでは、まとめていきます。

カリメートとケイキサレートの違い

さっそく、結論です。

カリメートポリスチレンスルホン酸カルシウム
ケイキサレートポリスチレンスルホン酸ナトリウム

主成分は「ポリスチレンスルホン酸」で、同じです。ここに体内のカリウムを結合させて、そのまま外に排出し、カリウム値を下げてくれるお薬となります。

そのポリスチレンスルホン酸に結合しているものが、カリメートでは「カルシウム」、ケイキサレートでは「ナトリウム」というわけですね。

腎疾患の患者さんで、「カルシウム」「ナトリウム」がカギになることはおわかりかと思います。患者さん個々に、どちらを服用するべきか、避けるべきか、で選ばれているわけですね。

カリメートとケイキサレートの共通成分「ポリスチレンスルホン酸」

カリメートとケイキサレートは陽イオン交換樹脂で、急性および慢性腎不全による高カリウム血症のカリウム排泄・除去薬として用いられます。

結腸付近でカリウムイオンがカルシウムイオンまたはナトリウムイオンと交換され、そのまま糞便中に排泄されることでカリウムを体外へ除去し、血中カリウム値が低下する。

そして、体内に残るのがカリメートでは「カルシウム」、ケイキサレートでは「ナトリウム」ということになります。

カリメートを選ぶ基準

カリメート:ポリスチレンスルホン酸カルシウム

腎障害でナトリウム貯留傾向の患者さんはカリメートが選ばれます。

ケイキサレートでは体内にナトリウムが残ってしまい、さらにナトリウム貯留が悪化し、浮腫や高血圧、心不全へとつながってしまうからです。

心不全。腎疾患からも心不全につながってしまうんですよね。


後、カリメートは剤形も豊富ですよね。

  • カリメート散
  • カリメートDS
  • カリメート液(ノンフレーバー・アップル味・オレンジ味)

ちなみに、アーガメイトゼリーはこのカリメートのGEって知ってましたか??

なので、ポリスチレンスルホン酸カルシウムで考えるとゼリーという剤形も選択可能です。

ケイキサレートを選ぶ基準

ケイキサレート:ポリスチレンスルホン酸ナトリウム

腎障害での有名な合併症である慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常(CKD-MBD)

略語の意味はコチラ

  • CKD:Chronic Kidney Disease:慢性腎臓病
  • MBD:Mineral and Bone Disorder:骨・ミネラル代謝異常

このCKD-MBDでの最大のリスクが血管壁や心臓弁などにリン酸カルシウムが沈着し血管石灰化を起こすことです。

この血管石灰化により動脈硬化などの心血管疾患に至ります。

カリウムとの交換による血中カルシウム増加のため高カルシウム血症をきたす恐れがあり、血管石灰化からの心血管疾患発症のリスクが上がってしまいます。

なので、CKD-MBDのリスクがある患者さんには上記カルシウム値に影響を与えないケイキサレートが選ばれるということですね。

今回は、カンタンに、こんな感じですね。

意外と知らない、よく似た2剤の使い分け。

他にもいろいろあるので需要がありそうならまとめていきたいと思います。

ではではーしぐでした。

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