薬剤師のしぐです。
今回はブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE発売について!
このブリモニジン〈アイファガン点眼液〉。皆さんの薬局ではよく処方されますか?
自分の薬局では、毎月300〜500本は処方されています。
そして、このブリモニジン〈アイファガン点眼液〉の薬価。ご存知ですか?
アイファガン点眼液0.1%:454.5円/mL
この薬価、やばくないですか?
1本5ml入れなので、2272.5円/本。
月300本処方が出ると、約70万円の売上ですね。す、スゴイ。
さて、そんな処方頻度も高く、高額なブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE発売について、まとめていきます。
これまでまとめてきた、新発売のGE関連の内容がコチラ!
あと、意外とみなさんみてくれてる眼科領域の内容がコチラ。
ではでは早速、ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉についてまとめます!

ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE発売!
今回のブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE発売に関する通知がコチラ。
厚生労働省は2月15日、後発医薬品として28成分193品目を承認した。後発品として初めて承認されたのは12成分。
今回、初めて後発品が登場する緑内障・高眼圧症薬アイファガン点眼液(ブリモニジン酒石酸塩)。現時点で5社からの販売となりそうです。
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE:薬価
ブリモニジン点眼液の薬価:未定:○○円/ml
まだ未定ではありますが、冒頭で書いた通り先発医薬品のアイファガン点眼液は454.5円/ml。
需要は高そうですね。

ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE:発売日
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉の発売日:未定
通例通り6月薬価収載で、その月内には販売となることでしょう。
大本命は、2021年6月11日(金)の発売!!まだ、未定ですが。
眼圧治療の点眼薬で売上1位のブリモニジン〈アイファガン点眼液〉
先日、千寿製薬さんが来局された際に聞いたのですが、この眼圧治療で用いられる点眼薬で、日本でもっとも販売されている点眼薬となったのがこのブリモニジン〈アイファガン点眼液〉だそうです!
なぜここまでこのブリモニジン〈アイファガン点眼液〉が処方されるのか。
適応、効能効果では「他の緑内障治療薬が効果不十分又は使用不可の場合」という文言が付随するにも関わらず、売上TOPのブリモニジン〈アイファガン点眼液〉。
その理由は2つあります。
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉は唯一無二の作用機序
まず、作用機序。
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉の作用機序
ブリモニジンは、アドレナリンα2-受容体に作用し、房水産生の抑制及びぶどう膜強膜流出路を介した房水流出の促進により眼圧を下降させると考えられている。
眼圧を下げる点眼薬は多数販売されていますが、このブリモニジン〈アイファガン点眼液〉は唯一無二の作用機序である「α2刺激薬」となります。
この「α2刺激薬」であることが、気管支への影響もないため第2選択薬として選ばれやすいことになります。
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉の保存剤
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉の保存剤はベンザルコニウムを使用していません。
なので、添付文書にも「コンタクトレンズを使用中は使用しない」という記載はありません。
さらに、眼圧効果作用に加えて神経保護効果も示唆されているんだとか。
今回はこんな感じー
ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉のGE発売。
千寿・武田さんの医薬品なので、ブリモニジン〈アイファガン点眼液〉もAG発売が十分に考えられます。
ではではーしぐでしたっ

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