モビコール販売名変更!モビコールLDへ。包装デザイン変更とHD発売!

薬剤師のしぐです。

今回は慢性便秘症治療薬「モビコール配合内容剤」について。

なんと名称変更になるんだとか。その名も「モビコール配合内用剤LD」

モビコール配合内用剤の名称変更のついでにMRさんに確認してみたところ、99%聞かれるのが『モビコール配合内用剤HD』が発売になるんですか?という点。

そりゃ誰でも気になるよね、、、。LDなんてつけちゃったら。


このモビコール配合内用剤HDについても新たな情報が随時入っております。

コチラ、これまでまとめたことのあるモビコール配合内用剤LDの適応である便秘症関連の内容です。

では、さっそくモビコール配合内用剤LDの概要から、包装・デザイン変更とその理由についてまとめていきます

モビコール配合内用剤からモビコール配合内用剤LDへ

では、モビコール配合内用剤の販売名変更のご案内がコチラ。

モビコール配合内用剤LD

ちなみに【LD:Low Dose】とのことでした。

プレミネント配合錠LDやら、エクメット配合錠LDも同様の意味合いです。

と、いうわけでモビコール配合内用剤HDの【HD:High Dose】も共通の規格ですね。

モビコール配合内用剤LDの包装・デザイン変更

モビコール配合内用剤外箱のデザイン変更がコチラ

ヒートの包装変更がコチラ。

箱の大きな「L」が印象的ですね。

モビコールLDは黄緑色がテーマカラーかな。

モビコール配合内用剤LDへの名称変更お知らせ文書

謹啓

 時下、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
 平素は、弊社ならびに弊社製品につきまして格別のご高配を賜り、厚く御礼を申し上げます。

 さて、この度慢性便秘症治療薬「モビコール配合内用剤」につきまして、下記の通り販売名を変更し、それに伴いデザイン等も変更いたしますので、ご案内申し上げます。

 今後とも、従来に増しますご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

謹白

モビコール配合内用剤LDの出荷時期

モビコール配合内用剤LD。2021.3あたりには世の中に流通するようになると聞いています。

モビコール配合内用剤LDついに納品!

皆さんの手元にはもう届きましたか?

名称変更後の「モビコール配合内用剤LD」

自分の薬局はついに変更品が流通し始めました。

モビコール配合内用剤HDの発売も待ち遠しいですね〜

ってかモビコールに関しては「一般名処方」する場合なかなか大変そうじゃないですか?

入ってる成分が複数あり、それぞれが倍量はいってるLDとHD。複雑そうですよね、、、

モビコール配合内用剤LD名称変更のお知らせ

モビコール配合内用剤LDに添付されるお知らせがコチラです。

モビコール配合内用剤の名称変更に伴う経過措置

旧名称「モビコール配合内容剤」での保険請求は、2021.9/30までとなっております。
ご注意ください

モビコール配合内用剤HDの販売予定

モビコール配合内用剤LDにともない、モビコール配合内用剤HDの販売もあるのか。確認してみたところ

「今のところモビコール配合内用剤HD販売の予定はない」

とのことでした。

ただ、やはり成分比を変えてHDとして販売するという噂もあるみたいで、今後どうなるかはわからない。とのことでした。

今後の動向が気になる「モビコール配合内用剤」ですね。

モビコール配合内容剤HDが販売承認取得!

ついにこの連絡が入りました。

モビコール配合内容剤HDの販売承認取得!

予定通りといったところでしょうか。

これまでの「モビコール配合内容剤LD」の2包分がHD1包になるように計画中とのこと。

ただ、このモビコール配合内用剤HD1包が「LDを高濃度にしたもの」なのか、「LDの量を倍量にしたもの」なのかといった詳細はまだわからないそうです。

前述の通り、【HD:High Dose】

まだまだ新しい情報が入ってきそうな、モビコールLD・HD配合内用剤。

随時更新していきます。

モビコール配合内用剤HDの詳細

ついに、モビコール配合内用剤HDの詳細情報がはいってきました!!

モビコール配合内用剤の適応・効能効果

慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)

モビコール配合内用剤の有効成分

マクロゴール4000・ナトリウム・カリウム

モビコール配合内用剤の用法用量

本剤は、水で溶解して経口投与する。

通常、2歳以上7歳未満の幼児には初回用量として1回1包を1日1回経口投与する。以降、症状に応じて適宜増減し、1日1〜3回経口投与、最大投与量は1日量として4包まで(1回量として2包まで)とする。ただし、増量は2日以上の間隔をあけて行い、増量幅は1日量として1包までとする。

通常、7歳以上12歳未満の小児には初回用量として1回2包を1日1回経口投与する。以降、症状に応じて適宜増減し、1日1〜3回経口投与、最大投与量は1日量として4包まで(1回量として2包まで)とする。ただし、増量は2日以上の間隔をあけて行い、増量幅は1日量として1包までとする。

通常、成人及び12歳以上の小児には初回用量として1回2包を1日1回経口投与する。以降、症状に応じて適宜増減し、1日1〜3回経口投与、最大投与量は1日量として6包まで(1回量として4包まで)とする。ただし、増量は2日以上の間隔をあけて行い、増量幅は1日量として2包までとする。

2歳以上の小児であれば服用可能という、対象年齢の幅広さがこのモビコール配合内用剤の1番のメリットですよね!

モビコール配合内用剤の服用方法

1包あたり約60mlの水に溶解し速やかに服用する。

モビコール配合内用剤の禁忌

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

腸閉塞、腸管穿孔、重症の炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病、中毒性巨大結腸症等)が確認されている患者又はその疑いがある患者[病態を悪化させるおそれがある。]

モビコール配合内用剤の薬物動態

マクロゴール4000は経口投与時にほとんど吸収されず、ウサギでは代謝や腸内細菌で分解されない。

モビコール配合内用剤の作用機序

本剤はマクロゴール4000及び電解質を配合した製剤であり、主にマクロゴール4000の物理化学的性質により、高い浸透圧効果を有し、消化管内に水分を保持することで、用量依存的に便の排出を促進する

要するに、浸透圧で便中に水分を含ませ、排便を助ける。てことですね

モビコール配合内用剤の特徴

ポリエチレングリコールを主成分とする配合剤。浸透圧性下剤であり、水で溶解して経口投与する。今までのポリエチレングリコール配合製剤は、大腸検査等の前処置しか適応がなかったが、モビコール配合内用剤は慢性便秘症に対して適応がある。用量依存的に便の排泄を促進する。

今回はこんな感じー

結構処方が増えている印象にあるモビコール配合内用剤。

モビコール配合内用剤LDだけでなく、モビコール配合内用剤HDについても結構質問もらいます。

発売日についてはまだ未定のようなのですが、詳細は何度か紹介してるこの記事でご確認ください。

今後もいろんな情報が追加できると思うので、随時更新していきます!

ではではーしぐでしたっ

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コメント

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