亜鉛華軟膏について!褥瘡に用いる外用薬を理解しようシリーズ①

薬剤師のしぐです。

今回は亜鉛華軟膏についてまとめます。

何を隠そう、褥瘡治療薬が苦手な薬剤師しぐ。

これまで在宅医療への関わりがあまりなく、触れてこなかったところが大きいのですが、、、。

ここ数ヶ月、在宅患者さんへの関わりが深くなってくる事案が多くなってきたので、今回は改めてこの褥瘡治療薬についてまとめていこうかと思います。

第1弾として、亜鉛華軟膏!!

シリーズとして、簡単に他薬との比較や特徴をまとめていくので、逆に「こういった特徴もあるよ」とか、「こういったところがポイントだよ」というご意見あれば、教えてください!!

亜鉛華軟膏:褥瘡治療において

亜鉛華軟膏は、成分名も商品名も、亜鉛華軟膏です。

亜鉛華軟膏もあり、基本的には亜鉛華軟膏の含有率が異なってきます。

亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏について

亜鉛華軟膏と亜鉛華単軟膏、さらに同成分の薬品を簡単にまとめるとこんな感じ。

含有量10%含有量20%
・亜鉛華軟膏
・サトウザルベ
・亜鉛華軟膏
・ボチシート

亜鉛華軟膏の用法用量

1日1〜数回

いやー、使い方無限大ですね。

ちなみに小児に対して処方されることも度々あり、そういった場合は「おむつかぶれ」に対しての処方であることがほとんどです。下記特徴でも紹介してあります。

亜鉛華軟膏の特徴

簡単な特徴としては、局所の収斂作用と、分泌物の減少作用。

酸化亜鉛による抗炎症作用に加え、白色ワセリンに界面活性剤を付加した白色軟膏が基剤となっているため、水分を吸収する収斂作用を持つが、滲出液などの分泌物除去効果は弱い。

油脂性基剤で創面保護効果も高く、失禁関連皮膚炎(IAD)などに対して臀部や肛門周囲に使用することが多い。

というわけで、ポイントをまとめると

  • 抗炎症作用
  • 収斂作用
  • 弱目の分泌物除去作用

が亜鉛華軟膏の特徴になります。

今回はこんな感じ。

大学病院門前で高度な薬学管理を学び、専門医療機関連携薬局として頑張っていましたが、やはり在宅業務は現代の調剤薬局では必須な項目となっているようです。

これまでまとめたことのある皮膚科関連の内容がコチラ!

ではではーしぐでしたっ

コメント

  1. […] 亜鉛華軟膏について!褥瘡に用いる外用薬を理解しようシリーズ①薬剤師のしぐです。今回は亜鉛華軟膏についてまとめます。何を隠そう、褥瘡治療薬が苦手な薬剤師しぐ。…shg11710blog. […]

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