一包化に不適な薬剤!変色や含量低下。単剤・他剤との一包化不適等、ポリフルやセレニカも紹介

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一包化に適さない薬剤と分包紙を表現したイメージ

薬剤師のしぐです。

今回は一包化に不適な薬剤について!
一包化できないというわけではなくて、不適切。といった感じです。

まぁ、正直コレも難しいところなんですよね。

不適だってことはわかってても、院内でこれでまとめて一包化してましたって言われたら不適でも一包化せざるをえないしね。

でもいざっていう時に「知ってましてけど、患者さんの強い希望でしかたなく、、、」と言えるように、知っておいて損はしない内容です。(個別指導や、返戻といった場面で)

まとめていきます!

さっそく一覧表

詳細はこれから紹介していきますが、まずは見やすく一覧表です

薬剤・組み合わせ主な懸念基本的な対応
アミティーザカプセル無包装状態での安定性原則PTPのままを優先
リパクレオンカプセル吸湿による酵素活性低下防湿し、原則PTP保管
セルニルトン錠吸湿・変色・含量低下防湿と保管期間に注意
デパケン錠吸湿性製剤名を確認して判断
セレニカR錠徐放製剤・吸湿への注意現行資料に基づき判断
キプレス/シングレアOD錠吸湿性開封直前まで包装を維持
ポリフル/コロネル錠吸湿による膨潤原則として無包装を避ける
オルメサルタン+メトホルミン配合時の変色同一包への分包を避ける
オルメサルタン+カモスタット配合時の変色同一包への分包を避ける

ポリフル錠やセレニカRなど、常連感ですね。

先発品のデータを同成分の全後発品へ一律に当てはめないこともポイント

一包化に不適な薬剤:単剤

アミティーザカプセル

まずはこれですね。アミティーザカプセル。
「慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)」の適応ですね。

発売時に勉強会を行い、その時にも言われました。
理由は、インタビューフォームにも記載のある通り

【無包装状態の安定性】
ルビプロストンカプセル 24μg を無包装25℃ 75%RH の条件下で試験した結果(遮光、硬質ガラス製シャ ーレ開放状態)、含量の低下や類縁物質の増加がみられたが含量は保存 30 日まで、規格の範囲内で あった。

30日までしか試験してないからってことなんだね〜。
それと、「一包化することを想定してないので、識別コードをカプセルそのものには印字してません。」って。

こんな感じでね。
アミティーザはヒートに印字されてるアルファベットが識別コードです。

ちなみにウチの薬局では、以前門前病院で一包化してもらってるという患者さんがいたため、
患者希望があれば一包化してます

便秘症についてまとめた内容はこちら
https://shg11710blog.com/便秘について!症状や改善方法、食事等/

リパクレオンカプセル

「膵外分泌機能不全における膵消化酵素の補充」に用いるこのお薬。

12カプセルヒートのため、調剤の時にも悩まされ、鑑査の時にも悩まされ。

あ、重曹錠も12錠ヒートだよね。さらに、何度も話題に上がっているミヤBM錠。

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ってなわけで、リパクレオンもインタビューフォームにかいてます。

「1ヶ月で力価が30%減」てのはヤバイ。

ここね。お気をつけください。

セルニルトン

前立腺肥大症に用いられる、成分が漢方といっても過言ではないこのお薬。

インタビューフォームにこのような記載があります。

無包装では、40℃・3ヶ月にて含量低下(規格外)、30℃・75%RH、3ヶ月にて淡褐色に変色(規格外)、光照射(60 万 Lux、 1 時間)にて含量低下(規格外)となった。薬剤取扱い上の注意点として、吸湿により変色するので、薬局での取扱いに注意する。開封後は特に防湿にて保存する。

吸湿で変色するんだよね。

お気をつけください。

デパケン錠

セレニカR錠

キプレスOD錠、シングレアOD錠

ポリフル錠、コロネル錠

ポリフルなどなどの、吸湿性の高いものも有名ですよね。ちなみに、デパケン錠は不可だけど、デパケンR錠は一包化可能です。

紛らわしいね!

吸湿に注意が必要な薬剤と防湿対策のイメージ

一包化に不適な薬剤:複数併用で

オルメサルタンとメトホルミン

オルメサルタンとカモスタット

これはオルメサルタンの添付文書に書いてあります。有名な組み合わせですよねっ。

オルメサルタンを代表して、先発品のオルメテックの添付文書がこちら。

変色する「ことがある」ので、「避ける」こと。ね。

なかなか難しいニュアンス。

以前バイオシミラーのときにもこんな流れになったけど、日本人のいいところであり悪いところ。

バイオシミラーとは?インスリンや抗リウマチ薬、抗がん剤で登場。薬価差やジェネリックとの違い
薬剤師のしぐです。医療費削減のために、国が使用促進しているGE医薬品。黒柳徹子さんや高橋英樹さんのおかげ(?)で数年前に…

あいまいっ。

変色するからダメだよ!って書いてほしいよね、、、。

変色するだけで、品質は問題ないのかね。

ちなみにGEメーカーのトーアエイヨーさんが写真付きで変色具合を検証してくれていました。

この変色はオルメサルタン等の DMDO 基から生成すると考えられる「ジアセチル(揮発成分)」とメトホルミンの「グアニジノ 基」の反応によるが、「グアニジノ基」と「ジアセチル」のみでは進行せず、高温下で適当な水分と、反応するための『場』の存在下で進行することが推察された。

と、報告されてるみたいです。

薬剤の組み合わせによる変色を表現したイメージ

今回はこんな感じですかねーー。

とりあえずまとめるとこんな感じ

  • アミティーザ
  • リパクレオン
  • セルニルトン
  • デパケン錠、セレニカR錠など吸湿性の高いもの
  • オルメサルタンとメトホルミン
  • オルメサルタンとカモスタット

全自動錠剤分包機「PROUD:プラウド」についても書いてるのでよかったらみてみてね。

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ではではーーしぐでしたっ

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