薬剤師のしぐです。
ついにこの時がやってきました。
これまでバイオシミラーの話題の中で、なんとか発売をまぬがれていたインスリンアスパルト〈ノボラピッド注〉に、ついにバイオシミラー:BSの発売が決定的となりました。
これまでにまとめたことのあるバイオシミラーについての内容がコチラ!
そもそもの、バイオシミラーとは。が、コチラ。
インスリン治療では主流になりつつある、バイオシミラー。
今回は「ノボラピッド注のバイオシミラー」である「インスリンアスパルトBS注」についてまとめていきます!
ノボラピッド注のバイオシミラー承認!「サノフィ」
先日このような通知が出ました。
サノフィは、インスリン アスパルトBS注ソロスターNR「サノフィ」、インスリン アスパルトBS注カートNR「サノフィ」、インスリン アスパルトBS注100単位/mL NR「サノフィ」について、「インスリン療法が適応となる糖尿病」の効能・効果で承認を取得したと発表した。
先発品は超速効型インスリンアナログ注射液ノボラピッドで、今回、初のバイオ後続品(BS)の登場となる。先発品のノボ ノルディスク ファーマの製品で、BSはサノフィの製品となる。
このインスリン アスパルトBS注ソロスターNR「サノフィ」に再審査期間はなし。
インスリン アスパルトBS注ソロスターNR「サノフィ」は、超速効型インスリンアナログ製剤のノボラピッド注(インスリン アスパルト)を先行バイオ医薬品とするバイオ後続品(バイオシミラー)で、EU、オーストラリア、そしてカナダで2020年に承認を取得している。
日本での承認取得は2021年3月23日となる。
インスリンアスパルトBS注ソロスターNR「サノフィ」
ノボラピッドのバイオシミラーもサノフィさんからの発売となります。
最初にインスリンのバイオシミラーを発売したのは、「ランタス」のバイオシミラーを発売したリリーさんでした。
なぜ、リリーさんではないのだろうか、、、。
ノボラピッド注とフィアスプ注
このようにバイオシミラーの発売が決まってくると、「改良版」の医薬品がノボさんの支えになってくるわけですねー
そもそもの薬価そのものが高いわけではないですが、やはり使用量から考えるとバイオシミラーの方が使用されることになるんでしょう。
実際にランタス注の処方はほぼほぼ見なくなり、ほとんどがインスリングラルギン「リリー」になっている気がします。
さらに、最近ではヒューマログ注も、インスリンリスプロBSになってきてますよね、、、
今回はこんな感じー。
簡単に、インスリンアスパルトBS注「サノフィ」の承認についてまとめてみました。
本体の色が何色になるのか。気になるところですね。
インスリンアスパルトBS注「サノフィ」製剤写真
ついにインスリンアスパルトBS注「サノフィ」の製剤写真も手に入れました!
それがこちら。
おおー。
インスリンリスプロ注「サノフィ」の色がまさかのクリーム色でしたよね、、、。
このノボラピッド皮下注のバイオシミラーであるインスリンアスパルト皮下注BS「サノフィ」について、また詳細がでしだいまとめていきます。
ではでは、しぐでしたっ
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