薬剤師のしぐです。
がん治療認定薬剤師取得のために、抗がん剤治療について日々勉強のしぐです。
今回は自分が使ってきた参考書の中で、オススメの1冊を紹介シリーズ。
免疫チェックポイント阻害薬について特集されている、南山堂さんの【薬局2020.11号】です!
近年の抗がん剤治療の中心になりつつある、免疫チェックポイント阻害薬。
以前まとめたことのある内容がこちら。
最新の「光免疫療法」が発表されるまでは、1番新しい治療法・作用機序であった免疫チェックポイント阻害薬。
その免疫チェックポイント阻害薬について、質と量では申し分のない書籍【薬局:南山堂】さんがまとめてくれている2020.11号について紹介します!
【薬局:南山堂】について
まずは、【薬局:南山堂】さんについて。
月刊:毎月5日発行
定価:2,200円(本体2,000円+税10%)※増刊号・臨時増刊号を除く
年間購読料:33,000円(増刊号を含む/税込み・送料南山堂さん負担)
自分は自分の興味のある号だけ、Amazonさんで定期的に購入してます。
全号そろえると、カラフルで見た目も良いはず。
自分はお小遣いの関係で、興味がある部分だけ、、、。
免疫チェックポイント阻害薬【2020.11薬局:南山堂】
そして、今回レビューする【薬局2020.11】免疫チェックポイント阻害薬がこちらです!
11月は毎年この濃い緑の号になります。
この号のコンセプトは、「実践力が身につく!免疫チェックポイント阻害薬の強化書」「押さえておきたい知識とスキル」です!免疫チェックポイント阻害薬のことがしっかり学べそうですねーーっ
実際に自分が読んでみて、こういった部分で得られるところが大きかったです。
- 各免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の特徴
- MSI-Highとは
- 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の抗腫瘍効果とirAEのメカニズム
- RECISTとirRECISTによる効果判定
- ICI投与前後のirAEに対する確認事項
- 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)投与患者への支持療法のポイント
- 免疫チェックポイント阻害薬(ICI)投与中止後のがん薬物療法
ほんとに簡単に、こんな感じ。
この中でもMSI-Highについては抑えておきたいですよねー。
免疫チェックポイント阻害薬数種類の適応、効能効果の部分に記載があるので、わかりませんは通用しないので、、。
免疫チェックポイント阻害薬特集【2020.11薬局:南山堂】:基礎知識〜
この【薬局】シリーズ。
結構文字が多く、十分なボリュームです。
自分が勉強になった部分を少しだけ紹介すると
- ペムブロリズマブ〈キイトルーダ〉の用法用量で、2020.8に1回400mg6週間隔投与の適応追加
- MSI-Highとは
- 免疫チェックポイント阻害薬の効果判定方法
- がん免疫療法とは
- irAEとは
この辺をしっかり学ぶことができました。
基礎的な部分ではありますが、意外と「あ、そこも関連しているだ!」といった発見も多かったように思います。
免疫チェックポイント阻害薬特集【2020.11薬局:南山堂】:irAEモニタリング
免疫関連有害事象「irAE」に関してを学ぶのがここのポイント。
- 免疫関連有害事象「irAE」とはなんなのか
- 免疫関連有害事象「irAE」を疑うステップ
- 免疫関連有害事象「irAE」に対しての治療
- 臓器別免疫関連有害事象「irAE」の特徴とマネジメント
といった内容が学べます。
免疫チェックポイント阻害薬特集【2020.11薬局:南山堂】その他
上記内容が、免疫チェックポイント阻害薬を学んでいてすごく勉強になった内容ですね。
これ以降では、「チーム医療での取組」や「irAEで投与中止後のがん薬物療法」など、免疫チェックポイント阻害薬中心の内容ではあるものの、免疫チェックポイント阻害薬以外の部分での特集がメインになります。
ただ、免疫チェックポイント阻害薬に関連する何かではあるので、勢いで全て読み終えるのをお勧めします。
すごく、理解が深まります。
この免疫チェックポイント阻害薬特集【2020.11薬局:南山堂】の内容を勉強した上で、免疫チェックポイント阻害薬についてまとめてるのが冒頭でも紹介してあるこちらの記事になるので
まずこちらを読んでいただいてから、この免疫チェックポイント阻害薬特集【2020.11薬局:南山堂】をお勉強していただければ、さらに内容の充実ができるかと思います。
免疫チェックポイント阻害薬特集【2020.11薬局:南山堂】を読んで
最後に、自分から皆さんにお伝えしたいのが、免疫チェックポイント阻害薬は比較的新しい作用機序であるため、先輩薬剤師に勝る知識をつけていくのであれば、まずはICIから!というのもオススメ。
既存の医薬品をお勉強しても、既存の薬剤師さんはすでに何度かお勉強してしまっている内容。
であれば、最新の治療法、話題の治療方法等をしっかり理解し、最新の知識を充填していくことが先輩薬剤師に勝る知識を得る良い方法だと思います。
こちら、自分が今気になってる書籍。
やはり、免疫チェックポイント阻害薬は今後のがん治療の中心になっていくことは明らかだし、ここを抑えておくことで今後のがん治療のベースは理解できるはず!
今回はこんな感じー。
効果、作用機序、金額等、色々と話題に上がる免疫チェックポイント阻害薬。
肝細胞癌での一次治療にも使われる免疫チェックポイント阻害薬。
今後は胃がんの一次治療にもニボルマブ〈オプジーボ〉が使われるようになるとかならないとか。
皆さんもぜひ、お勉強してみてください。
ではではーしぐでしたっ
コメント
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