クレベリンの除菌効果！愛用薬剤師が解説。二酸化塩素のカビやウイルスへの効果

薬剤師のしぐです。

インフルエンザや風邪が流行るこの季節。
新型コロナウイルスとのツインデミックに関しても警笛が鳴らされています。

そして、今回紹介するのがこのクレベリンについて。

　みなさんご存知ですか？このクレベリン。

我が家は毎年全室＋玄関と通路に計7個置いて感染症予防してます。

けっこう周りのみんなからは驚かれますが、まぁ空気清浄機だったりプラズマクラスターだったりは目に見えない分気持ち的なところが大事だったりしますからねー。

以前書いた空気清浄機についてはこちら！
→ https://shg11710blog.com/空気清浄機/

そんな、気持ちが大事な感染予防にクレベリン。とは言いつつ、しっかりと効果があることも証明されているこのクレベリン。まとめるよー。

あ、でもでも、クレベリンも大事かもしれないけど、風邪もインフルエンザもコロナウイルスも、何より大事なのは手洗いうがいですよ！！これが基本になるので。

リンク

クレベリンゲル・スティックの有効成分
二酸化塩素とは
空間除菌のための、二酸化塩素の作用機序
カビやインフルエンザウイルス等、浮遊・付着微生物を除菌！
新型コロナウイルスにも効果あり
新型コロナウイルスへのクレベリンの効果が実証された！！
デザインたくさん！

クレベリンゲル・スティックの有効成分

まず、クレベリンの除菌効果がどのような作用機序で発生するのか。

そこから解説しますねー

除菌効果をうむ有効成分は、「二酸化塩素」です。

二酸化塩素は液体に溶かそうとすると成分が気化してしまうため、長期間必要な濃度で安定させることが困難な物質でした。

この二酸化塩素を溶液中で必要な濃度で長期間保存・長期間継続して放出することに成功したのが、クレベリンという製品なのです！！

二酸化塩素とは

二酸化塩素（CIO2）は次亜塩素酸ナトリウム（ミルトン、ハイター等。家電でいうと、ジアイーノだよね！）の約2.5 倍の酸化作用を有し、芽胞を含むすべての微生物に有効です。

もちろん、カビも。インフルエンザウイルスにもね。

コロナウイルスにも99.９％の除菌効果が実証されたらしいよ。

英国では二酸化塩素が内視鏡消毒などに用いられてます。日本では二酸化塩素は消毒薬としては未認可なので、「感染症の診断・治療ガイドライン」などには全く記載されてません。

安定的な二酸化塩素ガス濃度の長期保持に成功したものが、このクレベリンなんですね！

ちなみにコチラがコロナウイルスのエアロゾル感染について。

空間除菌のための、二酸化塩素の作用機序

クレベリンの有効成分である二酸化塩素はフリーラジカルなので、非常に活性が高い酸化作用を持っています。その酸化作用でウイルス、細菌などを構成するタンパク質が酸化修飾され構造が変化し、ウイルス、細菌などが機能しなくなります。

特に、「トリプトファン」や「チロシン」といった特定のアミノ酸を特異的に酸化して、構造を変化させることがわかっています。

インフルエンザウイルスの表面構造にも、「トリプトファン」が組み込まれてるので理論上は、このクレベリンで酸化・構造変化させ、機能を停止させることができるんですね。

カビやインフルエンザウイルス等、浮遊・付着微生物を除菌！

低濃度二酸化塩素ガスの効果検証で、99％以上除菌することができるんだとか。

この低濃度ってのが、「二酸化塩素ガスを一生涯に渡って吸い続けても健康への有害な影響がない濃度」なんだって。

安全で、しっかり有害なウイルスや微生物を除去してくれたらすごくいいよね！

800人規模で行った実験で、「クレベリン設置群」と「クレベリン未設置群」に分けて一定期間でインフルエンザ様症状発現の有無を比較したものがあります。この実験によると、

「クレベリン設置によりインフルエンザ様症状の発現を1/3に抑制できた」

「クレベリン設置により、インフルエンザ感染（迅速キット陽性）を1/4に抑制できた」

という結果が出たみたいです。

新型コロナウイルスにも効果あり

えーと、上記理論から、効果あるらしいですよ。

除菌率99.９％も維持できてるって。すごいなクレベリン、、、。

でもどうしても、このエビデンスがない！だったり無駄なものを買わせて！！とかの意見が出てくるのは仕方ないよね。今の世の中ね。

一応その反対意見なんかものっけとくので、クレベリン購入の際の参考にしてください。
→ https://www.gohongi-clinic.com/k_blog/3764/

自分は、まあ、購入してもいいかなーと思ってるけど。多分来年も買うけど。

新型コロナウイルスへのクレベリンの効果が実証された！！

先日このような通知がありました。

大幸薬品は、主力の空間除菌剤「クレベリン」に含まれる二酸化塩素分子について、新型コロナウイルスのヒトへの感染を阻止するメカニズムを解明し、英科学誌に掲載されたと発表した。新型コロナウイルスがヒトに感染する場合、ウイルスの表面にある「スパイクたんぱく質」が肺や呼吸器などの細胞表面にある「ＡＣＥ２受容体」に結合する。大幸薬品が行った実験でスパイクたんぱく質を二酸化塩素ガス溶液に室温で５分間触れさせると、ＡＣＥ２の結合を阻害することが分かった。