カルシフィラキシス:ワーファリン(ワルファリン)の副作用に追加されたこの言葉は!?

心血管疾患

どもどもーしぐです。

カルシフィラキシス

初耳!!という方も多いのではないでしょうか。

平成29年の8月にワーファリンの添付文書が改訂され、このカルシフィラキシスが「重大な副作用」に追加されました。

ワルファリンを知らない薬剤師さんはいないだろうと思われるほど、一般的なお薬なのに、自分は最近までこの改訂について全く知りませんでした、、、。

そんなこんなで、ワルファリンの概要からこの新しく追加になったカルシフィラキシスまでまとめるよ。

ワルファリンとは

ワルファリンの効能効果

血栓塞栓症(静脈血栓症、心筋梗塞症、肺塞栓症、脳塞栓症、緩徐に進行する脳血栓症等)の治療及び予防

ここ数年で、DOAC(直接経口抗凝固薬:direct oral anticoagulants)が数品目発売されてますよね。

ワーファリンからの切り替えも多いかと思いますが、適応はワーファリンのほうが間違いなく幅広いんですよね。

DOACの効能効果

プラザキサやエリキュース、イグザレルトにリクシアナがありますが、心疾患関係での適応症は全て同じです。

非弁膜症性心房細動患者における虚血性脳卒中及び全身性塞栓症の発症抑制

非弁膜症性ってのが、自分的にはきになるんですよねー。

DOACのさきがけになったプラザキサで、弁膜症性心房細動患者においては有効性が確認できなかったらしい。

その後順次発売されたDOACでは、プラザキサで有効性が確認してされなかったからって理由で有効性の試験をしてないんだって。

なんじゃその理由、、、って。

ガッカリしました。

ワルファリンの用法用量

本剤は、血液凝固能検査(プロトロンビン時間及びトロンボ テスト)の検査値に基づいて、本剤の投与量を決定し、血液 凝固能管理を十分に行いつつ使用する薬剤である。

初回投与量を1日1回経口投与した後、数日間かけて血液凝固 能検査で目標治療域に入るように用量調節し、維持投与量を 決定する。

ワルファリンに対する感受性には個体差が大きく、同一個人 でも変化することがあるため、定期的に血液凝固能検査を行 い、維持投与量を必要に応じて調節すること。

抗凝固効果の発現を急ぐ場合には、初回投与時ヘパリン等の 併用を考慮する。

成人における初回投与量は、ワルファリンカリウムとして、 通常1~5mg1日1回である。

小児における維持投与量(mg/kg/日)の目安を以下に示す。
12ヵ月未満:0.16mg/kg/日 1歳以上15歳未満:0.04〜0.10mg/kg/日

ちなみに、維持投与量は患者個々で結構変わってきますが、自分はまだ8mgくらいまでしかみたことがないですね、、、。

追加された副作用「カルシフィラキス」とは

カルシフィラキスの概要

カルシフィラキス(Calciphylaxis)とは、周囲に有痛性紫斑を伴う有通性皮膚潰瘍、皮下脂肪組織または真皮の小〜中動脈の石灰化を特徴とする皮膚症状のこと。敗血症に至ることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。

尿毒症性細小動脈石灰化とも呼ばれ、血管や南部組織に高度な石灰化を呈する疾患です。

細小血管に石灰化が生じることで組織の虚血をきたし、潰瘍や壊死を引き起こします。潰瘍からの敗血症などにより死に至ることもあり多くは予後不良です。

カルシフィラキシスという言葉の語源ですが、1960年代にアナフィラキシーを研究していた研究者が、 例えば金属とか、卵白とか、そういっ たものをラットに投与しておいて、その後にビタミンDなどを投与すると、ひどい皮膚の潰瘍と血管の石灰化を生じて、皮膚筋炎に類似したような病態モデルができることを発見しました。そこで、アナフィラキシーに近似した病態として、カルシフィラキシスという造語をつくりました。

皮膚のひどい潰瘍と、 そして何よりの特徴はすごく痛いらしいです。疼痛の極めて強い皮膚潰瘍が四肢を中心として、特に透析患者さんなどの腎障害のある患者さんに起こってくることが報告されてきました。最近ではほかの疾患でも発症したという報告がありますが、圧倒的多数は透析患者さんなどの腎障害を持つ患者さんで報告されています

カルシフィラキスとワルファリンの関連性

ワルファリンとカルシフィラキスの関連性は明確ではなく、機序も不明とのこと。

ただ、発生のリスク因子という位置づけになってしまってるので、薬剤師の服薬指導時には「痛みを伴う皮疹等の発言に注意」する様に指導する必要があります。

今回はこんな感じですねーーー。

日々触れている薬剤だからこそ、こういった細かな改訂にもアンテナ立てておかなきゃいけないなーってみにしみました、、、。

納豆は控えてくださいってだけ言ってりゃいい時代は遥か昔ですね、、、。

あ、ちなみに以前書いたことのある「抗血小板薬と抗凝固薬の違い」についてはこちら
https://shg11710blog.com/抗血小板薬と抗凝固薬の違いや使い分け/

ではではーーーしぐでしたっ

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