こんばんはーーしぐです。
今回はお薬とはちょっと離れて、調剤薬局で働くなら総合病院門前薬局か、単科クリニック門前で働くか!というよく聞かれる質問について。
1つの薬局に長くいることでしか学べないこともたくさんありますが、自分的には2〜3年くらいでポンポン異動していろんな薬局を経験した方がいいと思ってるのです。
いろんな場所で、いろんな医師の、いろんなこだわりのある処方を経験できるのが調剤薬局チェーン店のいいところ!!
自分は今薬剤師歴12年目ですが、のべ7店舗経験してます。
単科クリニック門前が4回、総合病院門前が3回ですね。
そんなこんなですが、その中でも薬局長やってるのが単科クリニック門前2回、総合病院門前が2回です。
ちなみに個別指導も4回経験してます。なぜか配属先全てで1回ずつ。
個別指導を呼ぶオトコと呼ばれています。ウソです。
もろもろの経験をもとに、単科クリニック門前と総合病院門前のいいところ悪いところをそれぞれ書いてっちゃうよ!
就職・就活や転職の参考程度にでもみてくださいねーーー
調剤薬局:総合病院門前の巻
在庫数2000品目超えが当たり前。
90日分毎食後一包化や、90日分粉砕なんかは当たり前。
約束処方で3〜5種類の粉薬の混合なんかも90日分普通にでます。
1包化ね。昔はね、ぜーーーーんぶヒートからパチパチ1錠ずつだして。
マヂで親指崩壊。乾燥してカッサカサ。お風呂入る時なんかに親指だけヒリヒリしたり、翌日まで違和感あったり。
でも今は便利な機械が全部やってくれる。
ユヤマさんが販売してるリトリアやプラウド ですねー。
うちの薬局には3年前くらいからプラウド が入ってます。
もーー毎日バリバリ働いてくれて。逆に1包化の方が楽だぜってくらい。↓
こんなんね。 http://www.yuyama.co.jp/product/products/tablet.html
正直単科門前薬局にこういった全自動1包化の機器を導入することってホントに裕福な会社でない限りないと思うので、こういった機器にふれられるのも総合病院門前薬局のメリットの1つかな。
各種調剤業務、適応外処方や、調剤薬局での対応などあらゆることが毎日起こります。とんでもないクレームを言ってくる患者なんかも、こういった大型病院門前の方が多い印象。
抗癌剤や、その副作用予防薬、その病院を絡めた薬剤師会主催の勉強会など、やっぱり大きい病院でないと学べないことってけっこうあるんですよね。
イィ意味ではいろんなことが学べる場。
悪い意味では、時間がなくて自分の学びたいことを集中して学べない環境。
て感じ。
まとめるとこんなですかね。
- 在庫薬品数は2000品目以上が当たり前
- 処方内容が重く、複雑
- 1包化や粉砕なども多く経験できる。
- 業務効率化のために機械化が進んだ店舗が多い。進んでないと親指が死ぬ。
- 幅広い処方、幅広い患者層、幅広いクレーム等経験できる
調剤薬局:単科クリニック門前の巻
次は単科クリニック門前編。
クリニックの科目にもよりますが、在庫数は1000品目前後。整形外科だったり、胃腸科だったりすると500品目を下回ることだって全然ありますよね。
薬局にある医薬品はほぼほぼ把握でき、けっこう深くその科目に関わる疾患や薬剤についても学べます。
門前クリニックにお昼休みがあれば、その間は患者さんが全くこなくなり、薬局側も必然的にお昼休みの時間を確保できます。薬歴書いたり予製作ったり。
門前クリニックと定期的なミーティングを行うことで、新規採用薬の取り決めやGE変更方針、その期間に起きた出来事の共有や、保険請求関連の相談もここで出来ますよね。
定期的に行うことで、医師の処方意図を確認しやすいし質問しやすいですよね。
顔の見える関係だと良好な関係が構築できると思う。ホントに。
それこそ適応外処方を行う際のルールや、返戻がきた場合の今後の対策などなど。
お互いに助かるよね。こういった対策を立てられれば。
薬局・クリニックで協力していきましょう!!って感じ。
事前に取り決めしておくことで疑義照会の簡略化や、イレギュラーな事態に対する対応策も取り決め可能ですよね。薬局内で低血糖で患者さんが倒れたり、病院で体調が悪過ぎて処方箋を持って薬局に行けないって患者さんが現れたり。
あと、健康診断やインフルエンザの予防接種なんかでもパッといってパッとやってパッと帰ってこれるので、実質的な薬局スタッフの負担が減ります。
自分の薬局ではこの健康診断も予防接種も電車で10分くらいのところにあるクリニックでやってもらうので、1時間〜1時間半は業務から離れるんだよね。その間はけっこう薬局内バタバタしちゃうので。大変じゃ。
他には薬局全体の調剤業務の流れ、調剤薬局としての各種保管や請求の流れを把握できることだったり、その日あったことをある程度把握できたりします。もちろんクレームやトラブルに対して、他スタッフや薬局長さんがどういった対応をしているかっていうのも把握しやすいですよね。
1人の保険薬剤師として、保険薬局業務の全容を把握できるという点はすごくいいところですよね。
医師1人のクリニック門前であれば、医師が学会に行くのでクリニックが臨時休業ということも。
ラッキー!薬局ものっかって臨時休業だぜーーーー!ってことも意外と多い。
こちらもまとめるとこんなです。
- 在庫薬品数は1000品目前後
- 疾患、治療薬ともに狭く深い知識が得られる
- ザ・お昼休みという時間がある
- 顔見知りなので予防接種も健康診断もチャチャっと。
- 門前クリニックとの定期的なミーティングを実施することで良好な意見交換可
- 保険薬剤師として保険薬局の業務の全容把握がしやすい
- たまに臨時休業もあるよ!
まとめだよ
自分の薬剤師人生のスタートは大学病院の門前薬局でした。
新人の頃からたっくさんのお薬にふれられて、いまだにその頃に学んだことが知識のベースとして残ってるなーってことを感じます。
ただ、、、ただただ忙しかった!!!ってのもホンネ。
その次は単科クリニックの門前でした。内科メインで、整形外科胃腸科も近くにありました。
さっきまとめたように、医師に処方意図の確認をしやすい関係が構築できてるとすごくイイナ!と実感しましたねー。フランクな先生だと嬉しいよね。
まーそりゃ単科クリニックも忙しいんだよね。処方内容は軽くても、その分患者さんがたくさんくるからね。フランクで人気のある先生ならなおさらね。
ってな感じでどうしても一長一短があるので、どちらも経験するにこしたことはないです。
振り出しに戻りますが、やはり2〜3年を目処に異動しましょう。ってのが自分の考え ( ̄▽ ̄)
今回はこんな感じです!
まあ、イロイロね。思うところはありますが。
なにごとも経験ってことです!!ホントに。
ではではーしぐでしたっ
コメント