薬剤師のしぐです。
毎年やってくる、この季節。
日本の国民病、花粉症の季節です。
今年は例年に比べて、花粉の飛散量は少なめだと言われてるようですが、、、。
油断は禁物ということで、花粉に負けないように早めの予防・対策方法をまとめていくよ
花粉症とは!
本来なら無害なスギなど植物の花粉を、カラダが有害物質と判断してしまい花粉に対するIgEという抗体を作ってしまうことで起こる免疫反応。
この免疫反応が過剰に起こってしまうことで、花粉症症状を引き起こしてしまうってわけですねー。
花粉症特有の症状がこちら。
- 目の痒み
- 充血
- くしゃみ
- 鼻水・鼻づまり
原因となる主な花粉は、スギ、ヒノキ、ハンノキ、シラカンバ、ブタサクなどがあります。日本で最も患者数が多いのはスギ花粉症です。
ちなみに、スギ花粉の飛散が本格化するのは2月です。
日本で最も多いスギ花粉、アメリカに多いブタサク花粉症、ヨーロッパに多いイネ科花粉症が世界の三大花粉症と言われてます。
花粉の飛散量
花粉の飛散量は前年夏の気象条件に左右されます。梅雨明けのタイミングや、夏後半の天候状況で、杉の木の雄花の生育が悪いと、そこから発散されるスギ花粉の量が少なくなるってことですね。
花粉症の有病率
アレルギー疾患は日本のみではなく、世界的に急増している疾患です。
アメリカでは子どもでのピーナッツアレルギーが、1997年から2008年の10年間で2倍に増えたと報告されています。
2016年の東京都での調査では、都内のスギ花粉症推定有病率は48.8%にものぼるとの結果がでたそうです。
2人に1人が花粉症ってことです。
近年では花粉量の増加や食生活、生活習慣の変化により子どもの花粉症も増えています。
花粉症の影響
花粉症の症状は、鼻水や鼻づまり、目の痒みや充血によりさらに細かい症状につながっていきます。
倦怠感や疲労感、集中力の低下、気分不快、イライラなどにより生活の質が下がると言われており、アレルギー性鼻炎は「生産性を最も低下させる疾患」とも報告されています。
日本の、アレルギー性鼻炎による経済的損失は年間4兆3966億円になると試算されています。
花粉症の予防
予防には、花粉を体内に入れないことが第一です。抗原の除去と回避ってことですね。
他にも、睡眠不足や疲労など症状を悪化させる重要な一因です。
正常な免疫反応を維持するためには、生活習慣を整えるということが最も大切だと言われています。
花粉症に対するセルフケア
花粉症の予防はなんといっても花粉を浴びないことと花粉に触れないこと!
ようするに、花粉への暴露を減らすことです。
ご自身でできる対策方法をご紹介します。
花粉症対策!午前中の外出を心がける
スギ花粉の飛散量が多くなるのは一般的にお昼前後、日没後と言われています。
この時間帯を避け、午前中に外出が必要な用事を済ませておくのがオススメです。
さらに、テレビやインターネットで気象情報や花粉情報を入手し、慎重な対策を行いましょう。
ちなみに、花粉の飛散量が多くなる条件は下記をご参考ください
- 最高気温が高い日
- 雨の日の翌日で、天気がいい日
- 風が強い日
- 乾燥した日
花粉症対策!メガネやマスク着用
花粉が体内に侵入する箇所は、ほとんどが目や鼻、口になります。
マスクとメガネの着用で花粉の侵入を予防することでしっかりとした予防効果を得られます。
帰宅時の手洗いうがい、洗顔や花粉落とし
衣服についた花粉はしっかり外で払い、室内に持ち込まないように気を付けましょう。
手洗いうがい、洗顔で付着した花粉をしっかり落とすことができることに加えて、風邪やインフルエンザの予防にもつながります。
部屋の掃除はこまめに行う
外から花粉を持ち込まないことが第一ですが、窓の隙間や玄関を開けたときなどどうしても花粉が侵入してしまっているものです。
掃除をこまめに行うことが重要になりますが、花粉は粒子形が大きく、床に付着した状態で掃除機をかけると舞い上がってしまいます。
花粉の時期はできるだけぞうきんによる水拭きがおすすめです。
洗濯物や布団は外干しを控える
花粉がついちゃうからね。
当たり前か。
どうしても外に干す場合は、花粉の飛散が少なめの午前中に。取り込む際には花粉をひたきおとすのを忘れないようにしましょう。
寝る前のお風呂・シャワー
朝の入浴が習慣の人も、この時期は寝る前に入浴しましょう。
寝る前に肌や髪の毛についた花粉をしっかり洗い流すことで、寝ている間に花粉を吸い込むリスクを減らせます。
空気清浄機を利用する
部屋の中に舞ってる花粉をイオンのチカラで落とし、吸塵してくれます。
以前かいた空気清浄機まとめはこちら。
→ https://shg11710blog.com/空気清浄機/
子どもの花粉症
子どもの花粉症も増えています。
2〜3歳で、花粉症にかかる子も珍しくないんだとか。
花粉症症状が続くと、集中力の低下につながり学校生活に影響がでてしまいます。
家庭でも睡眠の質の低下を引き起こし、日中の生活に影響がでてしまいます。
子どもさんの花粉症でも、予防すべき点は全く同じです。ただ、自分でできることが限られててしまうので親のサポートは必須となります。
治療薬についてっも書くつもりだったけど、結構なボリュームになってしまったのでとりあえず今回はここまで!!概要編になっちゃいました。
次回は治療薬編を書きます。
というわけで、書いてみたよ。
ではではーーーしぐでしたっ
コメント
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[…] 早めの花粉症対策!オススメの予防法や対策紹介。病院での処方は10割負担の可能性薬剤師のしぐです。毎年やってくる、この季節。日本の国民病、花粉症の季節です。今年は例年に比 […]