こんばんは。薬剤師のしぐです。
薬局で毎日のように触れている「乳糖」。
散剤調剤では当たり前の存在で、
賦形剤として自然に使っているもののひとつですよね。
でも先日、ふと出てきたある言葉に対する疑問。
「この乳糖の“メッシュ”って、なんだ…?」
メッシュ……。
正直、薬剤師20年やっていて、
ちゃんと理解したのは今回が初めてでした。
なんとなく調べた程度では、
- 「細かさの違い?」
- 「製品規格?」
- 「メーカーごとの差?」
くらいの認識。よくよくこのメッシュについて調べてみるとこれがかなり面白い。
そして、
“散剤調剤の感覚”とつながる内容でもあったんです。
そもそも「メッシュ(mesh)」とは?
メッシュとは、簡単にいうと、
粉の細かさを表す単位
のこと。
もともとは「ふるい(網)」の細かさからきています。
例えば、
- 100メッシュ
- 200メッシュ
と書かれている場合、
「1インチ(約2.54cm)の中に、網目が何個あるか」
を表しています。
つまり、
- 数字が大きい
→ 網目が細かい
→ 粉も細かい
ということ。
メッシュ|乳糖だけの話じゃなかった
このメッシュ。最初は
「乳糖特有の表現なのかな?」
と思ったんですが、実は違いました。
メッシュという考え方は、
- 医薬品
- 食品
- 化学
- 工業
- 建材
など、“粉を扱う世界”ではかなり一般的な概念。

例えば食品でも、
- 小麦粉
- 抹茶
- スパイス
- ココア
などに使われています。
薬剤師の世界だと、
- 乳糖
- デンプン
- 生薬末
- 酸化マグネシウム
- タルク
などで関係してくるみたいです。
調剤の「あるある」とつながった
ここからが面白かった。
メッシュ=粒子の細かさ。
つまり、
「粉の性格」
みたいなものが変わるんですよね。
例えば細かい粉だと、
- 舞いやすい
- 分包機に付きやすい
- 静電気の影響を受けやすい
一方で粗い粉だと、
- 混ざりムラ
- 偏析
- 微量散の均一性
に影響する。
これを知った瞬間、
「あの粉、なんか妙に飛ぶんだよな…」
とか、
「この組み合わせ、分包ズレやすいな…」
みたいな、
現場で“感覚的に感じていたこと”がつながった気がしました。
メッシュから考える「知っているつもり」の怖さと面白さ
薬剤師って、
- 添付文書
- ガイドライン
- DI
- 副作用
みたいな“情報”を追う仕事でもあります。
でも実際には、
「粉がどう動くか」
みたいな、
物性の話って意外と奥深い。
そして、毎日使っているものほど、
“知っているつもり”
になっていることも多いのかもしれません。
20年触っていた乳糖なのに、
「メッシュ」の意味をちゃんと説明できなかった、いや、全くなんなのかすらわからなかった自分に、ちょっと驚きました。
でも逆に、
今さらでも知れると面白い。
これも薬剤師の仕事の魅力なのかもしれませんね。
メッシュから考える現場で感じること
薬局業務って、
どうしても「処方」「加算」「算定」「監査」に意識が向きやすいんですが、
実は、
- 粉の流れ方
- 混ざり方
- 舞い方
- 付着の仕方
みたいな、
“製剤そのもの”を理解することも大切なんだなと改めて感じました。
そして、
「なんとなく扱いにくい」
には、ちゃんと理由がある。
こういう“現場感覚と理論がつながる瞬間”って、やっぱり面白いですね。
薬剤師20年を超えてのメッシュとの出会い。
まだまだ知らないことだらけです。


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