薬剤師のしぐです。
ついに出ます!!
ジャヌビアのジェネリック!!
いやー、なんというか。
「ジャヌビアにもついにGEが出るのか……」
という感じですよね。
ジャヌビアといえば、有効成分はシタグリプチン。
DPP-4阻害薬の代表格というか、国内の糖尿病治療を長いこと支えてきたお薬のひとつ。
以前このブログでインクレチンについてまとめたときも、
「シタグリプチン(ジャヌビア・グラクティブ)は1番最初のDPP-4阻害薬」
なんて書いていました。
それからずいぶん経ちましたが……
ついにシタグリプチンにもGEの登場です!!
今回、東和薬品さんから
シタグリプチン錠12.5mg/25mg/50mg/100mg「トーワ」
が準備されています。
資料によると、2026年12月追補収載予定。
現時点では「発売準備中」となっています。
今回はこのシタグリプチン錠「トーワ」について確認しつつ、せっかくなのでDPP-4阻害薬とインクレチンについてもサクッとおさらいしてみます。
ジャヌビアのGE「シタグリプチン錠トーワ」が登場予定!
今回準備されているのは東和薬品さんのジェネリック。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 有効成分 | シタグリプチン |
| 製品名 | シタグリプチン錠「トーワ」 |
| 規格 | 12.5mg・25mg・50mg・100mg |
| 薬効 | 選択的DPP-4阻害剤/糖尿病用剤 |
| 薬価収載 | 2026年12月追補収載予定 |
| 現在の状況 | 発売準備中 |
| GEの薬価 | 現時点では薬価基準未収載 |
12.5mgから100mgまで、きっちり4規格そろっています。
ここはありがたいですね。
シタグリプチンは腎機能に応じて投与量を調節する場面があるので、実際の現場では12.5mgや25mgも重要。
メインで使われる50mgだけではなく、先発品と同様に細かい用量へ対応できるラインナップになっています。
先発品はジャヌビア錠とグラクティブ錠
シタグリプチンといえば、
ジャヌビア錠
そして
グラクティブ錠
ですよね。
今回の東和薬品さんの資料にも、先発代表薬剤としてこの2製品が掲載されています。
資料記載の薬価を並べてみるとこんな感じ。
| 規格 | ジャヌビア錠 | グラクティブ錠 | シタグリプチン「トーワ」 |
| 12.5mg | 34.90円 | 36.20円 | 未収載 |
| 25mg | 41.90円 | 44.40円 | 未収載 |
| 50mg | 78.30円 | 82.00円 | 未収載 |
| 100mg | 113.40円 | 118.80円 | 未収載 |
GEの薬価については、まだ薬価基準未収載。

なので、実際にどのくらい薬価差が出てくるのか。
ここは12月の追補収載時に要チェックですね!!
PTPの色分けもわかりやすい
今回の資料を見ていて個人的にいいなと思ったのが、PTPの色分け。
12.5mgは黄色系、25mgはピンク系、50mgはブルー系、100mgはグリーン系。
かなりハッキリ分けられています。
複数規格を採用する可能性がある薬局にとっては、こういう**「見た瞬間に規格が違うとわかるデザイン」**って地味に大事なんですよね。
取り違え防止という意味でも、わかりやすいパッケージはありがたい。
東和薬品さんらしく、実際の調剤現場を意識して作られている印象です。
そもそもシタグリプチンはDPP-4阻害薬
ここで久しぶりにおさらい。
シタグリプチンはDPP-4阻害薬です。
DPP-4阻害薬は、GLP-1やGIPといった「インクレチン」を分解する酵素であるDPP-4を阻害します。
つまり、
食事をする
↓
腸管からGLP-1やGIPが分泌される
↓
DPP-4による分解を抑える
↓
インクレチンの作用が長く続く
↓
血糖依存的なインスリン分泌が促進される
という流れ。
この辺については昔かなり詳しくまとめています。

久しぶりに自分でも読み返しましたが、学びがありました、、、。
GLP-1受容体作動薬とは似ているけど違う
そして今の糖尿病治療でインクレチンと聞けば、
リベルサス、オゼンピックなどのGLP-1受容体作動薬を思い浮かべる薬剤師さんも多いはず。
最近はこのあたりの存在感、本当に大きくなりましたよね。
ただ、
DPP-4阻害薬とGLP-1受容体作動薬は、同じインクレチン関連薬でもアプローチが違います。
DPP-4阻害薬は、
「自分の体から分泌されたインクレチンを分解されにくくする薬」
一方GLP-1受容体作動薬は、
「GLP-1受容体を直接刺激する薬」
というイメージ。
この違いについてはこちらの記事でかなり詳しくまとめています。

ジャヌビアの作用機序を復習するときには、ここまで一緒に見ておくとかなり整理しやすいと思います。
リベルサスまで登場したけど、それでもDPP-4阻害薬は身近
さらにGLP-1受容体作動薬では、
「GLP-1なのに飲み薬」
というリベルサスまで登場しました。
リベルサスについてはこちら。

昔は「GLP-1=注射」というイメージだったのに、糖尿病治療薬も本当に変わりました。
ただ、その一方で日常の処方を見ていると、DPP-4阻害薬は今でもかなり身近な存在。
毎日服用できる。
用法も比較的シンプル。
単独では低血糖リスクが比較的低い。
そして長年使われてきた実績がある。
そんな**「使いやすさ」**がDPP-4阻害薬の強みなのかなと思います。
だからこそ、シタグリプチンにGEが出てくるインパクトは結構大きい気がします。
薬局として気になるのは「いつ切り替えるか」
そして薬局目線で気になるのはここ。
シタグリプチンGE、採用する??
ですよね。

ジャヌビアを使用している患者さんが多い薬局であれば、GE登場による影響はそれなりに大きそう。
ただ、12月の追補収載予定という段階なので、
実際の薬価、発売日、供給状況、採用メーカー、先発品からの切り替え状況などは、これから確認が必要です。
ジェネリックは「発売されたからすぐ全部切り替える!」というものでもないですからね。
特にシタグリプチンくらい処方量の多い薬になると、供給状況はかなり重要。
ここは発売後の状況を見ながら追記していきたいと思います。
ジャヌビアにもGEが出る時代になりました
いやー。
それにしても。
ジャヌビアにGEですよ。
シタグリプチンが登場したころは、
「DPP-4阻害薬という新しい糖尿病治療薬が出た!」
という感じだったのに。
その後、GLP-1受容体作動薬が増えて、経口GLP-1のリベルサスが出て、GIP/GLP-1という新しい流れまで出てきて。
そして今度は、シタグリプチンがジェネリックになる。
糖尿病治療薬の歴史をちょっと感じますよね。

今回の東和薬品さんの
シタグリプチン錠12.5mg/25mg/50mg/100mg「トーワ」
は2026年12月追補収載予定。
薬価や正式な発売日、供給状況などがわかってきたら、また追記していきます。
とりあえず今回は、
「ついにジャヌビアにもGEが出ます!!」
という速報でした。
ではではー。
しぐでしたっ。

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