
薬剤師のしぐです。
今回は、医療用麻薬として処方されることの多い「オキシコンチンTR錠」についてまとめます。
ところで、この「TR」って何の略か、説明できますか?
以前の記事では慢性疼痛への適応追加を中心に取り上げましたが、現在の薬局実務で重要なのは、製剤の特徴を知ることだけではありません。
- オキシコンチンTR錠はどのような薬なのか
- 「TR」にはどのような意味があるのか
- 緩和医療はいつから始まるのか
- 癌性疼痛と慢性疼痛では何が違うのか
- 麻薬管理指導加算では何を確認するのか
- 調剤後に薬局がどのようにフォローするのか
このあたりまで、保険薬局の薬剤師目線で整理していきます。

- オキシコンチンTR錠とは
- オキシコンチンTR錠の「TR」とは?
- オキシコンチンTR錠は乱用防止を目的とした製剤
- 緩和医療は「終末期になってから」ではない
- 緩和医療の現状と薬局に求められる役割
- オキシコンチンTR錠で確認したい副作用
- 麻薬処方箋を受け付けたときの確認事項
- 慢性疼痛で処方された場合は「確認書」も確認する
- 麻薬管理指導加算とは
- 麻薬管理指導加算の薬歴記載例
- 保険薬局で見逃したくない変化
- オキシコンチンTR錠の保管と廃棄
- まとめ|麻薬を渡すだけで終わらない薬学管理を
- FAQ
- オキシコンチンTR錠に慢性疼痛の適応追加!
- オキシコンチンTR錠の慢性疼痛治療における適正使用管理体制へのご協力のお願い
- オキシコンチンTR錠を慢性疼痛で使用する際の確認事項
- オキシコンチンTR錠を慢性疼痛患者へ調剤する際のポイント
- 慢性疼痛に対するオキシコンチンTR錠適正使用に関するお問い合わせ
- オキシコンチンTR錠とは
- オキシコンチン「TR錠」の意味とは
オキシコンチンTR錠とは
オキシコンチンTR錠は、オキシコドン塩酸塩水和物を有効成分とする徐放性の医療用麻薬です。
2026年3月時点では、次の効能・効果が認められています。
- 中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
- 非オピオイド鎮痛薬または他のオピオイド鎮痛薬で治療困難な、中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛
規格は5mg・10mg・20mg・40mgの4種類。
通常は1日2回、12時間ごとに服用しますが、癌性疼痛と慢性疼痛では用量設定や疼痛増強時の対応が異なります。
特に重要なのが、慢性疼痛では突発的な疼痛に対してオピオイドのレスキュー薬を追加しないとされている点です。
癌性疼痛で行われるレスキュー薬の考え方を、そのまま非がん性の慢性疼痛へ当てはめることはできません。
オキシコンチンTR錠の「TR」とは?
オキシコンチンTR錠の「TR」は、一般的に「Time Release」の略として説明され、薬の成分がゆっくり放出される徐放性製剤であることを示しています。
一方、オキシコンチンTR錠には「Tamper Resistant」、つまり改変や乱用に抵抗するというイメージと一致する製剤上の特徴があります。
ただし、「正式にTamper Resistantの略である」と断定できる公的資料は確認しにくいため、ブログでは次のように整理しておくのが適切です。
TRは基本的にTime Release、すなわち徐放性を表す名称として理解する。製剤自体には、改変や乱用を困難にする特徴が付加されている。
「TR=Tamper Resistant」とだけ断定するより、この説明のほうが正確ですね。
オキシコンチンTR錠は乱用防止を目的とした製剤
オキシコンチンTR錠は、単に作用時間を長くしただけの徐放錠ではありません。
乱用防止を目的として、次のような製剤設計が採用されています。
- 錠剤の強度が高く、細かい粉末まで砕きにくい
- 水分を含むとゲル化し、液体へ溶かしにくい
- 粉砕して吸引したり、溶解して注射したりする乱用を困難にする
ただし、「乱用防止製剤だから安全」という意味ではありません。
割る、砕く、かみ砕くといった服用方法は、徐放性が損なわれ、オキシコドンの血中濃度が急激に上昇するおそれがあります。
また、水分を含むとゲル化するため、口の中でなめたり、ぬらしたりせず、口に入れたら十分な水で速やかに飲み込む必要があります。
嚥下機能が低下している患者や、消化管狭窄が疑われる患者では、嚥下障害や消化管閉塞にも注意が必要です。
なお、オキシコンチンTR錠とオキシコドン徐放錠NXの乱用防止機構の違いはコチラ

緩和医療は「終末期になってから」ではない
「緩和ケア」や「緩和医療」と聞くと、治療ができなくなった時に受ける医療をイメージする人も少なくありません。
しかし現在の緩和ケアは、終末期になってから始めるものではありません。
厚生労働省も「がんと診断された時からの緩和ケア」を掲げています。
がんの診断時から、がん治療と並行して、次のような苦痛や困りごとへ対応していく考え方です。
- がんによる痛み
- 吐き気や食欲不振
- 息苦しさ
- 倦怠感
- 不安や抑うつ
- 睡眠の問題
- 仕事や経済面の悩み
- 家族が抱える不安や負担
つまり、緩和ケアは「痛み止めを使うこと」だけでも、「最期を迎える場所を決めること」だけでもありません。
治療中から患者本人と家族のQOLを支える、幅広い医療・ケアです。
緩和医療の現状と薬局に求められる役割
がん診療連携拠点病院を中心に、緩和ケアチーム、緩和ケア外来、在宅療養支援診療所などの整備は進められています。
一方で、厚生労働省の中間評価でも、地域や医療機関によって緩和ケアの提供体制に差があること、入院・外来・在宅を切れ目なくつなぐ体制が引き続き課題であることが示されています。
ここで重要になるのが、地域の保険薬局です。
抗がん剤治療や緩和医療が外来・在宅へ広がるなか、患者の生活に近い場所で継続的に状態を確認できるのは、保険薬局の大きな強みです。
診察室では「大丈夫です」と答えていた患者が、薬局では、
「実は痛くて夜に眠れない」
「便秘がつらくて、麻薬を自分で減らしている」
「眠気が怖くて朝の分を飲んでいない」
「レスキュー薬を使うタイミングが分からない」
と話してくれることもあります。
薬を渡した時点で終わりではなく、薬が患者の生活の中で本当に使えているかを確認する。
これが、保険薬局が緩和医療に関わる意味だと思います。

オキシコンチンTR錠で確認したい副作用
オキシコンチンTR錠を使用する患者では、鎮痛効果と同時に副作用を評価します。
特に確認したいのは、次の症状です。
便秘
オピオイドによる便秘は、服用を続けていても耐性が生じにくい副作用です。
排便回数だけでなく、
- 最終排便日
- 便の硬さ
- いきみの有無
- 腹部膨満感
- 食事量
- 下剤の使用状況
- 排便による生活への影響
まで確認したいところです。
「毎日出ています」だけで便秘ではないと判断せず、便の状態や排便困難感を含めて評価します。
悪心・嘔吐
開始時や増量時に起こりやすいため、服用開始後の経過を確認します。
食事や水分が取れないほどの悪心が続く場合は、制吐薬の追加・変更や、オピオイドの再評価が必要になることがあります。
眠気・意識状態
多少の眠気と、過量投与を疑う強い傾眠を分けて考える必要があります。
- 声をかけてもすぐ眠ってしまう
- 会話が成立しにくい
- 呼吸回数が減っている
- いつもと違う強い眠気がある
このような場合は、単なる副作用として様子を見るのではなく、速やかに処方医や医療機関へつなぐ必要があります。
呼吸抑制
呼吸が浅い、呼吸回数が少ない、起こしても反応が鈍いといった症状は緊急性があります。
患者や家族にも、強い眠気や呼吸状態の変化があれば、自己判断で服用を続けず医療機関へ連絡するよう説明しておきます。
麻薬処方箋を受け付けたときの確認事項
麻薬処方箋では、一般的な処方箋の記載事項に加えて、次の項目を確認します。
- 患者の住所
- 麻薬施用者の免許証番号
手書き処方箋だけでなく、システム変更時や院外処方への移行時にも記載漏れが起こる可能性があります。
処方薬が医療用麻薬であると気づかず、通常の処方箋と同じ流れで受付・入力を進めてしまわないよう注意が必要です。
慢性疼痛で処方された場合は「確認書」も確認する
オキシコンチンTR錠を非がん性の慢性疼痛に使用する場合は、癌性疼痛の場合とは異なる適正使用管理が行われています。
薬局では原則として、患者が持参した麻薬処方箋と確認書について確認します。
- 講習を修了した医師が発行した確認書か
- 処方医名と医療機関名が一致しているか
- 確認書の内容と処方内容に不整合がないか
- 患者が注意事項を理解しているか
- 確認書を薬局で適切に保管できるか
確認書が確認できない場合は、そのまま「いつもの処方だから」と調剤するのではなく、定められた手順に従って処方医や流通管理窓口へ確認します。
なお、癌性疼痛への使用では、慢性疼痛用の講習受講や確認書の交付は必要ありません。

麻薬管理指導加算とは
麻薬管理指導加算は、麻薬を調剤したという事実だけで算定できる加算ではありません。
2026年度の調剤報酬では、外来の服薬管理指導料などに対する麻薬管理指導加算は22点です。
在宅患者訪問薬剤管理指導料などに対して算定する場合は、1回につき100点となります。
ただし、算定区分やオンライン対応などによって扱いが異なるため、実際の算定時は最新の点数表・留意事項を確認してください。
外来で確認・指導する内容
麻薬を使用している患者または家族に対して、少なくとも次の内容を個別に確認します。
- 麻薬の服用状況
- 鎮痛効果
- 痛みの強さや変化
- レスキュー薬の使用回数
- 便秘、悪心、眠気などの副作用
- 残薬の数量と発生理由
- 家庭での保管状況
- 不要になった麻薬の取扱い
- 飲み忘れや自己調節の有無
- 併用薬や飲酒状況
- 自動車運転など危険を伴う行動
「便秘なし」「残薬なし」とチェックするだけではなく、どのように確認し、どのような指導を行ったのかを薬歴へ残す必要があります。
調剤後のフォローアップも重要
現在の麻薬管理指導加算では、調剤後も必要に応じて電話や情報通信機器を用い、継続的に患者の状態を確認することが明確にされています。
ただし、一律のメールを送信するだけでは、継続的服薬指導を行ったことにはなりません。
患者ごとに、
- 鎮痛効果は得られているか
- 痛みで睡眠や活動が妨げられていないか
- レスキュー薬が急に増えていないか
- 便秘や眠気が悪化していないか
- 残薬が生じていないか
- 自己判断で中止・減量していないか
を双方向で確認し、必要な対応を取ることが求められます。

麻薬管理指導加算の薬歴記載例
薬歴では、定型文だけで終わらせず、評価と対応が分かるように記録します。
オキシコンチンTR錠10mgを12時間ごとに服用。飲み忘れなし。安静時疼痛はNRS2、体動時NRS5。オキノーム散の使用は前回1日1回程度から直近3日間は1日3回へ増加。最終排便は2日前、便は硬く排便時のいきみあり。強い眠気、悪心、呼吸状態の変化なし。残薬はオキシコンチンTR錠2錠、受診による服用時間のずれが原因。レスキュー使用増加と便秘傾向について処方医へ情報提供。下剤の使用方法、麻薬の施錠保管、不要薬を自己廃棄しないことを再説明した。
患者から聞いた内容だけでなく、「薬剤師がどう評価し、何を行ったか」まで記録しておくことがポイントです。
保険薬局で見逃したくない変化
次のような変化があれば、処方医への情報提供や受診勧奨を検討します。
- レスキュー薬の使用回数が急に増えた
- 痛みで夜間に目が覚める
- 痛みの部位や性質が変わった
- 服用しても鎮痛効果が得られない
- 強い眠気や意識状態の変化がある
- 呼吸が浅い、遅い
- 数日間排便がなく腹部症状がある
- 嘔吐が続き、薬や水分を摂取できない
- 患者が自己判断で減量・中止している
- 残薬数が処方日数と合わない
- 紛失や家族による誤使用が疑われる
疼痛が悪化しているからといって、単純にオピオイドを増量すればよいとは限りません。
病状の変化、神経障害性疼痛、骨折、感染症、服薬不良、便秘や不安など、別の原因が隠れていることもあります。
オキシコンチンTR錠の保管と廃棄
医療用麻薬は、他の薬と区別し、子どもや同居家族が誤って使用できない場所へ保管します。
患者宅では、可能であれば鍵のかかる場所で管理することが望まれます。
また、余った麻薬を患者や家族が自己判断でごみへ捨てたり、トイレへ流したりしないよう説明します。
服用中止や患者死亡などにより麻薬が不要となった場合は、交付を受けた薬局や医療機関へ相談してもらいます。
薬局側も、返却された麻薬の処理や記録について、麻薬及び向精神薬取締法や自治体の運用に沿って対応する必要があります。
まとめ|麻薬を渡すだけで終わらない薬学管理を
オキシコンチンTR錠の「TR」は、基本的にはTime Release、つまり徐放性製剤を示す名称として説明できます。
同時に、オキシコンチンTR錠は錠剤を砕きにくく、水分を含むとゲル化する、乱用防止を目的とした製剤です。
そして、現在の緩和ケアは終末期だけに行われるものではありません。
がんと診断された時から、治療と並行して患者と家族の身体的・精神的・社会的な苦痛を支えていくものです。
保険薬局で求められるのも、麻薬を正しく調剤して説明するところまでではありません。
痛み、レスキュー薬、副作用、残薬、保管状況を継続的に確認し、必要な情報を処方医へつなぐ。
麻薬管理指導加算は、その薬学的管理を評価する加算です。
「麻薬が処方されたから22点」ではなく、その患者の痛みと生活をどこまで具体的に評価できたか。
そこまで意識して、薬局から緩和医療を支えていきたいですね。
ではではーしぐでしたっ
FAQ
オキシコンチンTR錠のTRは何の略ですか?
一般的には「Time Release」の略として説明され、成分が徐々に放出される徐放性製剤であることを示します。製剤には錠剤を砕きにくく、水分を含むとゲル化する乱用防止機構も付加されています。
オキシコンチンTR錠は割ったり砕いたりできますか?
できません。割る、砕く、かみ砕くことで徐放性が損なわれ、急激な血中濃度上昇や重篤な副作用につながるおそれがあります。
オキシコンチンTR錠は慢性疼痛にも使えますか?
非オピオイド鎮痛薬または他のオピオイドで治療困難な、中等度から高度の慢性疼痛に適応があります。ただし、講習を修了した医師による処方や確認書を用いた管理が必要です。
麻薬管理指導加算は何点ですか?
2026年度は、外来の服薬管理指導料などに対して22点、在宅患者訪問薬剤管理指導料などでは原則100点です。算定区分や指導方法によって異なるため、最新の留意事項を確認してください。
麻薬を調剤すれば麻薬管理指導加算を算定できますか?
麻薬を調剤しただけでは算定できません。服用状況、鎮痛効果、副作用、残薬、保管状況などを確認し、必要な薬学的管理・指導を行って薬歴へ記録する必要があります。
緩和ケアは終末期に受ける医療ですか?
終末期だけの医療ではありません。現在は「がんと診断された時から」、がん治療と並行して身体的・心理的・社会的な苦痛へ対応することが重視されています。
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今回は麻薬で1番有名(?)なオキシコンチンについての内容です。
麻薬の処方箋を応需したら確認すること。みなさん大丈夫ですよね??
通常の処方箋記載内容に加えて「患者さんの住所」「麻薬施用者番号」の記載があるかどうかを確認することが必要になります。
自分の15年にわたる薬剤師人生の中で、2回ほど、麻薬処方でありながらこの2点の記載がない処方箋を応需したことがあります。もちろんそのまま調剤はできないので、疑義照会後、処方箋の差し替えになりました。
ちなみに、どちらも手書き処方箋でした、、、
15年のうち、2回。
その程度か〜と感じる人もいれば、意外と多いなと感じる人もいるかと思います。
処方箋応需の際は、初心忘れるべからず。法律上必要なことはしっかり確認しましょう。
ではでは、さっそく本題の「オキシコンチンTR錠の慢性疼痛の適応追加」についてまとめていきます!
オキシコンチンTR錠に慢性疼痛の適応追加!
今回のオキシコンチンTR錠に慢性疼痛の適応追加についての通知がコチラ
持続性疼痛治療剤
オキシコンチンTR錠
5mg・10mg・20mg・40mg
適応追加承認取得のご案内
謹啓 時下、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、持続性癌疼痛治療剤「オキシコンチンTR錠5mg・10mg・20mg・40mg」(オキシコドン塩酸塩水和物徐放錠、以下「本剤」)は、「非オピオイド鎮痛薬又は他のオピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛(以下、「本適応」)」の適応追加承認を取得いたしましたので、謹んでご案内申し上げます。
2003年7月に「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能・効果として医療用麻薬製剤オキシコンチン錠の販売を開始後、2017年12月には、乱用防止機構を付加した本剤をラインアップに加え、多くのがん疼痛治療にお役立ていただいております。
本適応は、「医療上の必要性の高い未承認役・適応外薬検討会議」での検討を経て、2010年12月に厚生労働省により塩野義製薬へ開発要請がなされたものです。
本適応の種等にあたり、処方医師を対象としたe-Learningシステムを使った講習の実施、並びに薬剤師による処方医師の確認等、厳格な流通管理体制を構築いたしました。慢性疼痛における本剤の使用方法はがん疼痛とは用法・用量が異なるため、上記の講習や情報提供活動を通じて、本剤の適正使用を進めてまいります。また、本剤の本適応取得後一定期間は、すべての服用患者さまを対象に、医薬品リスク管理計画に基づいた製造販売後調査を実施いたします。

オキシコンチンTR錠の慢性疼痛治療における適正使用管理体制へのご協力のお願い
慢性疼痛の適応取得に伴い、適正使用管理体制という体制構築が行われるそうです。
フェントステープでの慢性疼痛適応追加時も同様の耐性がとられました。
オキシコンチンTR錠の慢性疼痛治療における
適正使用管理体制へのご協力のお願い
謹啓
時下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
弊社製品のオキシコンチンTR錠は、2017年12月に「中等度から高度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能・効果として販売を開始し、このたび、新たに「非オピオイド鎮痛薬又は他のオピオイド鎮痛薬で治療困難な中等度から高度の慢性疼痛における鎮痛」の効能・効果に係る医薬品製造販売承認事項一部変更を取得いたしました。この適応症の追加に際しましては、以下の承認条件を付与され、慢性疼痛治療に本剤をご使用いただく際には、必要な措置を講じることが求められました。
- 医薬品リスク管理計画を策定の上、適切に実施すること。
- 慢性疼痛の診断、治療に精通した医師によってのみ処方・使用されるとともに、本剤のリスク等についても十分に管理・説明できる医師・医療機関・管理薬剤師のいる薬局の下でのみ用いられ、それら薬局においては調剤前に当該医師・医療機関を確認した上で調剤がなされるよう、製造販売にあたって必要な措置を講じること。
とりあえず、上記通知が適応追加の概要です。
オキシコンチンTR錠を慢性疼痛で使用する際の確認事項
コチラが、オキシコンチンTR錠を慢性疼痛で使用する際の確認事項。
オキシコンチンTR錠を慢性疼痛治療のため処方する医師
- 「オキシコンチンTR錠を用いた慢性疼痛治療を適切に行うためのe-Learning」(以下「e-Learning」)の受講および確認テストを修了する。
- 「オキシコンチンTR錠慢性疼痛治療に対する処方時の確認書」(以下「確認書」)の内容について、処方のたびに毎回、患者様に説明し、確認書を患者様に交付する。

オキシコンチンTR錠を調剤する薬剤師
- オキシコンチンTR錠を慢性疼痛治療のために処方を受けた患者様が持参された「麻薬処方箋」と「確認書」について処方医名、施設名、交付日が一致していることを確認する。
- 「確認書」のお患者様確認事項を説明し、患者様の理解を確認したうえで、調剤する。

オキシコンチンTR錠を慢性疼痛患者へ調剤する際のポイント
要するに、調剤薬局で確認するのは以下のポイント!
- 医師から確認書をもらっているか確認する
- 確認書の内容と、処方箋内容が同一であるか確認する
これだけ!!
たいしたことないですね。
もちろん、麻薬施用者番号と、患者住所の確認も忘れないように行いましょう!!
今回は、とりあえずココまでがメイン。
慢性疼痛の適応追加と、それに伴う確認事項の共有でした。
慢性疼痛に対するオキシコンチンTR錠適正使用に関するお問い合わせ
オキシコンチンTR錠流通管理体制及びe-learningの受講から処方、調剤までの手順に関して
オキシコンチンTR錠流通管理窓口
0120-070-649
受付時間:平日9〜20時 土曜9〜17:30 日曜・祝日・当社休日を除く
オキシコンチンTR錠とは
TR錠は乱用防止を目的にした製剤。海外でハンマーで錠剤を砕き、それを水で溶かして注射して乱用するケースがあることから、容易に砕けない硬さを持ち、水を含むとゲル化するよう設計してある。
オキシコンチン「TR錠」の意味とは
TR錠の略称。なにを意味するか説明できますか??
TR錠:Time Release:タイムリリース
そう、タイムリリース。これが通常の略称。無難。
TR錠:Tamper Resistant:タンパーレジスタント
コチラ、もともとはこっちでの略称にする予定だったとの噂のある略称。
Tamper:改竄する、不正に変更する、いじる等。
Resistant:抵抗する、対する、対抗する等。
乱用防止。ということで、この単語だったという噂も、、、。
承認申請の時に、却下となったらしいですが。
コチラ、以前GEのオキシコドン徐放錠NXについて一緒にまとめたもの。

コチラ関連するフェントステープについて

ではではーしぐでしたっ


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