0410対応へ都道府県薬剤師会の新対応。薬剤交付支援事業とは。実施・交付要綱

薬剤師のしぐです。

日々、新型コロナウイルスに対してイロイロな情報がでています。

自分でも、これまで薬剤師・調剤薬局の視点からいくつか内容をまとめてきました。

なかでも、実際の調剤薬局業務と直結する内容がコチラの0410対応。随時更新していますが、実際業務で対応しているといろんな問題や疑問が生まれます。

そして今回は、新たに全国の薬剤師会が主導で行ってくれていて、もう少しで国からの承認をもらえそうや内容。

薬剤交付支援事業について！

この薬剤交付支援事業。ついに国が承認してくれました。2020.5の1日からの承認がおりてます。

なので、5月以降の郵送代は国持ちです。

カンタンにまとめてみますよー

0410対応のおさらい

0410対応とは、「新型コロナウイルスに感染するリスクがあるので病院には行きたくないので、オンライン診療で診察してほしいという患者に対して発行した処方箋の備考欄には0410対応と記載する」という内容でした。

基本的にはその処方箋をFAXで送信するので、FAXを元に調剤・鑑査・投薬・会計まで終わらせ、その後処方箋原本を入手して一緒に保管しておけばいいですよ、といった内容。

この0410対応では郵送を行う場合の細かな決まり事まではなかったんですよね。

なので、各医療機関で対応が異なっていたようです。

薬剤交付支援事業とは、カンタンにいうと「0410対応による薬剤郵送代金を国が支援します」という内容。

実際に郵送になる場合、薬局が郵送代金を負担するというのもおかしな話ですよね。

新型コロナウイルスの感染予防で行ってるこの0410対応なのに、郵送代金を払うのがイヤで薬を直接もらうために感染リスクをおかして薬局に行くという患者さんも多々いらっしゃいます。

もちろん着払いでもいいので郵送してくださいという患者さんもいらっしゃいますが、薬局に来るとなると少し本末転倒な感じにならざるをえなかった現状。

これを、郵送代は国が負担するのでみなさん極力薬局へ足を運ぶのも控えましょうというわけですね。

まぁ、電話すればお薬を郵送してもらえるっていう安易な勘違いを起こしてしまう人も多少なりでてしまうことが不安ではありますが、、、。

新型コロナウイルスに感染するのも大変なことですが、電話のみの診療で、医師が把握できる患者さんの体調はホントに微々たる部分だけだと思うんですよね。

同じお薬の内服で体調、検査値等しばらく落ち着いている方は全然ありだと思うのですが。

まぁ、そこも自己責任・医師の判断にもよると思うのですが。

現在、2020.4/23に厚生労働省から緊急経済対策として、実施要綱の通知がありました。

事業の内容としては、下記のようなものになっています。

この事業の内容は、処方箋の備考欄に「CoV自宅」「CoV宿泊」又は「0410対応」と記載されている処方箋を受け、薬局において電話等による服薬指導等を実施し、調剤した薬剤を患者宅等へ配送した場合又は薬局の従事者が患者宅等に届けた場合の配送料等に係る費用を国が支払うというもの。

この事業の実施者は、都道府県薬剤師会であり、その対象は対象都道府県の全ての薬局になります。

実際の実施開始日は国の補正予算成立日ということになります。

詳細は、今後国からの交付要綱により明らかになるようです。

補正予算成立後に交付要綱が決定通知される見込みであり、県薬剤師会ホームページで随時確認する必要がありそうです。

実際にイロイロな県薬剤師会から、その県での対応が公表されています。

支援金額を「薬局ごとにいくらまで」と設定している都道府県もあれば、とりあえず「県の薬局全体の支援金額上限」を設定している都道府県もあるようです。

ぜひ、ご自身の勤務する薬局の所属する都道府県薬剤師会ホームページでの確認をお願いします。

コチラの薬剤交付支援事業についても、随時更新していきます。

今回はこんな感じー

新型コロナウイルスがどれだけ経ったら収束していくのか。

具体的な治療薬の承認等未定な部分も大きいこのコロナウイルス関連の話題。

医療機関はどんどん疲弊していると言われていますが、、、

薬剤師しぐもできるだけ日本の医療に貢献できるように、日々の調剤薬局業務にこのブログによる情報発信に頑張ります。

ではではーしぐでした。