ルリコナゾール「イワキ」がついに限定出荷解除へ!クリーム・軟膏は2026年10月下旬から通常出荷

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鮮やかな紫の背景と白い外用薬チューブで表現した通常出荷への移行イメージ

こんにちは、薬剤師のしぐです。

ついに、待ちに待った出荷調整解除のお知らせです!

岩城製薬のルリコナゾールクリーム1%「イワキ」とルリコナゾール軟膏1%「イワキ」が、2026年10月下旬から通常出荷へ移行します。

薬が入らない。別の銘柄を探す。卸へ確認する。患者さんへ説明する……。

そんな対応が続くなかでの限定出荷解除は、やっぱりうれしいですね。継続して使う薬の調達に見通しが立つことは、患者さんにとっても薬局にとっても大きな安心につながります。

今回は、解除の対象と開始時期、ルリコナゾールの特徴、薬局で確認しておきたいポイントを整理します。

※ 現状の記事は、「岩城製薬の2026年10月付案内に基づく情報」からの内容です ※

ルリコナゾール「イワキ」が限定出荷解除へ

岩城製薬は、2026年10月付でルリコナゾールクリーム・軟膏の限定出荷解除を案内しました。

対象は、次の2製品です。

対象製品包装統一商品コード
ルリコナゾールクリーム1%「イワキ」10g×10020-021719
ルリコナゾール軟膏1%「イワキ」10g×10020-021702

両製品は2026年7月17日から限定出荷となっていましたが、供給体制が整ったことを受け、2026年10月下旬から通常出荷へ移行します。

今回の案内で確認できる開始時期は「10月下旬」です。具体的な日付までは示されていません。

また、今回の対象は「イワキ」のクリームと軟膏です。他社のルリコナゾール製剤や液剤まで、一律に出荷調整が解除されたという意味ではありません。

通常出荷への移行と、薬局への入荷には時間差も

限定出荷解除と聞くと、「これで、すぐ注文どおりに入る!」と期待したくなります。

ただし、メーカーが通常出荷へ移行する時期と、各薬局へ実際に納品される日は同じとは限りません。

卸の在庫や配送状況、注文のタイミングによって、入荷までの時間は変わります。

薬局では、解除の案内を確認したうえで、必要な剤形・包装の納品予定を卸に確認しておきたいところです。

患者さんへの説明も、「もう必ず入ります」ではなく、入荷の確認が取れた段階で具体的にお伝えすると安心ですね。

外用薬チューブと清潔なタオルを並べた皮膚ケアのイメージ

そもそもルリコナゾールとは?

ルリコナゾールは、皮膚の真菌感染症に使うイミダゾール系の抗真菌薬です。

先発品にはルリコンがあり、「イワキ」はその後発医薬品に当たります。

クリーム・軟膏の主な適応は、以下のとおりです。

分類対象となる疾患
白癬足白癬、体部白癬、股部白癬
カンジダ症指間びらん症、間擦疹
その他癜風

使い方は、1日1回、患部に塗布します。

足白癬、いわゆる水虫だけに使う薬ではなく、複数の皮膚真菌症に使われる薬です。

真菌の細胞膜づくりを妨げる

ルリコナゾールは、真菌の細胞膜を構成する「エルゴステロール」の合成を阻害して作用します。

真菌が細胞膜を正常につくるための過程を妨げることで、抗真菌作用を示します。

ただし、「かゆいから水虫」とは限りません。湿疹など別の病気でも似た症状が出るため、自己判断で塗り続けず、診断に沿って使うことが大切です。

クリームと軟膏の剤形の違いを表現したチューブとガラス皿

クリームと軟膏は、剤形まで確認したい

今回、クリームと軟膏の両方が通常出荷へ移行するのは、うれしいポイントです。

同じ成分・同じ濃度でも、基剤や使用感は異なります。

薬局では、処方された剤形を確認するとともに、これまで使用していた薬で困りごとがなかったかも聞いておきたいですね。

「ベタつきが気になって塗る回数が減っていた」
「塗るとしみるので、途中から使っていなかった」

こうしたことは、薬が手に入るかどうかの確認だけでは見えてきません。

なお、クリーム・軟膏とも、著しいびらん面には使用しません。塗布後に赤み、かゆみ、刺激感などが出たり、悪化したりした場合は、使用を中止して医師・薬剤師へ相談してください。

薬局で確認したい4つのポイント

ここからは、今回の供給改善を実務につなげるための提案です。

1.発注制限のメモや申し送りを見直す

限定出荷中の情報が発注画面や棚、申し送りに残っていると、解除後も「注文できない薬」として扱われてしまうことがあります。

通常出荷への移行時期と実際の納品状況を確認し、薬局内の情報も更新しておきましょう。

2.変更していた患者さんの薬歴を確認する

供給事情で他銘柄などへ変更していた場合、入荷再開だけを理由に機械的に元へ戻す必要はありません。

現在の薬で治療を続けられているか、使用感に問題がないか、患者さんが何を希望しているかを確認します。

必要な変更は、処方内容や変更の可否を確認して進めたいところです。

3.残っている塗り薬と、今の使い方を聞く

「家に何本ありますか?」に加えて、「今はどこに、どのくらいの頻度で塗っていますか?」まで聞けると、実際の使用状況が見えてきます。

供給が不安で少量ずつ使っていたり、途中で使わなくなっていたりする可能性もあります。

使用期間や塗る範囲を確認し、処方された使い方につなげましょう。

4.必要量を見通して発注する

解除直後だからこそ、継続患者さんの処方予定と現在庫を確認し、必要量に基づいた発注を心がけたいですね。

待ちに待った供給改善を、安定した調剤につなげていくことが大切です。

外用薬の納品と在庫確認をイメージした配送箱とクリップボード

しぐのひとこと|「いつもの薬を届けられる」は大きい

出荷調整のお知らせが続くと、薬が入らないことへの対応が、日常業務の一部になってしまいます。

それでも、本来は必要な薬を必要なときに届けられることが基本です。

今回の限定出荷解除は、素直にうれしいニュースだと感じます。

そして、調達の見通しが立ったら、その分だけ「きちんと使えているか」「困っていることはないか」にも目を向けたい。

薬が入るようになることを、患者さんの治療を支える時間につなげていきたいですね。

まとめ

ルリコナゾールクリーム1%「イワキ」とルリコナゾール軟膏1%「イワキ」は、2026年10月下旬から通常出荷へ移行します。

対象は両製品の10g×10包装です。具体的な納品予定は、卸へ確認する必要があります。

ついに、待ちに待った出荷調整解除!

このうれしい変化を、日々の安定した調剤と、患者さんへの丁寧な確認につなげていきましょう。

※供給情報は、岩城製薬の2026年10月付「限定出荷解除のご案内」に基づきます。実際の納品状況は、発注時に最新情報をご確認ください。

よくある質問

Q.ルリコナゾール「イワキ」の限定出荷はいつ解除されますか?

クリーム1%・軟膏1%とも、2026年10月下旬から通常出荷へ移行する案内です。具体的な日付は示されていません。

Q.通常出荷になれば、すぐに薬局へ入荷しますか?

納品時期は卸の在庫や配送状況などで異なります。必要な剤形と数量について、実際の納品予定を確認してください。

Q.ルリコンや液剤も解除の対象ですか?

今回の通知の対象は、ルリコナゾールクリーム1%「イワキ」とルリコナゾール軟膏1%「イワキ」の10g×10包装です。他社品や液剤の供給状況は別に確認が必要です。

Q.ルリコナゾールは1日に何回塗りますか?

クリーム・軟膏の承認された用法は、1日1回、患部への塗布です。使用期間や塗る範囲は医師・薬剤師の説明を確認してください。

Q.このクリームや軟膏は爪水虫にも使えますか?

今回のクリーム・軟膏に爪白癬の適応はありません。皮膚用の薬と爪用の薬を混同せず、爪の症状は医療機関で相談してください。

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