ゾルトファイ配合注とBPT療法!特徴やドーズ、空打、日数計算等

糖尿病

薬剤師のしぐですっ

今回は新薬として製造販売承認取得となったゾルトファイ配合注について!

自分も驚きの薬なのですが、持効型溶解インスリンアナログ「トレシーバ®(インスリン デグルデク)」と、ヒトGLP-1アナログ「ビクトーザ®(リラグルチド)」を固定比率で配合した新医療用配合剤で、国内初にして唯一のインスリンとGLP-1受容体作動薬の配合注射液なのです。ついにここでの配合剤ができてしまいました。

BPT療法:まさにゾルトファイ配合注そのもの


ちなみに、最近の糖尿病治療で推奨されている治療法である「BPT療法」ってご存知ですか??
今までの治療では
①内服薬による治療

②経口血糖降下薬+基礎インスリンを組み合わせた「BOT」療法

③強化インスリン療法
といったステップで治療を行っていました。

そこに加わる新しい治療法が「基礎インスリンとGLP-1受容体作動薬との併用療法:BPT療法」です。位置づけ的には、②と③の間に入ってきますね。
③強化インスリン療法では基礎インスリン1回と速効型インスリンを毎食直前に1回ずつの1日計4回注射を行うことになります。

結構体の負担にもなるし、外食や旅行好きな方なんかでは注射の回数をすごく嫌がる患者さんも多かったりします。なのでその治療の前に、1日1回の注射で実績の出てきているBPT療法が世界的にも推奨されているというわけですね。

10年くらい前にインクレチン製剤が国内で発売されてから、すごく普及しましたよね。今では糖尿病治療の第一選択薬になるくらい。実は自分が薬剤師になった年?かその次の年くらいに最初のインクレチン製剤(DPP4阻害薬)のシタグリプチンが発売されました。

そしてこのゾルトファイ配合注。
まさにBPT療法の代表的な注射剤となりそうな予感!ですよね。

ゾルトファイ配合注とドーズ


ゾルトファイ®配合注1ドーズにはインスリンデグルデク1単位とリラグルチド 0.036mgが配合。用法用量は「成人、初期は1日1回10ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして10単位/0.36mg)を皮下注。1日50ドーズを超えない範囲で適宜増減し、注射時刻は原則として毎日一定とする」。

基礎インスリン製剤に比べ低血糖および体重増加のリスクを抑えながら、空腹時および食後の血糖コントロールを改善することができる製剤。
と、こんな感じ。

一応、ゾルトファイ配合注300ドーズ/本です。

自分の薬局ではデグルデクを80単位とか90単位で使用する人もいるのですが、50ドーズはリラグルチドの上限に合わせてってことですもんね。たぶん。

てかデグルデクを1単位きざみに調節するのは当たり前ですが、リラグルチドってこんな微調整するものではなかったですよねー。そこらへんはどうなんでしょうか?やっぱりインクレチン製剤だから多少増減してもそこまで影響はないってことですかね、、、。
メーカーさんに聞いておきます。

まだ発売されてないので、こんな画質の粗いものしか見つけられませんでした、、、。

今のところこんな感じでしょうか。
余談ですが、自分の薬局で在庫している基礎インスリンでは今回のゾルトファイにも含まれてるトレシーバ が1番調剤されます。

GLP-1作動薬では圧倒的にトルリシティ皮下注アテオスです。このトルリシティの面白いところが、医薬品にしてグッドデザイン賞を受賞しているということ!!

医薬品でグッドデザイン賞って。初めて見ましたよ、自分。
「アテオス」の名前の由来も、「当てて押す」からだとか。
うーーーーーむ。いろいろと逸脱だ。ステキです。

というわけで、トルリシティについてまとめたものがコチラ

ゾルトファイ配合注の内容捕捉したよ

補足どころかMRさんから聞けた内容もまとめたよーーーこれが最終回!の予定。
https://shg11710blog.com/糖尿病治療の新薬ゾルトファイ配合注③-特徴・注意点

というわけで、今回はBPT療法とゾルトファイ配合注についてでした!
ではではーしぐでしたっ

最後に紹介したいのがコチラ!

最近自分が気に入ってるレシピプラス糖尿病治療で用いられる注射剤特集

インスリンから GLP-1作動薬の各デバイスの使い方や、プレフィルド製剤の使い方までまとめてくれています。

薬についての説明に加えて、使用方法についても説明が必要になる注射製剤。

とてもわかりやすく、詳しくまとまってるのでとてもオススメです!!

【追記】
BPT療法を含めたインスリンの使い方一覧をまとめたよーーー!みてみてね

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