糖尿病治療新薬!ゾルトファイ配合注③ 特徴・注意点・使い方まとめ。空打ちも

糖尿病

薬剤師のしぐです。

先日、ノボノルディスクファーマのMRさんがゾルトファイ配合注フレックスタッチの説明に来てくれたので細かいところまで質問しちゃいました。

自分が興味あることに関して、その専門の人とたくさんお話できるのってすっごく楽しいですよねーーー。だいぶ話し込みました。

というわけで、今回はメーカーさんに聞けた新しい内容も含めてこれまでのゾルトファイ配合注について書いた内容のまとめです!
おそらく最終回です。


1回目 → https://shg11710blog.com/bptとゾルトファイ配合注
2回目 ↓

※1回目、2回目いらないんじゃね?って意見があると思いますが、ここにはゾルトファイ配合注以外のちょいネタも書いてるので、これは消さずに残しておきます。

ゾルトファイ配合注フレックスタッチの概要

ドーズ:ゾルトファイ配合注特有の単位

ゾルトファイ配合注は、基礎インスリン「トレシーバ®(インスリン デグルデク)」と、ヒトGLP-1アナログ「ビクトーザ®(リラグルチド)」を固定比率で配合した新医療用配合剤。

このゾルトファイ配合注は2剤を固定比率で配合してるため、一般的にインスリン製剤で用いられる「単位」はなく、「ドーズ」「クリック」で使用する。1ドーズにはインスリンデグルデク1単位とリラグルチド 0.036mgが配合。

ゾルトファイ配合注フレックスタッチ

あらかじめ薬液が充填された軽くて押しやすいプレフィルドペン型注入器
「フレックスタッチ」での提供になります。

フレックスペンと比較して、ほとんど力を入れなくても薬液がデュデュデュッと注入されて行くこのフレックスタッチ。

明らかにフレックスペンの「改良版」ではあるんですが、こういった意見も。

患者さん
患者さん

今までのフレックスペンは「押して注入してる感覚」があったけど、このフレックスタッチになってちゃんと注入できてるのか不安になる。

やっぱり何においても、アナログの方が確実で安心という意見はありますよね、、、。

ゾルトファイ配合注の用法用量

成人、初期は1日1回10ドーズ(インスリン デグルデク/リラグルチドとして10単位/0.36mg)を皮下注。1日50ドーズを超えない範囲で適宜増減し、注射時刻は原則として毎日一定とする」。

投与を忘れた場合には、本剤の作用持続時間等の特徴から気づいた時点で直ちに投与できるが、その次の投与は8時間以上あけてから行い、その後は通常の注射時刻に投与するよう指導すること 。

ゾルトファイ配合注の空打ち

ゾルトファイ配合注も、他のインスリン製剤と同じ感覚で、使用前に2ドーズでの空打ちを行う。

日数計算もしやすくて助かりますね!

ゾルトファイ配合注の混和・混合

このゾルトファイ配合注は、ミックス注ではなく、配合注ライゾデグ配合注同様、混合不要

ゾルトファイ配合注の発売日

2019.9/26発売です。
既存医薬品の配合剤ではあるが、新薬の14日分処方制限ありです。

ゾルトファイ配合注の注意点

①食事療法・運動療法に加え、糖尿病用薬による治療で効果不十分な場合に使用。
→ 内服薬による治療をしていれば、インスリン導入の第1剤としての使用可能

②基礎インスリンとの併用は不可。
→ トレシーバ を50単位以上で使用したいからといって、トレシーバ と一緒に処方することは不可ってことですね。なのでトレシーバ を50単位以上で使用したいのであれば「ゾルトファイ配合注+トレシーバ 」ではなくて「ビクトーザ+トレシーバ 」での処方が必要ということ。

③GLP-1アナログの配合剤なので、「原則DPP4阻害薬との併用はしない」

④1日1回ですよ!トレシーバ を1日2回で処方する専門の先生もいるかもしれませんが、ビクトーザとの配合注であることと1日量超過の可能性が出てくるので1日1回の用法は守ってね。

ゾルトファイ配合注の薬価

発売当初は5293円/本。発売数日後に控える消費税増税後は少しだけ高くなるらしいです。

と、いうわけで消費増税の2019.10以降5359円/本になってます

ビクトーザ皮下注のまとめブログでも書いたけど、
ビクトーザは10435円/本なんだよね!ゾルトファイ配合注はそういった面でもすごく経済的な医薬品になるんだよーーー。

とりあえずこんな感じです。
自分的に気になったのは「DPP4阻害薬との併用不可」ってところですね。

これだけシェアを持っているDPP4阻害薬と競合しなければならないなんて、、、。まあ作用機序的にGLP-1アナログはそうなってしまうってのは仕方ないですが。
ノボさんがんばってーーーー!


あと、ネットで調べると他のメーカーさんも、同様の分類での配合注を作ろうとしているような感じ。でも基礎インスリンではトレシーバが1番処方されてる印象にありますよねー。効果的にも安定してそうだし。、、、、ノボさんがんばってーーーー!!

海外では3年前からゾルトファイ配合注の販売がスタートしてるんですけど、トレシーバ 皮下注のシェアを抜いたみたいです。

GLP-1製剤の特徴である体重減少効果
海外の糖尿病患者さんには効果的みたいですね。

日本も食生活や何やら必然的に海外を追ってしまっているようなので、日本でもゾルトファイ配合注のシェアが上がっていく予感ですね、、、。

ちなみに、このゾルトファイ配合注がバッチリドンピシャなBPT療法を含めたインスリンの使用法一覧をまとめました。みてみてくださいね

糖尿病治療!インスリン使用法一覧 カーボカウント〜BPT療法
薬剤師のしぐです。今回は、先日初めて処方を受けたインスリンの使い方について!いつも通りのインスリン処方の下に、...

これでゾルトファイ配合注についてはほぼほぼ書ききったかなーと思います。

逆に、読んでくれてる方で何か他に聞きたいこと等ありましたらぜひコメントでもなんでもいいので連絡ください。可能な限り対応させていただきます〜

コチラ、トルリシティについてのまとめ。

ではではーしぐでしたっ

最後に紹介したいのがコチラ!

最近自分が気に入ってるレシピプラス糖尿病治療で用いられる注射剤特集

インスリンから GLP-1作動薬の各デバイスの使い方や、プレフィルド製剤の使い方までまとめてくれています。

薬についての説明に加えて、使用方法についても説明が必要になる注射製剤。

とてもわかりやすく、詳しくまとまってるのでとてもオススメです!!

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