プリンペラン錠5が出荷停止。でも今回ばかりは仕方がない!

スポンサーリンク

こんばんは!薬剤師のしぐです。

最近、本当に多いですよね。

「限定出荷」
「出荷調整」
「出荷停止」
「販売中止」

薬局で働いていると、もうこの文字を見ない日はないんじゃないかと思うくらいです。

正直なところ、

またか……。

という気持ちになります。

在庫を確認して、卸さんに問い合わせて、代替品を探して、必要なら処方医へ疑義照会して。

ひとつの医薬品が止まるだけでも、現場では結構な負担になります。

そんな中、今回入ってきたのが、

「プリンペラン錠5 出荷停止に関するお知らせ」

でした。

でも、今回の理由を見て……

「あぁ……これは仕方がない。」

そう思いました。

今回の出荷停止の原因は、製造上の問題や需要予測の失敗などではありません。

2026年7月30日に発生した熊本県を震源とする地震。

この地震の影響により、委託先での製造に支障が生じ、プリンペラン錠5の供給継続が難しくなったとのことです。

これはもう、どうしようもないですよね。

昨今の医薬品供給不足については、

「また出荷調整?」
「いつまで続くの?」
「代替品までなくなったらどうするの?」

と、どうしても愚痴のひとつも言いたくなります。

薬局側も本当に疲れています。

でも今回のように、自然災害によって工場の製造そのものに支障が出てしまったのであれば、メーカーに「何とかしてよ」と言える話ではないと思います。

むしろ、人の安全が最優先。

工場やそこで働く方々の状況を考えれば、

薬が作れないなら、まずは無理をしないでほしい。

今回はそんな気持ちのほうが強いです。

プリンペラン錠5は在庫消尽後に出荷停止へ

現在のプリンペラン錠5は、資料上では「A:出荷量通常」「③:限定出荷(他社品の影響)」という状況ですが、在庫がなくなり次第、

C:出荷停止
⑤:供給停止

へ移行する予定です。

包装ごとの出荷停止予定時期は、

  • PTP100錠:2026年9月
  • PTP500錠:2026年10月
  • PTP1000錠:2026年11月
  • バラ1000錠:2027年12月

となっています。

ただし、流通在庫の状況によって時期が前後する可能性もあります。

バラ1000錠だけかなり先まで在庫があるようですが、薬局でよく使われるPTP包装については、比較的早い段階で影響が出てきそうですね。

代替品は「メトクロプラミド錠5mg『NIG』」

今回、日医工から代替品として案内されているのが、

メトクロプラミド錠5mg「NIG」

です。

プリンペラン錠5と同一成分・同一薬価の後発医薬品で、PTP100錠、PTP1000錠が案内されています。

そのため、薬局としては今後、この製品への切り替えを進めていくことになりそうです。

ただ……

ここでちょっと心配になるのが、

「みんなが一斉にNIGへ切り替えて、本当に大丈夫?」

というところ。

ひとつの先発品が供給停止になると、代替品へ注文が集中します。

すると、その代替品まで限定出荷になる。

最近、何度も見てきた流れですよね。

今回の資料ではNIGへの切り替えが案内されていますが、今後の注文状況によっては、こちらの供給状況も注意して見ておきたいところです。

出荷調整には困っている。でも今回はちょっと違う

医薬品の供給問題について、薬局側が困っていることに変わりはありません。

「在庫がありますか?」

「新規採用できますか?」

「代替品は何がありますか?」

こんなやり取りを毎日のように繰り返していると、本当に疲れます。

だからこそ、供給停止のお知らせを見るだけで、反射的に

「またか……」

と思ってしまう。

でも、今回のプリンペランは少し違います。

熊本地震の影響による製造支障。

これは誰かを責めてもどうにもならないことです。

もちろん患者さんへの薬を確保することは大切。

代替品への切り替えも必要です。

でも同時に、

医薬品を作っている工場も、そこで働いているのも人なんですよね。

災害が起きた中で、「薬を止めるな」「早く作って」と無理を求めるのは違うと思います。

今回ばかりは、

出荷停止は困る。ものすごく困る。
でも、この理由なら仕方がない。

そう思います。

まずは現地の安全と復旧が最優先。

そして供給が落ち着くまで、薬局側も代替品をうまく活用しながら対応していくしかありません。

プリンペラン出荷調整まとめ

プリンペラン錠5は、2026年7月30日に発生した熊本県を震源とする地震の影響で製造に支障が生じ、在庫消尽後、当面の間出荷停止となります。

出荷再開時期については現時点では未定で、詳細が判明次第改めて案内される予定です。

昨今の医薬品供給不足には、本当に頭を抱えることばかりです。

でも、すべての出荷停止を同じように考えてはいけないとも感じました。

今回のような自然災害が理由なら、

「困るけど、これは仕方がない!」

まずはそれに尽きます。

熊本の製造現場が一日も早く落ち着き、安全に製造を再開できることを願っています。

そして……

NIGさん。

しばらく頼りにしています……!

ではでは、しぐでしたー

コメント

タイトルとURLをコピーしました