薬剤師のしぐです。
さて、調剤報酬改定内容も決まり、各調剤薬局での方向性も決まりつつあるであろう今日この頃。
概要はコチラです〜
抗がん剤の服薬指導を強化して、特定薬剤管理指導加算2を積極的に算定していくか。
後発品変更率を少しでもあげて、体制加算を算定していくか。
今回は後者の内容に大きく関わることになる、新発売の後発品について。
その名もセレコキシブ!!先発医薬品はセレコックスですね。
セレコックス錠はどちらの薬局でも、けっこう処方されますよね。
そんなもんで、簡単にセレコックス錠のご紹介から、新発売のGE情報までカンタンにまとめてみるよ。
セレコックス錠とは
有効成分
有効成分はセレコキシブ。
作用機序
セレコキシブは、NSAIDsに分類されます。
以前書いたことのある解熱鎮痛剤についての内容がコチラ!
→ https://shg11710blog.com/解熱剤の使い方/
セレコキシブは、NSAIDsのなかでも、よりCOX-2への選択性を高めたNSAIDsです。
胃粘膜で防御因子合成に関わるCOX-1に全く作用しないことで、胃腸障害のリスクを減らしたお薬なんですよね。
ロキソプロフェンなど、一般的なNSAIDsは胃腸障害のリスクの観点で長期処方には不向きだったのに対し、COX-2選択的なセレコキシブは逆に長期処方のほうがよくみるような気がします。
セレコックスの適応、用法用量
関節リウマチの消炎・鎮痛
1回100〜200mgを1日2回、朝・夕食後
変形性関節炎、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱鞘炎の消炎・鎮痛
1回100mgを1日2回、朝・夕食後
手術後、外傷後、抜歯後の消炎・鎮痛
初回400mg。2回目以降1回200mgを1日2回。
頓用初回のみ400mg。必要に応じて以降は200mg、1日2回まで。いずれも6時間以上空ける
その他
胃腸障害は少ないが、長期投与時に心筋梗塞、脳卒中の恐れがあるので注意が必要です。また、長期にわたり漫然と投与しないように注意する。
血小板への作用もありません。
添付文書上は「アスピリン喘息患者には禁忌」となっているが、喘息予防・管理ガイドラインでは使用可となってるんですよね。
ジェネリック医薬品発売決定!2020.6発売です。
でーーーーーーん!
ついに発売になります。GE。
オーソライズドジェネリックが「ファイザー」さんから発売になるようです。
やっぱりAGが1番安心ですよねー。
同じタイミングで、ゼチーアもAGが発売になるんですよね!
2020.6はGE使用促進にすごく影響の出る月になるようです。
皆さんの薬局でもできるだけGE変更率を上昇できるよう、発売日から採用し、積極的に変更していくことをオススメします!
コチラ、AGのセレコキシブ錠「ファイザー」について特徴や薬価、発売日等まとめてます。
発売初月って、すごくお得な期間なんですよね。
先発品で調剤する場合は、「後発品のない先発医薬品」でカウントされるので、実質変更率計算に入ってこないんです。でもGEに変更してお渡しできるのであれば、ちゃんと「調剤したGE」としてカウントされます。
そう!GEで調剤すればしっかりプラスなるけど、先発医薬品で調剤してもマイナスにはならないんです!!すごくお得なこの初月。
今回は6月ですね。
ぜひぜひ皆さん、積極的に変更していきましょう!!
今回はこんな感じ。
ではでは、しぐでした
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