薬剤師のしぐです。
今回は、免疫抑制剤を使用する際に必須と言っても過言ではないくらい一緒に処方される医薬品「バクタ配合錠」の新規格発売について!
そして、名称もまたステキな「バクタミニ配合錠」なもんで、分かりやすくていいですね!
自分の薬局では、バクタ配合錠もそれなりに調剤されますが、圧倒的に以前まではGE医薬品扱いで、今は基準医薬品となりGEとはまた違う分類になってしまった「ダイフェン配合錠」での調剤が多いです。
そういえば、ダイフェン配合錠はいまだに成分にならず、ダイフェン配合錠という商品名を守っています。基準医薬品はこの成分名表記の対象から外れるのでしょうか、、、
では、今回は「バクタミニ配合錠」の成分量や、バクタ配合錠との比較についてまとめていきます!
がん治療でも、プレドニゾロンを比較的高用量にて継続することがあります。そういった場合でも、感染症予防として低用量で併用されるバクタ配合錠。
意外と見る機会多いですよね。
バクタミニ配合錠販売承認!
では早速、塩野義製薬さんから届いた通知がこちら。
発売 塩野義製薬株式会社
製造販売元 シオノギファーマ株式会社
合成抗菌剤
スルファメトキサゾール・トリメトプリム製剤
バクタ配合錠
バクタミニ配合錠
バクタ配合顆粒
このたび、標記製品の新剤形「バクタミニ配合錠」追加の承認取得に伴い、「組成・性状」「用法・用量」等を改訂いたしますので、お知らせ申し上げます。(「バクタミニ配合錠」については、現在発売に向けて準備を進めております。)
なお、薬機法の改正に伴い、令和3年8月1日より医療用医薬品の添付文書の電子化が施行されました。これまで医薬品等の製品に同梱されていた紙の添付文書は順次廃止される予定ですので、電子化された添付文書をご確認くださいますようお願いいたします。
電子化された添付文書は、弊社ホームページもしくはPMDAのホームページにて入手できますが、紙の添付文書が必要な場合は弊社担当者までご連絡ください。
まだ発売準備中ですが、数ヶ月内には販売となりそうですね!
バクタ配合錠は半錠での処方も多いため、この「バクタミニ配合錠」の発売はすごく助かります!!
バクタミニ配合錠の組成
バクタミニ配合錠
1錠中:スルファメトキサゾール100mg・トリメトプリム20mg
ちなみに、バクタ配合錠は1錠中:スルファメトキサゾール400mg・トリメトプリム80mg含有しています。
完全に1/4の成分量ということですね。
バクタ配合錠0.5錠処方=バクタミニ配合錠2錠
となります。
バクタミニ配合錠:製剤の性状
すごく、小さくなって飲みやすいですね!!
バクタミニ配合錠の用法・用量
今回は、簡単にこんな感じ。
自分がこれまで勤めていた薬局では結構一般的に処方されていたバクタ配合錠。
皆さんの薬局では、どうですか?
バクタミニ配合錠の処方がきた場合でも対応できるように、在庫してかなければなりません、、、。
ではではーしぐでしたっ
コメント