こんにちは。薬剤師のしぐです。
SGLT2阻害薬の代表格ともいえる
フォシーガ(ダパグリフロジン)。
糖尿病だけじゃなく、心不全・CKD領域まで広がって、
ここ数年で一気に“超主力薬”になった印象がありますよね。
そんなフォシーガに、ついに――
AG(Authorized Generic)発売予定!
今回、ニプロから
「ダパグリフロジン錠5mg・10mg『ニプロ』」
が案内されていました。
しかも、しっかり
「有効成分、原薬、添加物、製法、製造工場、製造技術が先発品と同一」
という、いわゆる“ガチAG”。
「ついに来たかー!」
と思った薬剤師さんも多いんじゃないでしょうか。
ダパグリフロジン|そもそもAGって?
AG(Authorized Generic)は、
ざっくりいうと
「先発メーカー公認のジェネリック」
です。
普通の後発品と違って、
- 原薬
- 添加物
- 製法
- 工場
まで先発と同じケースもあります。
なので現場感としては、
“ほぼ先発”
という認識を持つ薬剤師さんも多いですよね。
今回のダパグリフロジンAGも、まさにそのタイプ。
ダパグリフロジンAG|ただし、適応はまだ全部そろってない
ここが今回のポイント。
案内を見ると、先発フォシーガにある適応のうち、
- 1型糖尿病
- 慢性心不全
- 慢性腎臓病(CKD)
については、
現時点で承認を取得していないようです。
つまり今のところ、
「2型糖尿病治療剤」
としての発売予定。
ここ、かなり大事です。
ダパグリフロジンAG|「中身は同じ」でも、「適応」は同じじゃない
AGって、どうしても
「先発と完全に同じ」
というイメージを持ちやすいんですが、
実際には
- 効能効果
- 用法用量
- 適応症
が一致していないケースもあります。
特に最近のSGLT2阻害薬って、
- 糖尿病
- 心不全
- 腎保護
と、“循環器・腎臓領域”まで広がっているので、
単純に
「ダパグリフロジンだから全部OK」
とはいかないんですよね。
ダパグリフロジンAG|現場ではちょっと注意が必要かも
例えば、
「フォシーガ→AGへ変更」
となった時に、
処方意図が
- 糖尿病なのか
- 心不全なのか
- CKDなのか
をちゃんと見ないと、
「あれ、この適応まだ無いじゃん…!」
みたいな場面も起こりそう。
特に今は、
SGLT2阻害薬が“血糖降下薬”というより、
“臓器保護薬”
として使われるケースも多いですからね。
ダパグリフロジンAG|それでも、AG発売のインパクトは大きい
とはいえ。
やっぱりフォシーガ級の薬のAG登場は、
インパクトあります。
- 医療費面
- 継続性
- 選択肢
- 供給面
いろんな意味で、現場への影響は大きそう。
しかもダパグリフロジンは、
今後もさらに使用場面が増えていきそうな薬。
だからこそ、
「AGが出た!」
だけじゃなく、
「どこまで適応が取れているのか」
を確認する時代なんだろうな、と感じます。
ダパグリフロジンAG|まとめ
フォシーガAG、ついに発売予定。
でも今回は、
“AG=全部同じ”
ではないことを、改めて感じる案内でした。
SGLT2阻害薬が、
糖尿病薬の枠を超えてきた今だからこそ、
適応の違いって、以前よりずっと重要。
発売されたら、
実際の採用や変更ルールも含めて、現場はかなり動きそうですね。

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