2026年度の新型コロナワクチン定期接種|3学会が接種を強く推奨、対象者・時期・費用を整理

こんにちは、薬剤師のしぐです。
2026年も、
そろそろ、
新型コロナワクチンの定期接種
が始まります。
開始は、
10月。
そんな中、
2026年9月14日、
薬剤師としても押さえておきたいニュースが出ました。
日本感染症学会など3学会が、
2026年度の新型コロナワクチン定期接種について、
対象となる高齢者などへ、
「流行株に合わせた最新のワクチンの接種を強く推奨」
しています。
最近、
以前ほどコロナワクチンのニュースを見なくなりましたよね。
だからこそ、
「今年も定期接種あるの?」
「何歳から?」
「無料?」
「インフルエンザワクチンと一緒に打てる?」
と、
薬局で聞かれる可能性もあります。
今回は、
2026年度の定期接種について、
薬剤師目線で整理してみます。
2026年度も新型コロナワクチンの定期接種を実施
まず、
ここから。
2026年度も、
新型コロナワクチンは、
定期接種として実施されます。
現在の新型コロナワクチンは、
予防接種法上、
B類疾病の定期接種
という位置付けです。
目的は、
主に、
個人の重症化予防。
以前の特例臨時接種とは、
位置付けが変わっています。
自治体の2026年度案内でも、
「接種は強制ではない」
「接種の努力義務はない」
と明記されています。
つまり、
対象者だから、
必ず接種しなければならない。
という制度ではありません。
本人が、
効果と副反応を理解したうえで、
接種を判断します。

2026年度の対象者は?
基本となる定期接種対象者は、
65歳以上の方。
そして、
60〜64歳で一定の基礎疾患がある方。
自治体の案内では、
心臓。
腎臓。
呼吸器。
HIVによる免疫機能障害など、
一定の基準を満たす方が対象とされています。
ここ、
薬局で質問されたら、
「60歳以上なら全員」
ではないので注意ですね。
60〜64歳では、
対象となる障害・基準があります。
最終的には、
住んでいる自治体の案内を確認する。
これが一番確実です。
いつから始まる?
多くの自治体で、
2026年10月1日から
開始予定となっています。
例えば西宮市は、
2026年10月1日〜2027年1月31日。
町田市では、
2026年10月1日〜2027年3月31日を予定しています。
あれ?
期間が違いますよね。
そうなんです。
新型コロナワクチンの定期接種は、
実施期間が自治体によって異なる場合があります。
だから、
「全国どこでも1月31日まで」
などと案内しない方が安全。
患者さんの居住自治体を確認する。
これ、
薬局では大事ですね。
接種回数は?
基本的には、
実施期間中に1回。
例えば西宮市では、
2026年度定期接種について、
実施期間中1回と案内しています。
なお、
過去に新型コロナワクチンの接種歴がない場合の扱いなどは、
接種するワクチンや自治体案内を確認してください。
定期接種として公費の対象になる回数と、
任意接種として自己負担になる回数を、
分けて考える必要があります。
3学会が「強く推奨」
そして、
今回のニュース。
日本感染症学会など3学会は、
2026年度の定期接種について、
対象となる、
65歳以上
そして、
一定の基礎疾患を持つ60〜64歳
に、
流行株に合わせた最新ワクチンの接種を、
強く推奨
しています。
ここ、
少し分かりにくいですよね。
自治体では、
「接種勧奨なし」
「努力義務なし」。
一方、
専門学会では、
「強く推奨」。
矛盾しているようにも見えます。
でも、
これは意味が違います。
「努力義務がない」
というのは、
予防接種制度上の位置付け。
一方、
「強く推奨」
というのは、
医学的な観点からの専門学会の判断。
制度と、
医学的推奨。
ここは、
分けて考えたいところです。

「定期接種=無料」ではない
ここ、
患者さんから聞かれそう。
「定期接種なら無料ですよね?」
実は、
必ず無料とは限りません。
新型コロナワクチンの定期接種では、
自治体によって、
自己負担額が異なります。
つまり、
同じワクチンでも、
住んでいる市区町村によって、
自己負担が変わる可能性があります。
なので薬局では、
「○○円です」
と全国一律で案内するのではなく、
「自治体によって異なるので、お住まいの市区町村で確認してください」
が安全。
自治体サイトでは、
9月に入って、
2026年度の案内が次々と更新されています。
今年はどのワクチンを使う?
新型コロナウイルスは、
変異を続けています。
そのため、
ワクチンも、
流行株に合わせて更新されていきます。
今回、
3学会が、
「流行株に合わせた最新のワクチン」
の接種を推奨している点も重要です。
昔接種したワクチンと、
2026年度に使用されるワクチンを、
同じものとして考えない。
インフルエンザワクチンと同じように、
そのシーズンの流行状況を踏まえたワクチンが使用される、
という理解が分かりやすいと思います。
薬局で聞かれそうな質問
10月が近づくと、
薬局でも、
ワクチンの相談が増えます。
「今年も打った方がいい?」
「前回副反応が強かったんだけど」
「インフルエンザワクチンも打つけど大丈夫?」
「何歳から定期接種?」
「いくら?」
「どこで打てる?」
このあたり。
薬剤師が、
接種する・しないを決めるわけではありません。
でも、
制度を整理して説明する
ことはできます。
特に、
対象年齢。
定期接種か任意接種か。
自治体による費用差。
実施期間。
ここは、
薬局でも答えられるようにしておきたいですね。
昔のコロナワクチン情報には注意
2021年に、

という記事を書いています。
当時は、
医療従事者への優先接種。
特例臨時接種。
1回目・2回目。
そんな時代でした。
あれから5年。
制度も、
ワクチンも、
かなり変わりました。
昔の記事を検索して、
「今も同じ」
と思わないようにする。
これ、
薬剤師側も同じですね。
最新情報を見る。
やっぱり大事です。

インフルエンザシーズンも同時に始まる
10月といえば、
もう一つ。
インフルエンザワクチン。
そして、
冬になると、
インフルエンザ治療薬の処方も増えます。
2026年度の調剤報酬改定では、
インフルエンザに使用する吸入薬についても、
一定の条件で、
吸入薬指導加算
の対象になりました。
こちらは、

で詳しくまとめています。
秋冬は、
コロナ。
インフルエンザ。
ワクチン。
治療薬。
薬局での質問が一気に増える季節。
9月のうちに、
情報を整理しておきたいですね。
薬剤師が押さえておきたい5ポイント
2026年度について、
薬局で最低限押さえるなら、
① 10月から定期接種開始
② 基本対象は65歳以上
③ 60〜64歳は一定の基礎疾患・障害がある方
④ 原則として実施期間中1回
⑤ 費用・実施期間は自治体によって異なる
この5つ。
そして今回、
専門3学会が、
対象者に対して、
最新ワクチンの接種を強く推奨している。
ここまで覚えておけば、
患者さんから質問されたときにも、
かなり整理して答えられると思います。
まとめ|2026年度も10月からコロナワクチン定期接種
2026年度も、
新型コロナワクチンの定期接種が始まります。
対象は、
基本的に、
65歳以上。
そして、
一定の基礎疾患・障害を持つ60〜64歳。
2026年9月には、
日本感染症学会など3学会が、
対象者に対して、
流行株に合わせた最新ワクチンの接種を、
強く推奨
しました。
ただし、
定期接種だから、
全員が必ず打つ。
という制度ではありません。
努力義務はなく、
本人が、
効果と副反応について理解したうえで判断する。
そして、
費用。
接種期間。
接種できる医療機関。
ここは、
自治体によって違います。
薬局で聞かれたら、
まず、
「お住まいの自治体はどちらですか?」
ここから確認する。
2026年の秋冬。
また、
感染症関連の質問が増えてきそうですね。
薬剤師側も、
最新情報へアップデートしておきたいと思います。
ではではー。
しぐでしたっ。
FAQ
Q1. 2026年度の新型コロナワクチン定期接種はいつから?
多くの自治体で2026年10月1日から開始予定です。ただし終了日は自治体によって異なる場合があるため、居住自治体の最新情報を確認してください。
Q2. 定期接種の対象年齢は?
基本的には65歳以上です。60〜64歳でも、心臓・腎臓・呼吸器・免疫機能など一定の障害を持ち基準を満たす方は対象となります。
Q3. 2026年度は何回接種する?
基本的には実施期間中に1回です。過去に接種歴がない場合などは扱いが異なる場合があるため、使用ワクチン・自治体の案内を確認してください。
Q4. 定期接種なら無料ですか?
必ずしも無料ではありません。自己負担額は自治体によって異なります。
Q5. 接種は義務ですか?
いいえ。B類疾病の定期接種であり、接種の努力義務はありません。本人が効果と副反応を理解して判断します。
Q6. 3学会は2026年度の接種を推奨している?
はい。日本感染症学会など3学会は、定期接種対象となる65歳以上や一定の基礎疾患を持つ60〜64歳について、流行株に合わせた最新ワクチンの接種を強く推奨しています。


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